2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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 先週のCAT‐Ladiesゴルフトーナメントは、盛会だった。特に土曜日は、約5,000人近くのギャラリーが、練習場から、スターテングホール(1番、10番)、9番グリーンの周辺まで、こんなに多くのギャラリ-を見たことがないほど、の盛況であった。第1回から第23回まで全大会を見学して
、これほどのギャラリーを見たことはない。(因みに、第1回のトーナメントのギャラリーは3日間で3,000人、第23回の大会は、3日間で、11,000人とのこと)
 
 この大会も、前年(大里桃子選手)と同じように、今を時めく?「黄金世代」の一人、淺井咲希が優勝した。
 そしてもう一つ、LPGAのタイ記録で、1ラウンド11バーディ(うち7連続バーディ)という驚くべき記録を出したのが、蛭田みな実選手である。
 
 以下二人の記事を紹介する。
 
 

《1万時間の凝縮 淺井咲希、黄金の2メートル》

LPGAツアー25戦『CAT Ladies 2019』(賞金総額6,000万円、優勝賞金1,080万円)大会最終日が8月25日、神奈川県箱根町・大箱根カントリークラブ(6,704ヤード/パー73)で行われ、淺井咲希がLPGAツアー初優勝。通算10アンダーで第1日から首位を守る、完全Vで飾った。黄金世代の初優勝は今季5人目。通算9人目となった。2位に通算9アンダーの穴井詩が入り、通算8アンダー、3位はイボミ。(天候:晴れのち曇り 気温:23.7℃ 風速:1.9m/s)

 勝負はドラマの連続。黄金世代は既成の枠には収まらないパワーを秘めている。淺井咲希のLPGAツアー初優勝は、漫画のような決着だった。何しろ、50センチを外して、2メートルをカップインさせてしまうのだから。

 18番、誰もが決まり-と思った50センチのパーパットは、カップを2メートルもオーバーしてしまった。信じられないシーンに、どよめきが起こる。「もう、負けたなぁと思いました。私の感覚でいうと、このままホールアウトできるのかなぁ。緊張してストロークの瞬間、パンチが入り、かなり強かった」と話した。

 続く、ボギーパット。それでも、まだアドバンテージを握っていた。天を少し見上げると、さまざまなシーンが脳裏に浮かぶ。「朝から、まったく緊張しなかった。自分で大丈夫なのだろうか、と感じたぐらいです。プレー中もいろいろなことが、うまくいった。ただ、そう簡単に優勝はできないだろうと、18番では思っていたのです。だから、バーディーパットを寄せて、安全にというか…」。なまなましい葛藤を明かす。

 そして、ちょっとの間をおいて、「あれ(パーパット)を外した瞬間、もう負けたと思ったから、今まで悩んでやってきたことを、ボギーパットに込めてストロークしたから、その勢いで泣いちゃった」。見事なウイニングパットは、おそらく視界が曇り、はっきりと自身の目には映らなかったに違いない。

 困難な状況からはい上がる。これまた、漫画のような体験を話した。昭和のスポ根物語が、淺井家では行われていたのだ。「1万時間やればプロになれる」。父・靖宏さんの教えだ。「ずっと言われた。小さい時からです。形ができるまで、がむしゃらに練習しろという考え。自分でいうのもおかしいけど、1万時間は、余裕で越えている。練習だけではない。1カ月ごとの課題シートを渡され、シートに毎日書かされました」という。

 もちろん、メキメキと上達し、高校2年までは順風満帆。しかし、予期せぬカベにぶち当たる。「団体戦で1メートルのパッティングが、カップで1回転して、私の足に当たりそうになった。それからです。パッティングのスランプで、試合の予選を通らなくなったのは。中学から高校2年まで、予選落ちはない。もうダメだ。ゴルフはやめようと思ったのは」。

 当然のように、卒業後のプロテストは断念するつもりでいたものの、「父が1回は(テスト)受験してほしいといわれました。だから、プロテストは最初で最後のチャレンジ。とにかく、悔いを残さない。どうせなら精いっぱい、練習をして受験しようと頑張った」ことが、一発合格をもたらす。

 人生はわからない。だから、おもしろいのだ。黄金世代9人目のLPGAツアー優勝を飾る。この日のスタート前、渋野日向子から、「最終日、頑張れよ」の激励があったそうだ。

 「シブコもQTで苦戦して、ツアー出場を勝ち取った。あのすごさは異次元だから、同じようには感じていないけど、私も流れと勢いで上がっていこう」。記憶に残る初優勝は、ここ一番を切り抜けてきた、強い精神力がもたらした。





《蛭田みな美 渋野直伝の圧巻7連続バーディー》

一変とは、このことだろう。蛭田みな美が12番から7連続バーディーを決め、18位タイから、通算7アンダーで4位タイへ猛チャージを披露。「試合では3連続バーディーが多かった。というか、今まではそれが限界…」という。では、何が違ったのだろう。そこで、意外な名前が飛び出す。

 「(渋野)日向子ちゃん」とは、聞き捨てならない。凱旋試合の北海道meijiカップ第2日、同組でプレーした。その時、たまたまパッティングの話題が-。「カップへ入れにくいイメージの時は、カップインするイメージだけでストロークすればいい。そんな話を聞いて実際にそうだなぁと思った。私は、パッティングの際、いいイメージをあまりつくっていない」と振り返る。

 プラスの想像力が好感触を得たのは前週から。「パッティングの調子が上向いた。きょうの結果をみると、やっぱり上向きですね」と確信に変わる。とりわけ、最終18番は2メートルとはいうものの、「カップインさせるよりも、タッチを合わせに行った」そうだ。この日はLPGAツアー1ラウンド最多タイの、11バーディーを奪取したが、2ボギー、1ダブルボギーの内容。「まだまだ、これからです。後半戦、これからもっと頑張らないといけません」と、改めて自身のスコアを見直した。


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