2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
久し振りにハーフ30台が出ました。
10月~11月は、1年を通して2回目のトップシーズンと思っています。 1回目は、4月~5月です。新緑がまぶしくて、周りが生き生きとして、芝もしっかりついてゴルファーにとっては最高の季節です。 2回目は、10月~11月です。紅葉と秋空のコントラストがよくて、寒くもなく、暑くもなく気温的にも最高の時期です。 そんな10月。4ラウンドをすでに消化しました。 11月もすでに4ラウンドの予約が入っています。 先週土曜日は、メンバーコースの土曜会に参加しました。 メンバーは、会長のK氏他なじみの皆さんとのラウンドでした。 気楽にプレーできたこともある(まさにゴルフの挨拶にある、“メンバーに恵まれまして・・・”ということ)が、ツキも、ラッキーも重なって、ハーフ39が出た。 パットも比較的よく入った(14パット)が、この要因は、いつもより強め(オーバー目)に打つことを心がけたのが良かったようだ。 特に最終9番ホール。390ヤードが7メートルに2オン。上りのスライスラインと読んだ。 「斉藤さん、それを入れてバーデ―・39だ。ボギー覚悟で狙うしかないね」と会長のK氏。この念押しがきいた。 スライスラインを多少強めにヒットした。 真中から気持ちよくカップインでした。 久し振りのハーフ39で、「斉藤さん、バーディーの数だけ飲むんだね」とこれまた会長さんのささやき。そういえば、前回、氏と回った時もバーディー2個だったようだ。 さて後半のハーフ。ロック2杯飲んだ割には大叩きもなく、7ホール終わって5オーバー。あと2ホールをパーでしのげば久し振りの70台と色気が出る。しかし8番は、このコースの難関ホール。上り600ヤードパー5.ボギーオンならずの3パットで痛恨のダボ。だが、このコースはパー35なので、最終ホールにバーディーを取れば何とか80で行けるかも。 最終ホールは下りの330ヤード。上手くいけばバーディも可能なホール。1打目は右からフックをかけてまずまずのショット、と思った。 が、落下点に行って唖然とした。ナント!このコースの真中にある名物の木の真後ろ10センチにボールがある。万事休す。 仕方なく2打目は横に出すだけ。そして3打目は乗らず、パットは入らずでダボ。 久し振りの70台も夢と消えた。ああ、素人のゴルフでした。 <ゴルフは楽し、70台は遠し・・の1日でした・・・10/23> PR
久し振りに、陽水のコンサートと出会いがあった。
スーパースターと呼ばれた陽水サンも今年で、6X歳(同期生?) いきなりの、 “ミスキャスト”は好きな曲だ。いや私にとっては意味のある懐かしい曲である。見よう見まねでカラオケで歌っていた頃、この曲は店の歌詞カードにはまずない。だからカラオケで歌った記憶がない。なのになぜ懐かしいか。この曲を昔よくきいた頃の職場に、まさに“ミスキャスト”と言える張本人がいた。(あくまでも私の勝手な思いであるが) 彼の主義主張、言動が、私のそれと全く合わないというか、そりが合わないのである。だから彼がその職場(役員であったが)にいることは、まさに“ミスキャスト“だと密かに思ったものだ。 以後、25年余りになるが、この曲を聴くたびに彼を思い出す。そして「あれはミスキャスト!」と今でも思う。 “少年時代”・・この曲の思い出は、何と言っても7年前に故人になられた弁護士のIKD先生である。 私が先生とお付き合い頂くようになったのは、私が前々職場のいわば終番の頃からである。仕事でのお付き合いもさることながら、仕事以外のお付き合いが多かったような気がする。先生はゴルフが好きで、公私ともお供させて頂いた。(特に先生が主宰するIKD杯の常連として3回程優勝させて頂いた) 私が前職場で上場の仕事で苦戦していた頃は、時折声をかけて頂き、激励して頂いた。 7年前の4月早々、私の常務昇格祝いを丸の内の某クラブで開催して頂いた。宴席が終わり2次会で6本木の先生の行きつけのお店に寄った。皆で(4人)一曲ずつカラオケを歌う事になった。 先生が披露された歌が“少年時代”であった。 同席したM氏が、この時の様子を当時性能のイマイチ(画素数が低かった)だった携帯カメラで撮ってくれた。ピントはずれでしたが、輪郭がそれとなく先生をしっかり捉えている。貴重なラスト・シーンである。・・・先生はこの翌月、グリーン上で帰らぬ人となった。 <私のために歌ってくれた“少年時代”を大切にしておこうと思う。> コンサートでその他に歌った曲(私の知っている曲) ・ジャスト・フィット ・リバーサイド・ホテル ・傘がない ・いっそセレナーデ 等でした。 昔はギターの弾き語りだった筈だが、今は伴奏もすっかり変わってしまった。 ・キーボード担当が二人(ピアノ・オルガン系とリズムバンド系) ・パーカッション担当一人(ドラム・ティンパニ―・ボンゴ等打楽器の 他、小物の類を織り交ぜて・・・・女性が担当でした) ・ギター担当一人(エレキ・ベース・アコースチックギターなど) そして本人が時々ギターで伴奏していました。 フォーク・ニューミュウジックというよりも、軽快なリズム、重厚なパーカッション、アコースチック、キーボード演奏とそしてフォークギター を織り交ぜたスタイルに変わっていました。 6X才になって、流石に声量が落ちたかな?と思われる場面もチラッとあったが、さすがは、スーパースターは死なず。あのハイトーンで2時間を歌いっぱなし。拍手喝さいでした。 「人は、人を見ることが、一番の娯(たの)しみですね。その為に芸術があるのですが、出来れば、なまの人を見ているのがいちばん人を弾ませることです」とどなたかが言っている言葉を思い出しました。 <10月17日 厚木文化会館公演より> (近況報告) Kちゃん
お元気ですか?
ようやく秋らしくなってきました。その後体調の方はいかがですか?
じっくりと付き合っていくしかないといわれていましたが、(酒、コーヒー)飲まず・(たばこ)吸わず・(ゴルフ)動かずの生活はさぞ辛い日々だと思いますが・・・。
ものは考えようで、この時期(年代)に来て、[少しすべてを休みなさい。次の飛躍・・[長生き]の準備期間ですよ」と、神様が与えてくれた試練・チャンスであると思う事が大切だと思います。
私の周りの人で、やはり60歳前後に大病を患い、それをうまく乗り越えた人は、以降、健康で息の長い人生を送っている人がいます。これを乗り切れなかった人は、一足早く別世界に旅立ったような気がします。人によっては突然の場合もありますが、じっくり再生のチャンスを与えられる人があるように思います。(これはあくまで私の勝手な持論ですが)
実は私も5年前に一つの試練があったような気がします。
前の会社の最後の一年は、体の不調があちこちに出て大変辛い、不安な1年でした。
①左目の眼圧が上がり、視界が霞がかかったようにぼんやりとしか見えない
②奥歯が痛んで眠れない日々が続く
③不整脈で心臓のドキドキが続く
④歩いたり屈伸したりすると股関節が痛い
⑤不眠症と微熱(37~37.5度くらい)が続く
等々が同時に押し寄せてきました。それでいてどれも原因がはっきりせず、まさにその次に何が来るのか、人生の終わり(?)を予感しながら、不安な毎日を過ごした日々でした。
当然ながら、眼科、歯科、循環器科、整形外科、内科、泌尿器科、人間ドック等々を掛け持ちで通いました。
今もって、あの“病の嵐”は何だったのだろうかと思いますが・・・。結局のところ病名も原因も分からずじまいでした。僅かにはっきりしていることは、1年間の医療費負担額が40万(健保負担を合わせると有に400万円程度の支払い?)にもなり、初めて医療費控除の確定申告をした記憶があります。
以下はその時の検査から現在に続いている治療等の「病気との闘いーーアーカイブス」です
<眼科>
会社の近くの眼科医に飛び込む。ともかく左目の視界が曇りガラスのように見えにくいのだ。痛みはないが、目にゴミが入ったような感じと、目脂(めやに)の様なものが覆っている感じだった。色々検査した結果、黄班変性症の疑いとのことで定期的に観察することとし、今回は眼薬で治療。2~3日で治癒した。黄班変性症は老化に伴うもので、その後も2回ほど同じ症状が発症している。そのたびに、眼圧が上がり、視野の検査をするが・・病名は??。
<歯科>
前夜からの奥歯の痛みで、自宅近くの歯科医に飛び込む。30分待って受付してもらおうとしたが、「当院はすべて予約制であり、受付できない」という。歯の急な痛みなんか予約できるものではない!と腹が立った。歯医者には人道的な気持ちはないのかと憤ったがダメなものはダメ、仕方なく別の医者を探す。
数回の治療後に痛みは治まったが、歯周病的なものらしい。その後は痛みがない。長い間の喫煙が影響との説もあるが・・・。特に医者のご指導はない!
