2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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 体のお悩みなんでもQ & A・・・現代人とビタミン(その4)

Q. ダイエットする時、栄養の偏りが気になります。

    カロリーを控えると食材が限られ、ビタミンなどの偏りが気になります。

    健康的に痩せるために気を付けるべき点は?

 

A. ダイエット時は普段以上にバランスの良い主要ビタミン摂取

  を意識して。

 

         ダイエットに取組む際、とにかくエネルギー摂取量を減らそうとするほうが多

    いでしょう。しかしそれに伴って、ビタミンなど、必要な栄養素の摂取も減らし

    てしまうのが心配なところ。健康に影響を及ぼすだけでなく、ダイエット効率も

    下げてしまうからです。

     例えば「糖代謝」に欠かせないビタミンとして、ビタミンB1があります。これ

    は糖をエネルギーに変える働きをサポートしています。ビタミンB群は互いに助

    け合って働くので一緒に摂取する必要があり、B1だけ摂取すればよいというもの

    ではありません。ビタミンB群は糖代謝のほか、脂質やたんぱく質の代謝にも欠

    かせない栄養素ですから、不足すると代謝が進まず、中性脂肪が体内に蓄積され

    てしまいます。

     また脂質も制限し過ぎると、油に溶けやすい性質を持つビタミンA、D、E、Kが

    吸収されにくくなります。

     このことからダイエット時には、主要ビタミンのバランスの良い摂取を普段以

    上に意識することが大切です。基本的には食事でとることを心掛けましょう。魚

    を例に挙げると、ビタミンDだけでなく、たんぱく質やEPA・DHA、その他の栄養

    素が摂れる。これが自然から得られる食品の素晴らしいところです。多忙で食生

    活が偏りやすいときは、マルチビタミンの活用もおすすめします。

     バランスの良い栄養摂取に加え、適度な運動により脂肪が燃焼するきっかけ作

    りもしましょう。健康的な生活を続けることが、ダイエットの確実な方法です。

 

➡ ダイエット時の「◎◎不足」にご注意!

    ダイエットというと、様々な方法で食事を制限する人が多いはず。不足しがち

     な栄養素、ダイエットごとの注意点や、間違いなどを覚えておきましょう。

 

◎ とにかく摂取カロリーを減らしている人

   摂取するカロリーを減らす「食べないダイエット」。極端に摂取カロリーをを減

   らすと体が飢餓状態になりエネルギー消費を落とすので、かえって痩せにくい

   体に。体の働きを調整するビタミンとミネラルを意識して摂るようにしましょ

   う。

◎ 主食(米やパン、麵など)を減らしている人

   米などの主食はエネルギー源だけでなく、ビタミンB1の供給源でもあります。

   主食を減らすと摂取できるビタミンB1も減少。ビタミンB1は糖代謝をサポー

   トするので、B1が不足すると余分な糖質が脂肪として蓄積されてしまいます。

 

◎ 揚げ物など脂を減らしている人

   脂質の摂取量を減らすと、脂溶性ビタミンのビタミンA、D、E、Kが不足する可  

   能性が。これらが欠乏すると体や肌の老化を促進させます。脂と一緒に摂取す

   ることで吸収率もアップするので、質の良い脂質を適量摂ることが大切です。

 

◎ 単品ダイエットに取組んでいる人

   りんごやゆで卵など1種類の食品だけを食べて体重を減らす「単品ダイエット」。

   摂取カロリーが極端に減るので一時的に体重は落ちますが、低栄養状態に陥り

   がちに。体に負担がかかるので栄養バランスのとれた食事を心掛けましょう。

 

<以上、このシリーズおわり>

 

 

 

 

 体のお悩みなんでもQ & A・・・現代人とビタミン(その3)

Q. ストレスの多い私が意識して摂るべきビタミンは?

    最近仕事でストレスが多く、何となく不調を感じています。

    このように生活習慣によって不足しやすいビタミンはあるのですか?

