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 万が一のときのために 

 知っておきたい

「災害時の健康管理」

 いつどこで起こるかわからない災害

 (ちなみに、昨日、3月11日は、東日本大震災から12年です)

 ケガや心身の不調、持病の悪化など、様々な健康障害が生じる可能性があります。健康を守るために必要な備えについてご紹介します。

   (資料:「素敵なあしたへ」2023年2月号・キリンホールディングス(株) 監修 曽根志穂氏 金城大学公衆衛生看護学専攻科 講師)

 

災害が起きた時、健康を守るために

「自分や家族に必要なもの」は何か、イメージしてみましょう

「健康管理のために備えておきたいもの」をチェック

 自分や家族が困らないよう、特にこんな点をイメージしてみましょう

 ・いつも飲んでいる薬を避難中に切らしてしまうかも?

 ・避難先で、アレルギーや感染症の対策はしっかりできそう?

 ・自分や家族が一人で災害にあったとき、近所に助けを求めることができる

人はいる?

 ・自分や家族の体のケアはもちろん、心を落ち着かせたり、疲れをいやしたり

するにはどうしたらいい?

 

● 慢性的な持病がある(持病がある家族と同居している)

  かかりつけの医療機関をしばらく受信できない場合のために、予備の薬やお薬手帳など薬の情報があると安心です。

● アレルギーがある(アレルギーがある家族と同居している)

特に食べ物アレルギーがある場合、避難中に原因物質を含む食品を取らないよう注意が必要です。アレルギー対応食品を備蓄しておきましょう。

● シニア世代である(シニア世代の家族と同居している)

転倒したり、逃げ遅れたりすることがないよう室内を整理しておきましょう。

薬や老眼鏡など、自身の必需品を用意しておくことも大切。

● 働き盛りである

災害時も臨機応変に対応できる体力がある分、気づかないうちに疲れや心労が蓄積することも。「無理をし過ぎない」という心の準備が必要です。

● 一人暮らしである(シニア世代の二人暮らしである)

いざというときに助けを求めたり、相談したりできる人を身近に持つことが大切。近所の人とのつながりを心掛けましょう。

● 妊娠中または赤ちゃんや子供がいる(妊娠している家族がいる )

  母親も、赤ちゃんや子供も不安にならないよう、必需品プラス愛用品の用意

を。また、いざというときの対処法をかかりつけ医に相談しておくと安心

です。

 

 

 自分が住んでいる地域に「大災害が発生する可能性が高い」と感じている人は全国で6割以上。一方、「災害への備えに取り組んでいる」人は4割以下。内閣府が2016年に全国1万人を対象に行った調査で、このような結果が出ています。

 “自分ごと”として具体的にイメージする機会はないかもしれませんが、「防災」において大切なのは、「自分や家族の健康を守るための備え」です。

 災害が起きて数日外出できない場合やライフラインがとまった場合など、起こりうる状況を想定して、健康を守るうえで「手元にないと困るもの」を考えて見ましょう。

 また、年齢や持病の有無などによっても必要なものは変わってきます。自分や家族の体の状態や、置かれている環境なども併せて考えることが大切です。

 なお、今は特に持病などがなく、健康に過ごしている人も、災害時は想像以上に体力や精神力を消耗する可能性があります。

 「自分は大丈夫」と過信しないことも、災害時の大切な健康管理の一つ。大変な状況でも意識的に一呼吸置き、休むことを心掛けましょう。

 

 

 

 

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 「旅する文学」・・・秋田編

   ー 美も冒険も 雪が生み出す物語 

        (資料:文芸評論家・斎藤美奈子氏
         2023年2月4日(土)朝日新聞「読書」掲載より)

 
 
 暦の上では今日から春。しかし、2月の北東北はまだ冬だ。

 桂離宮や白川郷の合掌造りを評価したドイツの建築家・ブルーノ・タウトは「日本美の再発見」(1939年/篠田英雄訳/岩波新書)の中に「冬の秋田」という一章を設け、秋田の雪景色を激賞している。

 ことに彼の心をとらえたのは横手のかまくらだった。<これほど美しいものを私は嘗て(かつて)見たこともなければ、また予期もしていなかった。これは今度の旅行の冠冕(かんべん)だ>

 辛口のタウトを脱帽させた雪の伝統文化。彼が秋田を旅したのは昭和11年(1936)2月6~11日。ちょうど今頃の季節である。

 