<循環器科>
不整脈が頻繁に続いたため、内科主治医の紹介で受診。当時高血圧もあった。(最高150-最低90前後)取りあえず投薬で不整脈はおさまったが、血圧対策の他、血糖値(HbA1cが5.8程度あった)、コレステロール(LDL:悪玉コレステロールが100程度とやや高い)により、食生活の改善と減量を勧められた。
当時62キロ程度の体重で、あまり太っているという認識はなかったが、栄養士の指導のもと、4カ月で8キロの減量を断行した。この結果、血糖値の改善(HbA1c:5.3)や血圧の若干の低下・安定につながり、その後現在まで体重は54キロ以内に維持している。また循環器診察は6カ月ごと継続検査している。
<整形外科>
股関節に鈍痛があった。
骨と軟骨の一般的老化による症状と言われ、月1~2回診察・治療(電気、カイロプラクテク、マッサージ)を受けたがあまり効果ない。最近マスコミなどで宣伝されている、グルコサミンやコンドロイチンの類は、直接骨に吸収されるものではない等の記事を聞くにつけ、老化現象を治療・再生する薬はない(一時的に痛みを止める事は出来るが)と教えられ、治療は止めた。今は散歩、水泳などを適度にやっている。立ち上がる時や走り始めに多少ぎこちなさはあるが・・・。その気になれば10キロ位は走れるので・・気にしてない!
<内科>
近所では名医(?)として評判があり、私は主治医として定期的に通って体調管理の指導を受けている。この先生の指示で、6か月ごとの循環器検査・胃腸の内視鏡検査・大腸の内視鏡検査、血液検査、人間ドックの結果診断等により、総合的な問診と健康指導・投薬を受けている。・・いい先生です。全面的に信頼しています。
現在薬の服用は、
・降圧剤2種類(朝晩用)・・・120-70位で安定している
・コレステロール低下剤(基準値内だが)・・80-90位で安定している
・不整脈予防剤・・その後ほとんどドキドキは起きていない
・胃薬(消化剤、胃炎防止)・・逆流性胃炎の疑いで、食後2時間は寝
ないようにとの忠告ある。痛みはない。
<泌尿器科>
以前より尿の出が悪く、夜に頻尿(一晩に3~4回)があり、検査した結果、
前立腺肥大(老化によりよくあるケース)と言われた。昔は手術しか方法がなかったそうな。今は良い薬があって手術はあまりしない。但し、肥大が治るわけではない。投薬で一生お付き合いしなさいと言われている(手術するまでもないが、年々数値は上がっていくものらしい)肥大が必ずしも癌になるとは限らない(癌は別物)が、まれに癌化するケースもあり、定期検査(PSA検査という血液検査)継続を勧められている。これだけは大学病院に2カ月に1回通っている。
<微熱が続いた頃(5年前)の話>
どうしても原因が分からず、他の大学病院で人間ドックを受けたが、特に異常は見つからず、上記の内科・循環器の治療・投薬で問題ないとのセカンドオピニオンを得た。
その年の年末年始に、思い切って1週間の温泉巡りをした。その時は、温泉に何回も入ってよく眠った。1週間して、体が軽くなった気がした。
家に帰って熱を測ったら、2カ月続いていた微熱が“平熱“に戻っていた。
温泉(湯治ともいうが)の効用か、静養の効果があったのか、多分両方よかったのだと思う。
熱が下がったので、年明けから、栄養士の指導によるダイエットを始めた。
1日当たり1500カロリー内の食事制限。但し運動はこれまで通り続行。
(水泳週2回:500~1000メートルか水中ウオーキング2000メートル、ウオーキング週2回5Kから10K、週1回のマシントレーニング1.5時間等・・今も同じように継続している)・・・・これだと食べる量(カロリー)より消費する量(カロリー)が完全に多いそうだ。