A. ストレスの多い人はビタミンC、疲れが回復しにくい人はビタミ

  ンB群が不足しがちに。

       生活習慣により、消費されやすい栄養素はあります。例えば、ストレスに対抗

    するホルモンの生成に不可欠なのはビタミンCです。ストレスが多いときもビタ

    ミンCの消耗が多くなります。

     また喫煙者も、体内でビタミンCが多く消耗されることが知られています。自

    分は吸わなくても、家族の喫煙により、「受動喫煙」してしまう人も同様です。こ

    れらの場合は、新鮮な野菜(特に緑黄色野菜)や果物などでビタミンCを積極的

    に摂りましょう。

     一方、食生活が乱れていて、疲労しやすく回復しにくいと感じる場合、その症

状がビタミンB1、B2不足によって起こっている可能性があります。ビタミンB

群は糖や脂質の代謝に必要なので、不足すると、食べていてもエネルギー変換で

きず溜め込みやすい体に。ご飯などの主食や甘いものを多く摂る人はB1、脂質や

たんぱく質も多く摂る人はB1とB2を意識して摂りましょう。

 加えてB1やB2が不足すると、肌荒れや口内炎、口角炎も起きやすくなります。

これらに思い当たる方は、豚肉や豆類などを摂りましょう。白米を玄米や胚芽米

などに変えることでもB1やB2を補給できます。

 魚介類や乳製品を食べない菜食主義の人は、動物性食材に多く含まれるビタミ  

B12が不足しやすくなります。B12が不足すると貧血になるので、極端に動

物性食品を制限して貧血が起きたら、B12不足を疑う必要があります。

 このほか、過度なダイエットや糖質制限、糖質制限をしている人はビタミンA

も不足しやすい傾向にあり、不足すると夜盲症が起こります。ビタミンAはレバ

ーに多く、緑黄色野菜にも体内でビタミンAに変わるβーカロテンが豊富です。

 

➡ 症例別にみる「ビタミン不足」リスト

    摂り過ぎた脂溶性ビタミンは、体内に蓄積されるので、欠乏症だけでなく、過剰

    症にも注意が必要。不可欠な栄養素だからと、一度にたくさん摂取することは避

    けましょう。

 

<症例・・ビタミン足りない・・・水溶性ビタミン>

   

   ビタミンB1・・・疲れやすい人、眼精疲労のある人、肩こりや腰痛のあ

            る人など

 

   ビタミンB2・・・肌荒れが気になる人、口内炎になりやすい人、育ち盛

            りのお子さんなど

 

   ナイアシン ・・・肌荒れが気になる人、お酒をよく飲む人、激しい運

            動をする人など

 

   パントテン酸・・・疲れやすい人、ストレスの多い人、妊婦や授乳期の

            女性など

 

   ビタミンB6・・・スポーツをしている人、たんぱく質を多く摂取してい

            る人、育ち盛りのお子さんなど

 

      ビタミンB12・・・貧血気味の人、野菜しか食べない人など

 

   ビタミンC  ・・・シミやそばかすが気になる人、タバコを吸う人、激し

            い運動をする人など

 

   葉酸    ・・・貧血気味の人、野菜嫌いの人、妊婦や授乳期の女性

            など

 

   ビオチン  ・・・肌荒れが気になる人、抜け毛が気になる人、偏食の

            ある人など

 

<症例・・・ビタミン足りない・・・脂溶性ビタミン

 

   ビタミンA  ・・・肌の乾燥が気になる人、妊婦や授乳期の女性など

 

   ビタミンD   ・・・骨や歯の弱い人、老年期の人、妊婦や授乳期の女性

            など

 

   ビタミンE  ・・・冷え性の人、肩こりの気になる人、生理不順の人、

            老年期の人など

 

   ビタミンK  ・・・内出血しやすい人、ケガなどで血が止まりにくい人 

            など

 

<以下、次回>

            

 「体のお悩みなんでもQ&A・・・現代人とビタミン(その2)」

Q 現代人に不足しやすいビタミンは?

