2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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  体のお悩みなんでもQ & A(血管の健康・その3)

Q. コレステロール値が高めなのですが・・・・・。40代・男性

   血中コレステロール値が高めです。

   コレステロール値が高いと体にどんな影響がありますか。

A. 血中に増えすぎたコレステロールは動脈硬化のリスクを高めます。

 LDL・HDLコレステロールなどの個別チェックを。

    コレステロールは人間の体内に存在する脂質の一つ。悪者のように思われがちで

   すが、細胞膜や性ホルモン、ストレスに対抗する副腎皮質ホルモン、ビタミンD、脂

   肪の消化・吸収を助ける胆汁酸の材料になるなどで働く重要な成分です。

     しかし、血中に増えすぎると動脈硬化を進める大きな要因になるので、健診など

   でチェックします。最近では血中コレステロールの総量である総コレステロール値

   より、LDLコレステロール値やHDLコレステロール値などを個別にチェックするのが

   一般的です。

    コレステロールなどの脂質は「リポたんぱく」というカプセルに入って血中に存

   在します。いわばトラックに乗っているような状態です。血管壁などの組織にコレ

   ステロールを届けるのが「LDL」というトラックで、これに乗っている「LDLコレス

   テロール」が多すぎると動脈硬化が進みやすくなるので「悪玉」と呼ばれます。

    組織から余分なコレステロールを回収して処理場である肝臓に運ぶのが「HDL」と

   いうトラックで、これにのる「HDLコレステロール」が十分あると動脈硬化が進みに

   くいので「善玉」と呼ばれています。

    なお、「中性脂肪(トリグリセライド)」も運動するときのエネルギー源として必

   要なものですが、一定以上になると脂質代謝に悪影響を及ぼし、動脈硬化を促進し

   ます。

    高いコレステロール値を放置すると、動脈硬化が進んで心臓病や脳梗塞などのリ

   スクが高まります。早めに数値を改善する努力をしましょう。

 

◎ 動脈硬化で起こりうるリスク

    特に動脈硬化の起こりやすいのが、心臓の冠動脈や脳動脈ですが、ほかにも手足

   など全身の動脈に起こる可能性があり、部位によって発症する病気が異なります。

 

   ◆ 心臓の動脈の場合

      ●狭心症

      ●心筋梗塞

 

    ◆ 胸やお腹の動脈の場合

      ●大動脈瘤

      ●大動脈解離

 

    ◆ 脳の動脈の場合

      ●脳卒中(脳梗塞・脳出血など)

 

    ◆ 腎臓の動脈の場合

      ●腎血管性高血圧

      ●慢性腎臓病

 

    ◆ 手・足の動脈の場合

      ●末梢動脈疾患

 

 

<以下、次回>  

 

 


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