4カ月後、早くも8Kgの減量となった。循環器のドクターに報告。「短期間で結果を出しましたね。すごい!」と褒められた。そして、[体重が減ると血圧もある程度下がります]という。それ以降は体重を54Kに維持することを心がけている。
こうして、体の不調を感じてから約6カ月後、一皮むけて(一回り細マッチョになって)私は再生を果たしました。
<閑話休題>
話は変わるが、会社の若い人達(全社員20から30代だが)から、8月末頃に、[来年2月の東京マラソンに参加しよう]という話が持ち上がった。
誘われるがままに、「ではフルマラソンに申し込みます」となった。
10月13日、その出場者の抽選結果が通知された。(インターネットで)
残念ながら全員(13名)とも「外れ」た。
だが私には副産物があった。マラソンを申し込んでから、密かに毎週ランニングを意識して行った。5Kから始めて10Kくらいまで走れるようになった。
土・日だけだが、股関節の痛みを騙しだまし克服して、かつ、いい汗かいてのランニングはそれなりに意義がある。
先週の日曜日、体脂肪率を計測したら、ナント、「11.6%→8.2%」と出た。更に、この2ヶ月間で、体重(53.7K)が変わらない中で、筋肉量が増加(45.0→46.7K)し、内臓脂肪が減少(8.58→8.12)したのだ。
インストラクター曰く。[満点の成果です。この体脂肪率は、スポーツ選手並みです]と褒められた。
[東京マラソン出場]の夢はかなわなかったが、副産物として体質改善できたことが何よりのご褒美でした。
<仕事の話>
7月末の株主総会で再び常勤監査役に戻りました。
「監査役」のイメージを最近自分で変えています。
会社の公式な出番は、毎週金曜日の経営会議と、月1回の取締役会・監査役会である。だから、週1日+月1日でいいのではないかとなるが・・・。
監査役の役割は、会議に出るだけではない。会社の重要会議に出席するのは必須だが、常勤監査役は、常時、取締役の執行を監視・検証する(そのための行動もある)のが役割。業務執行の監視とは、毎日の取締役のあらゆる業務運営を見ておくことが必要だから、常にそういう場にいることが必要となる。そして彼らの執行についての妥当性を判断するためには、各種の法令・定款、会社規程、世の中の情勢から、業界の動向、法律、経済、会計・財務等々、取締役の業務執行、会社経営にまつわる必要な情報・知識を持ち合わせていなければならないとされている。そのことを考えると、毎日・毎時間は情報の収集と勉強等でとても忙しい。
加えて、老化(?)に伴う理解力の遅さ、記憶力の減退もあって、時間がとても短く感じる。会議等出席以外の時間は、こうしたあらゆる情報収集や学習(?)に費やしています。幸いにも東京にいると、様々な情報収集の場があって、よく社外セミナー等に出かけます。
時々、監査役の枠を超えて(?)、先輩ぶって話をする時が多くなりました。そういう時は決まって話が長くなります。賛否両論ありますが、私は、経験談を話してあげる方が良いと思っています。ただ、気をつけていることは、べき論で彼らの執行を邪魔しない、言いすぎない、出しゃばらないよう心がけています。
監査役の存在理由は、「法令・定款に違反していないことを監視・検証する」範囲に限定した監査役も多い、いわゆる名ばかり監査役とか、[閑散役]といわれる人も多いのですが、私は、それだけの監査役ならば、監査役報酬はかなり返上すべきだと思います。
