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  体のお悩みなんでもQ&A・・・サルコペニア編(その1)

   年を重ねることで始まる筋肉量の減少に伴い、筋力や身体能力が低下するのが

   「サルコペニア」です。

   今回は40~50代も注意が必要といわれるサルコペニアについて、皆さんの気に

   なる疑問にお答えします。

           (資料:(株)富士フィルムヘルスケアラボラトリー irodori

                        -2025年12月号健康特集・「体のお悩みなんでもQ&A」より

            抜粋。監修:川本 徹氏・東京女子医科大学非常勤講師他)

 

Q 最近、歩くのが遅くなってきたかも・・・・・。

   「歩くのが遅い」と家族や同僚に指摘されます。言われるまで気にしていなかっ

   たのでですが、どんな原因が考えられるのでしょう。

  

A  歩く速度の低下は「サルコペニア」で現れやすく要注意の症状で

  す。

    主に加齢によって筋肉の量が減少し、筋力と身体能力が低下した状態が「サルコ

   ペニア」で、「筋力減少症」とも呼ばれています。

    「歩くスピードが遅くなってきた」「周りの人より遅い」という場合、関節の不調

   やバランス感覚の低下といった原因も考えられるものの、最も多く注意が必要な原

   因が「筋力の低下」です。

    人間の筋肉量は、20台をピークに、10年間に男性は約2kgずつ、じょせいはやく

   1kgずつ減るといわれています。75~79歳男女の約2割、80歳以上では男性の約3

   割、女性の約半数がサルコペニアという研究結果もあります。

    「年を取れば筋力が落ちるのは仕方がない」と安易に考えがちですが、サルコペ

   ニアが近年注目されているのは、それが寝たきりや要介護状態を引き起こす重大な

   要因となるからです。加えて、サルコペニアになると糖尿病や肺炎など多くの病気

   を発症しやすくなり、死亡率が高くなることもわかってきました。

    当院の患者さんでも、「歩くのが遅くなった」と訴えて受診される40~50代の方

   が少なくありません。それだけサルコペニアの危険性が広く知られるところとなっ 

   てきているのでしょう。

    歩く速度のほか、「歩き方」でも筋力低下に気づくことができます。左右に揺れる

   歩き方は、股関節周りの筋肉が衰えていることの現れ。思い当たる方は、早めのサ

   ルコペニア対策を始めましょう。

   

➡ サルコペニアの分類

 

   サルコペニアは、「加齢」が主な原因となる一次性サルコペニアのほか、「運動

不足、病気、低栄養など加齢以外」の原因で起こる二次性サルコペニアに分けられま

す。

 

一次性 加齢性サルコペニア 加齢以外に明らかな原因がないもの

 

二次性 活動によるサルコペニア 寝たきりや長期的な安静状態、不活発な生活

                スタイルによるもの

    病気によるサルコペニア 重症臓器不全(心臓や肺、肝臓など)、炎症性  

                疾患、内分泌疾患によるもの

    栄養によるサルコペニア エネルギーとタンパク質の摂取量不足(吸収

                不良、消化管疾患、および食欲不振)などによる

                もの

    <若年層も要注意>

 

 

<以下、次回>

 

  

 

 

       

 


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