 『青い山脈』などで知られる石坂洋次郎は、その横手の女学校(今の城南高校)と中学校(今の横手高校・・・私の出身高校です*)で大正15年(1926)から計13年間、教員生活を送った。

 『山と川のある町』(1956年/講談社文庫など)は横手らしき町をモデルにした作品だ。戦後、男女共学になった高校で教える若き教師と、彼の教え子である女生徒を中心に進む物語は、鳥海山を望む晩秋の風景の中で進み、最後、初雪の朝で終わる。<一尺余りも降り積もった新雪は、地上を白い厚いベールでおおっていた>。世俗のゴタゴタをすべてチャラにする雪。物語自体は眠たいところもあるのだが、このラストシーンで一気に目が覚める。

 とは申せ、北東北の冬は都会育ちのひ弱な人には脅威である。

 

 内向の世代の作家・高井有一の芥川賞受賞作『北の河』(1966年/小学館P+D BOOKS)はそれを切ない形で描き出した名短編だ。戦争末期、亡き父の郷里に疎開してきた母子。敗戦後、母は帰郷を望むも東京の家は空襲で焼け、実家にも寄留を拒否されて頼るあてもない。

 <貴方(あなた)、この町の冬を考えたことがあって><雪が丈よりも高く積もるのよ>

 そして冬を前に、母は自ら命を絶つのである。作者自身の体験に基づく自伝的小説。舞台は武家屋敷で知られる角館(かくのだて)・仙北市。少年の不安が凝縮された冬である。

 

 その角館から秋田内陸縦貫鉄道で北上。阿仁打当(あにうっとう)・北秋田市

はマタギの地。熊谷達也の直木賞受賞作「邂逅の森」(2004年/文春文庫)は明治中期にここで生まれた青年の流転を描いた傑作長編だ。

 14歳から父や兄と山で猟の腕を磨いてきた松橋富治は、25才になった

ある日、恋愛事件を起こして村を追われ、隣町の阿仁鉱山で働き始める。やがて彼は1人前の鉱夫として独立するが、それでも募るマタギへの思い。狩猟のシーズンは冬。雪中、クマと対決するシーンは圧巻でノックアウト必至である。

 

富治が一時鉱山労働者になったように、秋田はかって日本有数の鉱山を有する県だった。芥川賞候補になった小砂川チトのデビュー作「家庭用安心坑夫」(2022年/講談社)は最新の鉱山文学だ。

鹿角市で生まれ、今は東京で暮らす主人公の小波はある日、東京で「父」の痕跡を見つける。母に<あれがあなたのお父さんよ>と聞かされてきた人の名は尾去沢ツトム。同市内の廃鉱山を利用した施設「マイランド尾去沢(現在は史跡尾去沢鉱山)」の坑内に、坑夫の姿で展示されたマネキン人形(!)だった。小波は「父」を連れ出そうと決意する。現実と幻想が渾然一体となった作風はシュールかつポップ。鹿角市は即刻ご当地文学に認定されたし。

 

さて、秋田が誇る歴史上のスターと言えば柳田國男が「民俗学の祖」と呼んだ菅江真澄だ。江戸後期、三河の国(愛知県)に生まれた真澄は数え30歳で故郷を出発、東北各地や蝦夷地を歩き、晩年は久保田藩(秋田県)で地誌を編纂した。

 

中津文彦『天明の密偵』(2004年/PHP文芸文庫)は膨大な量の『菅江真澄遊覧記』をもとに彼の前半生を大胆に推理して、その足跡をたどった歴史小説だ。真澄は田沼意次の策謀を探る密命を帯びていたのではないかという仮説はフィクションと分かっていても信憑性があり気分はほとんど冒険小説。

 そんな遊歴の文人も旅の途中で幾度も雪に行く手を阻まれた。150センチ超の積雪に呆然とする真澄。物語を生む装置としての雪。冬の秋田は美しく、そしてやっぱり侮れない。

 

<*私が横手高校2年~3年時の担任の先生は、今流にいうと、スクールハラスメント(厳しい)先生であった。その先生、実は、石坂洋次郎の教え子でした。

時折、昔話に石坂教師の話があった。当時は、瘦せこけていて、骨と皮のような・・・教師だったので、生徒たちは陰で、「ハッタぎー先生」(イナゴとかバッタの類の秋田の方言です)という字名がついていたとか。しかし、石坂教師は、作家となった晩年はおなかの立派な体格になったとか、お話ししてくれたことを思い出す。・・・HS>