監査役は、時には経営陣よりも多くの知識、経験、情報等を要求されるものと理解している。そのためにも、一にも二にも勉強・情報収集だと思う。また、私は、拙い経験や知識はもちろん、セミナー、シンポジューム、研修会等で得た情報は、出来る限り彼ら執行部門にも必要に応じて伝え、フィードバックし、情報の共有に心がけています。それが若い軍団で経営している当社において、69歳の監査役に課せられた義務(ある種の存在意義)でもあるかなと思います。
<日常生活>
月曜から金曜日まで、せっせと渋谷・道玄坂に通う。朝・晩の各30分は2駅手前で電車を降りて(朝は三軒茶屋から道玄坂へ、夜は道玄坂から下北沢まで)、ウオーキング通勤です。
朝食は9時30分頃会社へ着いてから、パン食。
昼食は外食。夜はだいたい9時頃帰宅して夕食後、就寝は12時頃。週に1,2回はアルコールを抜くよう心がけている。
体調は今のところ、ここという不調なところはない。主治医の話では、週に4日くらいの勤務(水曜を休む)であれば、あと10年くらいは勤務できる・・やりなさい!と言われているが・・・・。
ゴルフは平均して月2回程度。メンバーコースで土曜日が主。年配者とのラウンドが多く、気楽にプレーできる。最近はドライバーが200ヤード内外。
寄せとパットで何とか90前後でラウンドする。
カラオケはほとんどやらなくなった。外で飲む機会が少なくなったせいもある。
そんな毎日を過ごしています。
又いつか会える日を楽しみにしております。
ご自愛ください。
平成22年10月体育日
<これは25年来の友人、愛知県のK君に宛てた手紙である。彼は昨年秋、突然「潰瘍性(ウイルス性)大腸炎」という難病に冒され、仕事(自営)を廃業し、闘病生活を送っている。1日も早い回復を祈っている・・・10/20>
10月は年度の中で一つの節目。
3月決算の会社では、10月から第3四半期又は下期として新たな期間を迎える。 また、人事異動なども10月1日付という会社も多い。 新入社員にとっては、6ヶ月間の研修期間が終わって配属決定のケースもある。 来年新卒者にとっては、本年10月1日に内定式と称して会社に集合させられるケースもある。会社側も新卒予定者もそれぞれ意思確認(?)もあるが、新卒予定者にとっては、ほっとする場面でもある。人事担当としてそんな事をやっていた4年前が懐かしい。 今年の10月1日は、そんな新卒関連ではないが、久し振りに人事異動で昇進した後輩のお祝いに駆けつける機会があった。 前々職場の後輩だがあまり顔見知りではない。ただ、同じようにお祝いで駆けつけた面々に昔の同僚後輩が何人かいて楽しく過ごすことができた。 TAJさん:実質の主宰者。引退したがボランテアとか公益事業(?)に参加して忙しい毎日を過ごしていらっしゃる。40年来のお付き合いである。 NANさん:スポーツマンで昔はよく昼休み時間にランニングしていた。今も元気いっぱい現役の役員。 SIMさん:昔二人で穂高に登った仲間。今も関連会社の部長さん。 AOKさん:お酒を飲むと愉快になる元首相のお孫さん。私立大学の部長さんで活躍中。 みんな元気で明るい仲間。昔のようにカラオケも行って楽しい一夜でした。 こんな機会があと何回あるかなと考えるとチト寂しくなるが、声がかかるうちは参加したいと思う。これからは“一期一会”かもしれぬ、と何でも声がかかると参加している昨今である。 <後輩の昇進祝いに参加して・・・・・・10月15日記>
「老いない体の作り方」について読書感想です。
最近巷で隠れたベストセラーになっている本がある。
骨博士が教えるー「老いない体」のつくり方―
キーワードは、骨と軟骨を強くすることだ!
「健康で長生き」の秘密は骨にある!