   食物の豊富な現代でも不足するビタミンはありますか。

   どんな影響があるかも教えてください。・・・・・・・・・・・ 50代・女性

A 現代の日本人に不足しやすいのはビタミンD。

 不足すると骨折や免疫低下が起こりやすくなります。

    現在、日本人に最も不足しやすいものはビタミンDです。ビタミンDは丈夫な骨

   を作り、筋肉や免疫機能を保つために必要な栄養素。不足すると骨粗鬆症の進行を

   招き、転倒による骨折、免疫力の低下などを起こしやすくなります。

    ビタミンDなどの脂溶性ビタミンは本来体内に蓄積でき、しかも8ページで述べ

   たとおりビタミンDは皮膚でも作られます。それなのに現代の日本人は、世代を問

   わず不足傾向にあるといわれているのはなぜでしょうか。

    理由の1つに、以前のように魚を食べなくなったことがあります。魚は全般的に

   ビタミンDが多く、日本人のビタミンD供給源となってきました。最近摂取量が減

   ったことが、ビタミンD不足の一因と考えられています。

    もう1つの理由は「過度なUVケア」です。顔に日焼け止めを塗るのは良しとして、

   手や腕にも塗りすぎると皮膚でのビタミンDの産生が期待できなくなります。1日

   合計30分ほど、手や腕は日光に当てると、皮膚でビタミンDが作られます。併せて、

   ビタミンDの豊富な食品も積極的に摂りましょう。

    このほか、糖質の代謝に欠かせないビタミンB1、脂質の代謝を助けるビタミンB

2,目や皮膚粘膜の健康を保つビタミンAなどは、平均値でかろうじて必要量が摂

れています。つまり、約半数の人は不足している恐れが。これらのビタミンも十分摂るように気を付けたいところです。

➡ ビタミンDの豊富な食品

◎ ビタミンDを豊富に含む食材(可食部100gあたり)

    〇 サンマ(皮付き16.0)

    〇 ウナギ(蒲焼19.0)

    〇 マイワシ(丸干し50.0)

    〇 シロサケ(32.0)

    〇 しらす干し(半乾燥品85.0)

    〇 きくらげ(乾燥品85.0)

    〇 干ししいたけ(13.3)

 ビタミンDの摂取目安量は、成人男女で1日8.5g。摂り過ぎると健康障害を起

こす可能性があるため耐容上限量も決められています。多く含む食材は魚類やキノコ

類。野菜や穀物、豆、イモ類にはほとんど含まれていません。

<以下、次回>

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  体のお悩みなんでもQ & A・・・現代人とビタミン・その1
       
       <資料:「富士フィルム・ヘルスケアラボラトリー
        irodori 2025.5月号 「健康特集」より。
        監修:上西 一弘先生・女子栄養大学栄養学部教授>
 

● わかっているようで知らないことも多い「ビタミン」。

  ビタミンの働きや不足しやすいもの、上手な摂取方法

  など、正しいビタミンの知識を身につけましょう。

Q.ビタミンってどんなもの? 

     身近ではあるけれど、あらためて考えるとよくわからない「ビタミン」。

     そもそもどんな栄養素で、どんな働きをしているのでしょうか。

A. ビタミンは生命活動に必須の微量栄養素。

  植物などで必ず取る必要があります。

       ビタミンは、体の様々な機能を調節する、生命活動に必須の有機物(炭素を    

     含む化合物)です。ビタミン自体はエネルギーや体の構成材料になりませんが、

     エネルギーを産生するための糖質・脂質・たんぱく質の代謝を円滑に進め、調

     整する潤滑油のような役割をしています。

      ビタミンは3大栄養素(タンパク質・脂質・糖質)に比べると必要量がわず

     かなので「微量栄養素」と呼ばれます。13種類あって、水に溶けやすい「水溶

     性ビタミン(9種)」と、油に溶けやすい「脂溶性ビタミン(4種)」の大きく2

     つに分けられます(下図参照)。

      ビタミンKは腸内細菌によって作られ、ビタミンDは適度に日光に当たるこ

     とで合成されます。このように一部のビタミンは体内で作られるものの、基本

     的には食品などから摂取しなければなりません。体に必要な量はわずかでも、

     人間の体内では作れないか、作れても量が足りないからです。

      健康的な毎日を送るためには必要不可欠なビタミン。不足すると、種類に応

     じて様々な不調を起こす可能性があります。現代の食生活ではほとんどないこ

     とですが、極端に欠乏すると命にかかわる場合も。日頃、不調を感じているこ

     とも、実はビタミン不足から生じているのかもしれません。

      偏った食事になっていないか? それぞれのビタミン摂取が足りているか?