 

 

 

 

 

    

 

  姉妹の減塩レシピ 県庁で召し上がれ

 お年寄りの健康のために、小学生の姉妹が考案した塩分控えめのランチメニューが、1月から秋田県庁の食堂で提供されている。レシピは昨年、佐竹敬久知事(75歳)に宛てて手紙で届いた。姉妹の優しい思いやりに、県民の減塩に取り組む県庁も応えた。

 

「ちじへ 

  減塩した朝ごはんの写真を見てください」

「秋田県のおじいちゃん、おばあちゃんが長生きできるように」

 

 昨年4月、佐竹知事宛てに、小学生の姉妹から、こんな内容の手紙が届いた。

 手紙を寄せたのは、同県湯沢市の小学6年・大西野乃花(ののか)さん(12歳)と妹で小学3年の芽生花(めいか)さん(9歳)。

 鉛筆書きの手紙には、姉妹が考えた塩分控えめのメニューの写真と、レシピが同封されていた。

 

 秋田の小学生 祖母の健康思い考案

ニンジンやゴボウを混ぜ込んだかやくご飯(炊き込みご飯)。ほうれん草とツナ、コーンのあえ物、白菜のみそ汁――。

材料や作り方も丁寧に記されていた。

減塩レシピを考えた理由は、大好きなおばあちゃんの健康が気になったから。

姉の野乃花さんが、家庭科の授業で「新・減塩音頭」を紹介するチラシをもらった。音頭は県民の健康寿命を延ばそうと、県が2021年につくったもの。

「おかず塩っぺぐすな(しょっぱくするな) あーソレソレ」と、民謡にのせて食生活の改善を促す。

野乃花さんは、祖母の栄子さん(77歳)と同居している。日頃から、おばあちゃんの健康に関心を持ち、「料理におしょうゆをかけすぎないで」などと注意している。そうした思いからレシピを作り、「楽しく、おいしく、減塩できたらいいな」と考えたという。

 

知事へ手紙 食堂のメニューに

 16年の県の調査では、県民の成人の塩分摂取量は1日当たり平均10.6グラム。全国平均の9.9グラムを上回っていた。

 塩分の取り過ぎは高血圧や脳血管疾患、胃がんなどの生活習慣病のリスクを

高めるとされている。20年の人口動態統計によると、主な死因別の死亡率は、秋田はがんが全国1位、脳血管疾患が2位だった。こうした現状から、県は塩分摂取量を今年度までに8グラムに減らす目標を立てている。

 

 野乃花さんは「白いご飯だとしょっぱいものをつけたくなるので、薄味でも具を入れたら食べやすくなるかな」と知恵を絞り、かやくご飯を思いついた。芽生花さんは「ホウレン草にマヨネーズで味をつけるんじゃなくて、ツナ缶の塩分だけにしたら」とアイデアをひねり出した。

 

 音頭のチラシでは、「私も実践します」と佐竹知事がガッツポーズ姿を見せていた。姉妹はレシピを広めようと、佐竹知事に手紙で知らせることにした。

 手紙には、こう書いた。

 

「さたけちじも減塩して長生きしてください」

 

手紙を見た県庁の健康づくり推進課が、「この優しいアイデアを具体化できないか」と、本庁舎の食堂の運営会社の協力を得てメニュー化。1月17日から食堂での提供を始めた。2月8日までの火、水曜日に800円で提供される。元のレシピは朝食用だったため、米粉の皮を使ったギョウザを加えた。

 レシピは、ほぼそのまま採用された。食堂の担当者は「通常メニューより2~3割塩分が控えられている」と太鼓判を押す。

 

 姉妹は1月11日、祖母と両親とともに佐竹知事に面会した。昼食メニューを試食した知事は「おいしかった。かやくご飯がちょうどいい具合だった。これからも考えてくれたら県庁の食堂で出すよ」と語った。

 面会後、野乃花さんは

 

減塩は苦しくない、おいしいって思ってほしい」と呼びかけ、

 

芽生花さんは「おいしいって、みんな笑顔で食べてもらいたい」と話した。

 

<資料:朝日新聞 2023‐1‐28(夕刊)社会・総合欄より>

「極寒の秋田で、とってもほほえましい暖かい話、それに私の故郷(隣り町です)の話だったので、思わずウルンとしました・・・HS」

 

「ストレスとの上手な付き合い方」・・・その3

【人間関係】編

心のモヤモヤを晴らして ストレスと上手に付き合うコツ

をチェック

<対等なコミュニケーションを心掛ける>

“You are OK, I’m OK.”