と言っている。
少し内容を紹介したい。
<骨と軟骨の話>
[日本は高齢化先進国]
・日本の男性の平均寿命は79歳(世界第2位)
・ 同 女性の平均寿命は85歳(世界第1位)
・高齢者とは65歳以上を指すが、日本は高齢者人口22%
(2007年現在)2050年には36%と推測されている・・年金 はどうなっているだろう。医療費はどうなっているだろう・ ・・と私は心配だがそんな事は書いてない)
・80歳になると平均して8種類の病気を持つ→このため
寿命よりも生活の質(クオリティ・オブ・ライフ)を低下させ てしまう
[高齢者の寝たきりの原因の1割は骨粗鬆症]
・骨粗鬆症とは骨がスカスカになった状態
・年を取ると、骨折等で治癒する力が落ちてくる(仮骨が
出来にくくなる)
・長期間の安静で心身の活動性が低下することにより引き
起こされる病的な状態のことを[廃用症候群]と言う。
筋肉:1週間の安静で、約10%の筋力低下
関節:3週間の安静で、固くなり曲がりにくくなる
心・肺:3週間の安静で、機能が10%以上低下
高齢者においては、安静による悪影響である廃用症候
群がより顕著に出やすくなる→そのまま寝たきりになっ てしまう事が多い。
[女性に多い変形性関節症]
・お年寄りがひざが痛いとか、膝に水がたまって歩きにくい
とかは、多くはこの疾患が原因。男性よりも女性に約4倍 多くみられる
・関節は、骨と骨をつなぐとともに、衝撃を吸収し、滑らか
な運動を可能にする。その際に[クッション]と「ちょうつ がい」の両方の役割をしている組織が関節軟骨です。
・関節軟骨が、老化に加えて長年の使用で過剰な力学的
負荷を受け劣化するために起こるのが「変形性関節症」 と考えられている。
・肥満が重要な危険因子(リスクファクター)と言われている。
[寝たきりにならないためには、骨と軟骨の病気予防が重要]
<骨や軟骨などの「運動器」の低下に気付くためのチェック>
①片足立ちで靴下をはけない
②家の中でつまずいたり滑ったりする
③階段を上るのに手すりが必要
④横断歩道を青信号で渡りきれない
⑤15分位続けて歩けない
これらが1つでもあれば、運動器症候群(ロコモティブ・シンド
ローム)の可能性がある→医療機関の受診を!
≪特に高齢者においては、寝たきりになるという事は、単に
運動の自由を奪われたことにとどまらず、更に運動能力の 低下が進行するとともに、心臓や肺などの他の臓器の機能 も低下する。又外界との接触が減って精神の活動も低下し、 認知症になりやすくなる≫
・・・・・中略・・・・・
<間違いだらけの健康常識>
[骨の病的老化を促進する過度のダイエット]
・過度の体重減少は骨粗鬆症のリスクファクターとなる
→栄養摂取が少なく、骨の材料となるカルシュウムやタン
パクなどの摂取が低下していることが大きな原因です。 変形性関節症のリスクにつながります。
・特に、長期間にわたって1種類の食べ物だけを摂取した
り、断食する方法は、栄養のバランスを崩し、骨に必要 な栄養素であるカルシュウム、ビタミンD、蛋白、ビタミン K、ビタミンC、マグネシュウム、微量元素等の不足を招 きます。
・「痩せるために食事は取らず、お酒だけ飲んで食事を済
ます」では健康を 維持するのに十分な栄養を得ること ができません。お酒は、「エンプティ・ カロリー」(空っぽ のカロリー)ともいわれ、エネルギー以外の栄養素はほ とんど含んでいません。
[過度の肥満は軟骨の病的な老化の最大のリスクファクター]
・肥満はまた、歯周病のリスクを高め、更に、過度の肥満は、
動脈硬化や 糖尿病などの他の臓器の生活習慣病のリス クを高めます。
<過度のやせも肥満も、また、過度の安静も過激な運動
も骨と軟骨の健康には望ましくないことになります。 [中庸]が大事>
[サプリメントより、バランスのとれた食事]
・軟骨の成分の1部であるコンドロイチンやグルコサミンが
