2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
認知機能障害・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 「そんなこと聞いてない」・・・・もの忘れ ●アルツハイマー型認知症では、初期からよく見られます。 ●年齢が高くなると、記憶力の低下を感じる人は少なくありませんが、認知症の人の物忘れでは、日々の時間の流れの中で、自分の経験そのものをすっぽり忘れてしまうことが増えていきます。昔の経験は覚えていても、さっき言ったことなど最近の出来事を記憶しにくくなります。 ●認知症のもの忘れは、出来事そのものを忘れてしまうこと、ヒントがあっても思い出すことが出来ないことなどが特徴です。たとえば、自分で納豆を買い込んできたのに、忘れて又買って帰り、冷蔵庫を開けたときに、「誰なの?こんなにたくさん納豆を買ってきたのは」と思うようなこともおこりま す。 そのほかの例 ・夕食のおかずではなく食べたことを忘れる。 ・伝言を忘れていると指摘されても、伝言があったことじたいを思い出せない。
記憶を司る器官(海馬)の働きをマジックハンドと記憶のBOXに例えて見まし ょう
若いとき 「容易にたくさん記憶できる」 たくさんのマジックハンドが活発に働き、自分にとって大切な情報を選んで「記憶のBOX」に入れることができ、必要な時に取り出すことができる。 老化の場合 「覚えるのに手間がかかる」 マジックハンドが減ってきて「記憶のBOX」に情報を入れたり取り出したりするのに時間がかかるようになる。 認知症になると 「覚えられない」 マジックハンドの動きが鈍くなり、記憶に取り入れられなくなる。「記憶のBOX」も少しずつ小さくなるのでつい先ほどのことも思い出せなくなる。 認知症が進行 「覚えていたことを忘れる」 「記憶のBOX」がちいさくなり、大切な記憶が消えていく。 3.認知症を理解する
認知症とは? 認知症とは、様々な原因により脳に変化がおこり、それまでできていたことができなくなり、生活に支障をきたした状態を言います。
■認知症がおきるしくみ 脳は、生きていくために必要なほとんどの働きをコントロールしています。 何らかの原因によって脳の神経ネットワークが傷つくと、そのネットワークが担っている役割をこなせなくなります。
認知症の症状 ■認知機能について 認知機能の原因となる病気により、どのような症状が出てくるかが異なります。脳におこっている病気そのものによって直接おこる、もの忘れ、理解・判断力の低下などの症状を「認知機能障害」といいます。
■行動・心理症状(BPSD)について 認知症の人にあらわれる症状のうち、行動と心理に関するものを行動・心理症状といいます。 行動・心理症状(BPSD)は不安、不眠、イライラなど多岐にわたり、その多くが、本人を取り巻く環境の影響を受けております。これらがあらわれるのは、本人が困っている状況である場合が多く、認知症の人のSOSサインと言われています。なぜ、そのような症状があらわれているのか、原因を探りながら対応を考える必要があります。
原因となる病気はさまざま 認知症の原因となる病気はたくさんあります。脳の神経細胞への影響が原因となる「アルツハイマー型認知症」「レビー小体型認知症」「前頭側頭型認知症」 、脳の血管の損傷等が原因となる「血管性認知症」など、原因疾患により様々な種類の認知症があります。種類ごとに、あらわれる症状も異なります。 認知症とよく似た症状を起こす体の病気・状態もあるので、気になることがあったら、医師に相談するようにしましょう。 <以下 次回> 声をかけようと思ったときは
家の近所で、職場で、町中で「あの人は困っているのかな」「もしかしたら認知症の人かもしれない」と思った時には、どのような点に気をつけて声をかけ、接するとよいでしょうか。 基本の考え方 人から不意に声をかけられると、誰でもびっくりします。 背後から声をかけるなど相手を驚かせたり、せかしたりして混乱させることがないように気をつけましょう。 本人の意思、自尊心を尊重する接し方を心掛けることも重要です。 ●具体的なポイント● 1.まずは見守る さりげなく様子を見守り、必要に応じて声をかけます。 2.余裕を持って対応する 落ち着いて自然な笑顔で接します。困っている人をすぐに助けようと思って、こちらの気がせくと、その焦りや動揺が相手にも伝わってしまいます。 3.声をかけるときは1人で なるべく、一人で声をかけます。