   相手を尊重しながら

 自分の主張もしっかりと

 

自分も相手も尊重しながら、対等に意見や要望を交わしあうことを「アサーティブコミュニケーションと言います。ストレスの軽減につながります。

 

●ストレスを招きやすい、こんなコミュニケーションには気を付けて●

 攻撃的な言動(アグレッシブ)

自分の主張ばかりで相手を尊重しないのは、人間関係の悪化やトラブルを招く一因です。

 何も主張しない(ノンアサーティブ)

相手を気遣うばかりで、自分の気持ちを伝えることができないストレスがたまりがちに。

 

 

 

「自分の言うことを相手が聞いてくれない」「あの人が嫌なことばかりする」・・・・。

人間関係によるストレスの根底には、「他人に代わってほしい」という思いがあるケースが多いようです。

 他人のことを変えることはできませんが、自分自身は変わりうるものです。相手も自分も尊重するコミュニケーションからまず目指してみましょう。サポーターとなる相談相手ができれば、ストレスを和らげてくれる頼もしい味方に。ストレスとの付き合い方もよい方向に代わる筈です。

 

<自分の味方“サポーター”をつくる>

安心して相談できる存在が ストレスを弱めてくれます

 

一方的に助けてもらうのではなく助け合える関係を目指しましょう

 できれば職場など身近な環境にも相談相手をつくるのが理想的。自分も相手にとっての良きサポーターとなれるよう、相互関係を高めていきましょう。

 

体や心、生活のこと等いろいろ相談できるかかりつけ医をぜひ持ちましょう

 ストレスによる不調か判断してもらえたり、必要があれば専門的な医療機関を紹介してもらえたりするなど、早めの対応が期待できます。

山本先生のアドバイス

「他人と過去は変えられない。

今とこれからの自分の考え方や行動は変えられる」

自分も未来も変えることができるという希望にぜひ気づきましょう。

 

「ピンチはチャンス、チャンスはチャレンジ、チャレンジはサクセス」

ピンチを打ち破るような行動を起こすことで、結果もより良いものに!

 

「“あの人のせい”を“あの人のおかげ”に視点を変える」

否定的な視点を肯定的に変えることで気持ちも明るくなります。

 

 

<資料:「素敵なあしたへ」(キリンホールディングス。No.204

『ストレスとの上手な付き合い方』より)

  監修:医学博士 山本晴義氏> 

 

 

 「ストレスとの上手な付き合い方」・・・その2

【ライフスタイル編】

毎日を大切に暮らす「ストレス1日決算主義」を心掛けよう

MORNING>

朝の過ごし方が、心の“余裕”につながります

早起きして1日をスタート

ゆっくり朝食を取ったり、軽い運動をしたりするなど、朝時間の充実が1日の活力源に!

 

朝食は必ずしっかりとりましょう

 朝食は1日の活力の源となるもの。しっかりとることで心身の健康につながります。

 

 

 健康的なライフスタイルを送る上で大切な要素は大きく5つあります。「運動」「労働」「睡眠」「休養」「食事」です。適切な習慣を身につけ、毎日の生活の中で続けることで、心身も健やかな状態に整いやすくなります。

 

 おすすめしたいのは、「就寝前に“良い1日だった”と思える日を365日送り続ける」こと。これを「ストレス1日決算主義」と名付けています。

 特に朝の過ごし方はライフスタイルに大きく影響します。平日も休日も「早起き早寝」をぜひ実践しましょう。



「ストレスとの上手な付き合い方」(Daytime

Daytime

活動と休息を バランス良く 取り入れましょう

仕事中などもこまめに休憩を

 休憩時には、鼻から息を吸って、口からゆっくり吐く深呼吸を行うとリフレッシュ効果大!

 

運動は1日15分ていどでもOK。習慣にしましょう

 ラジオ体操や散歩など、無理のない運動を短時間行うだけでもストレス解消効果アップ。

 

 

Night

「良い1日だった」と 締めくくるのが理想的

いやなことはその日のうちにリセットを

 いやなことも「実は自分のためになった」など前向きにとらえ、すっきりした気持ちで就寝を。

 

●就寝前のこんな習慣は見直して●

 ●夜遅い食事

 ●お酒の飲み過ぎ

 

いずれも良質な睡眠を妨げ、生活習慣病などを招く要因になりやすいので注意を。











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