2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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 去年の今頃(2月)通っていた学校でお世話になった先生の話。

 氷雪の研究で日本の第一人者(世界でも)の先生(理学博士)。

 氏は南極でも北極でも氷雪の研究をされ、多大の功績を残された。

 特に南極には3回も観測隊に参加され、越冬隊長及び観測隊長も歴任さ

れた。

 南極の氷を調べると、地球の歴史が分かるという。南極の氷の下300

0メートルより氷を取り出して、数億年前(~数十億年前)の地球の状況

を知る。壮大な研究の成果である。

 氷点下80度の世界は、我々には想像できない。観測地点まで到達する

ための危険と困難さ、そして氷の掘索の技術的難易度など、素人には想像

できないほどの事業だという。詳しい話は南極観測に関する書籍に譲る。

 
 氏はお酒が好きで(強い)、たばこもスパスパ(ヘビースモーカー)の

豪快な人である。今でも毎年スキーに出かけるという程、雪氷に親しんで

いる。

 昨年たまたま山スキーに誘われてその気になったことがあるが、スケジ

ュールが合わず不成立になった。が、翌週になって、「先週行ってきたよ

(一人で)」との話。確か私よりも3歳ほど先輩だから、70歳を回って

いる筈である。この元気さ、タフさがないと極地にはいけないのだと、改

めて脱帽。

 氏の研究室に南極観測隊の記念写真と色紙が掲げられている。

 「南極観測隊は、辛く孤独で厳しい環境の中で、給料も安いが、地球環

境の保持のため観測・研究を行うことが使命である」のような趣旨が書か

れていた。・・・・・地球人の一員として応援していきたい。


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 宇宙開発も一流国になりました。

 先月打ち上げられた日の丸衛生に、一度に8個も人工衛星が積まれたと

いう。しかも衛星には民間団体のものも含まれていることで話題になっ

た。

 日本の宇宙開発は、相模原市に本部がある宇宙航空研究開発機構(JA

XA)が受け持っている。

 ここの前の所長(工学博士)だった先生に宴席でお話を聞いたことがあ

る。氏もお酒が好きである。

 ロケットと人工衛星の開発に尽力された。
 
 宴席が終わって、帰りの道すがら(小田急線)もずっとお話を聞くこと

ができた。近日中に月へ打ち上げることになっていた「かぐやはどうです

か?」との問いに、「たぶん大丈夫でしょう」と自信たっぷりに話してい

た。

 
 翌々週「かぐや」から素晴らしいハイビジョンの月面写真が送られてき

た。
 
 「先生やりましたね!」

私は心の中で拍手しました。



 
 山の上の学校は、今が一番寒い時期。

 三浦半島の北側にある葉山の小高い丘。

 研究所や研修施設が散在する。近くには高級住宅街もある。

 夏はいい風が吹いて気持ちのいい日がある。

 西に富士山と湘南海岸が見渡せる。

 しかし冬は寒風吹きすさび、雪も時々降るときがある。一度降ると

 なかなか溶けないほど朝晩は冷える。

 そんな環境でも黙々と仕事をする人たちがいる。

 みんないい人たちだった。

   「風邪引かないでがんばって下さい」

 と陰ながら応援している。


 <2月の寒い日を思い出して・・2/2記>




     

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