    意識しながら毎日を送ることが大切です。

 

➡ ビタミンの種類と効率の良い摂取法

  

   水溶性ビタミン(水に溶けやすい)

    手早い調理が必要・・余った水溶性ビタミンは、尿等から排泄される

       ● ビタミンB1

       ● ビタミンB2

              ● ビタミンB6

       ●  ビタミンB12

       ● ビタミンC

       ●  ナイアシン

        パントテン酸

       ● 葉酸

       ● ビオチン

       

       一般的には余分に摂っても尿などで排泄される。ただし、どれだけとって 

       もよいわけではないので、摂取の目安量を守ること。

    

    ◎脂溶性ビタミン(油に溶けやすい)

     油と一緒に摂ると効率よく摂取可能・・脂溶性ビタミンは体内に蓄  

     積できる

       ● ビタミンA

       ●  ビタミンD

       ●  ビタミンE

       ● ビタミンK

 

              体内にためられるので、水溶性ビタミンほど頻繁に摂らなくてもOK。ただ

        し、ビタミンAなどは摂り過ぎると過剰性の心配もあるので注意。

 

 

<以下、次回>

   

  体のお悩みなんでもQ & A・・・サルコペニア編(その4)

Q. サルコペニアの予防法を教えて!

予防や改善のために、自分でできる方法はありますか。

手軽にできる方法があれは、ぜひ取り入れたいと思います。

A.まずは適度な運動を続けることが大切。

 筋肉づくりに役立つ食生活も心がけましょう。

       サルコペニア予防には、何より「運動」と、筋肉を作るための「栄養摂取」が重要

   です。

    筋肉づくりに効果的なのは、レジスタンス運動、いわゆる筋トレです。サルコペ

   ニアで筋肉が萎縮しやすく姿勢維持に大切な「下肢」や、「腹筋・背筋」などを中心

   に行いましょう。ハードすぎると体に負担になり疲労やけがにつながるので、体力

   に応じて無理なく続けられる運動を「ちょっとつかれたな」と思う程度に行うのが

   コツです。

    基本はスクワットがおすすめ。椅子を使う方法でも構いません。

    同時に、毎日の食事で、筋肉づくりに役立つ以下の成分を意識して摂りましょう。

   ●たんぱく質

    骨や筋肉を作る栄養素。摂取目安量は一日に体重1㎏あたり1.2~1.5g(体重60Kg

   なら72~90G)。

   ●分岐鎖アミノ酸(BCAA)

        筋肉を作る材料やエネルギー源となるロイシン、バリン、イソロイシンという3

   つのアミノ酸のこと。肉や魚、卵、牛乳などに多く含まれる。

   ●ビタミンD

    筋肉の合成や成長に係るビタミン。キノコ類やイワシ、サケ、サバなどに多く含

   まれる。

   ●L-カルニチン

    エネルギー代謝に係る栄養素で、羊肉や牛肉に多く含まれる。

   ●タウリン

    筋力低下を抑制するという研究結果がある。イカ、タコ、貝類に多い。

 

    私自身も、コロナ禍で犬の散歩などの運動を休んでいたところ、椅子から立ち上   

   がる時にテーブルに手をついているのに気づき、ハッとしたことがあります。慌て

   て運動を再開し2~3か月で戻しましたが、運動不足の怖さが身に染みた出来事でし

   た。皆さんも、無理なくできる運動をぜひ続けてください。

 

➡ 筋力キープにお勧めの運動「スクワット」

 1 足を腰幅に開き、つま先は膝と同じ向きにする

 2 お尻を後ろへ突き出すように股関節から折り曲げて腰を落と

   す。膝がつま先よりも前に出ないように注意。

 3 太ももが床と平行になるまでおろしたら、ゆっくり元に戻る

< 10回1セット➡1日2セット >

*負担が大きいときは、椅子の背を持って行う。または、椅子で立ち座りを繰り返す方法でもよい。

<以上、このシリーズ終了>

   

 

 



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