2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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佐々木朗希は「マリアーノ・リベラの再来」 米記者が主張するMLB満票殿堂入りクローザーと重なる共通点「0.00」「0.70」

ロサンゼルス・ドジャースはフィラデルフィア・フィリーズとの地区シリーズを3勝1敗で制し、2年連続リーグ優勝決定シリーズ進出を決めた。第4戦の8回には佐々木朗希が3番手で登板。3イニングを完全投球し、サヨナラ勝ちの流れをもたらした。ブルペンの救世主となった若き剛腕について、米記者はメジャーを代表する伝説クローザーの姿と重ね合わせた。

ポストシーズンで4試合に登板して、5回1/3を無失点。1安打無四球5奪三振2セーブと圧倒的な投球内容でドジャースの“シン守護神”の座を射止めた佐々木。23歳のルーキーの活躍について、かつて専門メディア『Dodgers Nation』の敏腕記者だったゲイブ・スモールソン氏はべた褒め記事を配信している。

同氏は米誌『Sports Illustrated』のドジャース版内で、「ドジャースは素晴らしいクローザーを見つけたようだ」と書き出すと、「幸運にも、新人右腕ロウキ・ササキは激戦の10月真っただ中にあるドジャースの堅実なリリーフ投手として頭角を現しただけでなく、今ポストシーズンではLAで最高の救援投手であることを証明した」と称賛する。

なかでも登板した4試合の中で一番評価を高めたのは、やはり36球の熱投をみせたフィリーズとの大一番だ。1対1で迎えた8回からマウンドに立った佐々木は、まず先頭のカイル・シュワーバーを159キロの直球で右飛。続くブライス・ハーパーをスプリットで三飛。アレク・ボームを162キロのフォーシームで内野ゴロに打ち取った。

9回も続投した佐々木はブランドン・マーシュを二ゴロ、J.T.リアルミュートを空振り三振、マックス・ケプラーを三飛に仕留めて三者凡退。一塁すら踏ませぬ安定したピッチングを披露する。

延長戦に突入した10回のマウンドに上がった佐々木はニック・カステラノスをスプリットで三ゴロ、続くブライソン・ストットを159キロの直球で見逃し三振。最後はリーグ首位打者トレイ・ターナーを160キロの直球で右直とし、フィリーズの強力打線をねじ伏せた。 球速160キロ超えの直球と鋭く落ちるスプリットを中心に3イニングをパーフェクトに抑えた佐々木について、米全国紙『USA TODAY』の重鎮記者ボブ・ナイチンゲール氏が「ササキはまるで、マリアーノ・リベラの再来のようだ」と主張した記事を紹介したスモールソン氏はその意見に同調。若き日本人右腕がニューヨーク・ヤンキースを代表する伝説クローザーと共通している理由を、こう熱弁した。

「リベラは、19シーズンの輝かしいMLBキャリアで歴代最多の通算652セーブを記録した“満票”殿堂入りクローザーだ。彼が在籍していたヤンキースが5度のワールドシリーズ優勝を果たした主な理由は、10月の防御率がわずか0.70だったことだ」

今ポストシーズンで、いまだ防御率0.00と敵なしの佐々木。フィリーズ戦の好リリーフについてドジャースのデーブ・ロバーツ監督は「私の記憶にある限り、ブルペンからの登板で史上最高の登板のひとつ。極上のパフォーマンスだったよ」と激賞。試合後のシャンパンファイトでは冒頭に「今夜はロウキにたくさんの賛辞を送らなければいけない」と名指しするほど、MVP級な働きだったことを認めている。

3週間前まではマイナーで調整していた佐々木。それが今や、ドジャースのブルペンに必要不可欠な守護神として君臨し、メジャーを代表する殿堂入りクローザーの再来だと評されるまでに成り上がった。現地13日(日本時間14日)から敵地で開幕するミルウォーキー・ブルワーズとのリーグ優勝決定シリーズでも背番号11がマウンドに仁王立ちする機会が多ければ、ドジャースのワールドシリーズ連覇はグッと近づくかもしれない。

構成●THE DIGEST編集部


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