複数で取り囲んで声をかけると、恐怖心をあおり、ストレスを与えます。 4.背後から声をかけない ゆっくり近づいて、本人の視野に入ったところで声をかけます。唐突な声かけ、特に背後からの声掛けは相手を混乱させます。 5.やさしい口調で 眼の高さを合わせ、優しい口調を心掛けます。一生懸命なあまり強い口調になると「怖い」「嫌い」という印象を与え、その後のコミュニケーションがとりづらくなります。 6.おだやかにはっきりした口調で 耳が聞こえにくい人もいます。ゆっくり、はっきり話すようにします。その土地の方言でコミュニケーションをとることも、安心感につながります。 7.会話は本人のペースに合わせて いっぺんに複数の問いかけをしないように気をつけます。ひとことずつ短く簡潔に伝え、答えを待ってから次の言葉を発しましょう。先回りして、「つまり、〇〇ということですね」などと結論を急がず、ゆっくり聞き、相手の言葉を使って確認していくようにします。
※必要に応じて、本人の了承を得て家族に連絡を取る、地域包括支援センターなどに連絡をするようにします。 ※小中学生の人などは、まず、保護者や周囲の大人に状況を伝えて一緒に行動するとよいでしょう。 <以下 次回>
周りの人にはどのような心がけが必要でしょうか 認知症であるかどうかにかかわらず、家族、友人、知人や周囲の人同士がスムーズにコミュニケーションを図るには、ちょっとした気遣いが必要でしょう。 認知症になったことで周囲からそれまでとは違った目で見られたり、出来なくなったことや失敗に注目されたら、どんな気持ちがするでしょうか。 されたらいやな思いがすることは… ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ たとえば➡失敗やできないことを指摘される
➡何もしないうちから、色々なことができないかのような態度を取られる
➡一方的に周囲から何かをしてもらう立場になる。 では周りの人は、どんなことを気に留めたらよいでしょうか
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●付き合いにおいては「認知症だから」の前提を取り払う。 ●認知症により苦手になっていることの特性を理解した上で、さりげなく自然な気遣いを。 ☛そこにいるのは「認知症の人」ではなく、〇〇さんが認知症になっ ただけのこと ●本人が得意なこと、少し頑張ればできることでは、頼りにし、力を発揮してもらう ☛「期待される」存在であることは誰でもうれしい ●重要なことほど、本人の考え、希望についてじっくりと話し合って決める。 ☛親切心から行う行為でも、相手の自尊心や意思をないがしろにしては逆効果となることがある。
ほかにも、色々なことがあるはずです。そして、自分だったら周りの人からどのように接してもらうのが望ましいかを考えて見ましょう。
家族ゆえの心境
家族に「認知症では?」と思われる兆候が見られた時、にわかには現状を受け止めがたい心境になる人も多いでしょう。 「あんなにしっかり者だったのに」「こんな人ではなかった」と、親や配偶者へかってと変わらない姿を求めてしまうのは当然といえます。 それでは、あうんの呼吸で伝わった家庭内の常識や思い出話を共有できなくなったり、以前とは別人とも映る言動を目の当たりにしたりすると、理屈抜きに寂しさをあじわいます。しかし、これも家族としての一つの進化ととらえると、新たな関係を築いていくことができるかもしれません。 身近な存在である家族がなるべく早い段階で、状況を客観的に判断し、早期の受診・対応につなげることが肝要です。
悩んでいるのは自分だけではありません
認知症の人に身近で関わる家族の多くは「頭ではわかっていても、つい怒ってしまう」「一生懸命、介護をしているのに、思うようにいかない」など、日々、悩んでいます。 そんな時は一人で抱え込まずに、誰かに打ち明けてみると道が開けます。地域包括支援センターへ相談するほか、同じ経験をしてきた人が集う「家族の会」を頼りにするのもよいでしょう。全国各地に認知症の人とその家族を支援している団体・グループがあり、思いの丈を語り合うことができ、地域で役立つ口コミ情報を得られる場として機能しています。 また隣近所や友人の中にも、実は「家族が認知症で困っていることがある」と言う人は案外多くいるものです。なるべくオープンにすることで、情報交換ができ、前向きな気持ちになれます。
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