有名ですが、コンドロイチンは分子量が大きいので飲んで もそのまま吸収されません。グルコサミンは吸収されるの か確実には分かっていません。 ・ダイエットで食事制限をしているときに、足りない栄養素 だけをサプリメントで補うのは、健康に必要な栄養素を すべて摂取することは極めて難しい(前記の骨と軟骨の ための栄養素の他にも炭水化物や脂肪分など、普通 の食事に含まれている栄養素を摂取せねばなりません)
・ダイエットは結構ですが、栄養素を犠牲にするようなダイ
エットはすべきでありません。栄養素のバランスを保ち ながら、カロリーを無理のない範囲で制限する形が望ま しいのです。(加えてカロリーを消費することも必要です ・・・読者の声)
≪無理なダイエットは将来に亘って骨と軟骨の健康を
犠牲にしてしまう≫
[喫煙と過度の飲酒は骨の病的老化を促進する]
・喫煙は骨量を減らすだけでなく、歯周病を悪化させます。
過度の飲酒は、食事を十分に取らず、栄養バランスが 悪くなり、骨の減量となるカルシュウムやたんぱく質の 摂取が低下し骨量の減少につながります。コーヒーに 含まれるカフェインの過度の摂取が、尿からのカルシュ ウムの排せつを増やして、骨量を低下させる可能性が あります。
≪喫煙はきっぱりとやめるべきであり、アルコールも
カフェインも大量に摂取することは慎むべきで、やは り[中庸]が大事!≫
≪例え有名で人気のある健康法であっても、きちんと
した有効性のデータがあるか、骨や軟骨の病的老化 を促進するリスクファクターを含んでいないかを冷静 に見極めることが大事≫
≪[ある1つの事をするだけで、すべての問題が解決
する]というような宣伝に出会ったら、決して飛びつ かず、眉に唾をつけるべきです。我々の体の仕組み は、理解しているよりずっとずっと複雑です≫
<骨と軟骨を強くする実践編>・・まとめ
[乳製品、魚、豆腐などから十分なカルシュウムを摂取
する]
・カルシュウムは我々の体が作り出すことのできる物質
ではないので、食物から十分な量を摂取する必要が ある
・カルシュウムが豊富な食べ物の代表は乳製品。牛乳
に含まれるカルシュウムは吸収効率が高い。
・動物性の食物では、イワシの丸ぼし、シラスなど。植
物性では、豆腐、大豆、ゴマ、干しヒジキ、小松菜など。
・インスタント食品、加工食品、清涼飲料水には大量の
リンが入っていて、カルシュウムの吸収を妨害します。 過剰には取らないことが賢明。
・食塩の取り過ぎは、カルシュウムの尿への排せつを
増加させ、高血圧の原因にもなる。
[欠かすことのできないビタミンD]
・ビタミンDは、少量であれば皮膚において合成すること
ができる。食事から十分なビタミンDを摂取できない場合、 日光をある程度浴びないと、ビタミンDの不足が起きます。
・ビタミンDは、魚類に豊富に含まれています。魚を普通に
摂取していれば不足することはないといわれています。 その他、牛乳やシイタケにも含まれています。
[タンパク質だけでなく必須アミノ酸と炭水化物が同時に必要]
・骨の健康を増進しようと思うのならば、たんぱく質も十分
に取る必要があります。本当に重要なことは、たんぱく質 を摂る際の20種類のアミノ酸のバランスです。特に必須 アミノ酸と呼ばれる8つのアミノ酸は食物から摂取する必要 があります。
・白米には、リジンという必須アミノ酸が不足しているので
これを補うためには、卵や乳製品や肉・魚などの動物性 のたんぱくが必要です。
[ビタミンK、ビタミンC、マグネシュウムも忘れずに]
・ビタミンKは、納豆、チーズ、肉、卵、乳製品、青野菜に
豊富に含まれています。
・ビタミンCは、新鮮な野菜や果物に豊富に含まれています。
・マグネシュウムは、海藻、野菜、豆、魚、穀物などに豊富
に含まれています。これらを含む食事をしていれば、欠乏 症が起きることはないでしょう。
[1日に歩く距離が長い人ほど、死亡率が低い]
・適度な運動が、老化を遅らせることは、古代ギリシャの医師
ヒポクラテスも指摘しております。
・過度の安静も、過激な運動も骨の健康には好ましくありま
せん。運動の強さとしては、汗ばむ程度の、中程度くらい の運動が、骨の健康に最も効果的であると考えられてい ます。
・運動の種類として確度の高いデータが出ているものとしては、
ウオーキング(歩行)と筋力トレーニングがあります。
・ウオーキングは、腰の骨も大腿の骨も骨量を増加させます。
1日30分程度、汗ばむ程度の強さで、ほぼ毎日続けるのが 良いとされています。
・筋力トレーニングは、腰の骨の量を増加させるのに有効です。
[酒は1日1合、コーヒーは2杯まで]
・過度の飲酒は、栄養状態を低下させ、骨の量を減らしてしまう。
・アルコールは日本酒に換算して1合以下とされています。
・コーヒーに関しては、カフェインの過剰摂取(1日3杯以上)が、
尿へのカルシュウム排泄を増加させ、骨の量を減らす可能 性があります。
・「中庸」が大事という事で、コーヒーも1日1~2杯にとどめる
べきです。
[肥満の抑制には、食事の際、必ず最初に野菜を摂る]
・肥満を防ぐためには、バランスのとれた食事をとるとともに、
摂取するカロリーの総量には気をつけて「腹8分目」でとど めるべきです。
・1日に消費するカロリーよりも、少ないカロリーを食事として
摂取し続ければ必ず痩せます。(当然の話ですが)
・食べ過ぎを防ぐ有用な習慣の1つとして、食事の際に、
最初に野菜類を摂取することがあります。
・最初に生野菜のサラダやおひたしなどを摂って、そのあと
にメインの食事に移行するのです。こうすることで、お腹が 少し膨らみ、満腹感が増して、過食を防ぎます。
[軟骨を強くするにもウオーキングが効果的]
・軟骨も、過度の安静や過激な運動は、ともにマイナスの
影響を与えます。過度の安静は、[廃用症候群]により 痩せて委縮し、過激な運動では、過度の衝撃や荷重が 加わり、軟骨の変性が引き起こされます。
・軟骨の場合も骨の場合と同じで、汗ばむ程度の運動習慣
で、種類としては、骨と同様で、ウオーキングなどがお勧め です。
以上をすべてまとめると、
食事:カルシュウム:乳製品に豊富、ついで魚類
ビタミンD :魚類に豊富、日光も適度に浴びる
タンパク質 :アミノ酸の比率を考えて、植物性・動物性
の食物を偏りなく
ビタミンK :納豆やチーズに豊富
ビタミンC :生野菜やジュースに豊富
マグネシュウム :海藻、野菜、豆などに豊富
亜鉛 :貝類に豊富
≪摂取カロリーの制限により肥満を防ぐ≫
運動:運動の強さ :中程度(汗ばむ程度)
運動の頻度 :毎日30分程度
運動の種類 :ウオーキングなど
≪関節の周りの筋力をつけるようにする≫
嗜好品:喫煙 :やめる
飲酒 :1日に日本酒で1合以下
カフェイン:コーヒーは1日2杯まで
<この本で学んだこと>
・日本は押しも押されもしない世界の最長寿国となった。
だが、単に寿命が延びただけでは「老い」を克服したこと にはならない。キーワードは、QOL(クオリティ・オブ・ライフ) [生活の質]が伴う事。QOLの高い健康寿命を延ばすこと こそが、高齢社会における真の目標であるという。
・その為に、「老い」の一般的メカニズムを学び、骨と軟骨が
「老い」のリスクファクターとなることを知り、骨と軟骨の老い を防ぐ具体的な方法に関して、食事、運動、嗜好品を知り、 多数の種類の食物をまんべんなく「腹八分目」を摂ることで、 今流行りのサプリメントに頼る必要がないこと。
・極度の安静や、過激な運動を避け、1日30分程度の汗ばむ
程度のウオーキングが良く、たばこはやめて、お酒は1日1合 以下、コーヒーは1~2杯。
・生活習慣において「中庸」を守り実践すること。
≪私を含めて高齢者(65歳以上というが)はもとより、若い世代
にも即実践を求められる内容であった≫
この本の一読をお勧めする。
・「老いないからだ」のつくり方
・著者:鄭 雄一(ていゆういち) 東京大学大学院教授
・発行所:ワック(株)
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