2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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家族ゆえの心境

 

 家族に「認知症では?」と思われる兆候が見られた時、にわかには現状を受け止めがたい心境になる人も多いでしょう。

 「あんなにしっかり者だったのに」「こんな人ではなかった」と、親や配偶者へかってと変わらない姿を求めてしまうのは当然といえます。

 それでは、あうんの呼吸で伝わった家庭内の常識や思い出話を共有できなくなったり、以前とは別人とも映る言動を目の当たりにしたりすると、理屈抜きに寂しさをあじわいます。しかし、これも家族としての一つの進化ととらえると、新たな関係を築いていくことができるかもしれません。

 身近な存在である家族がなるべく早い段階で、状況を客観的に判断し、早期の受診・対応につなげることが肝要です。

 

悩んでいるのは自分だけではありません

 

 認知症の人に身近で関わる家族の多くは「頭ではわかっていても、つい怒ってしまう」「一生懸命、介護をしているのに、思うようにいかない」など、日々、悩んでいます。

 そんな時は一人で抱え込まずに、誰かに打ち明けてみると道が開けます。地域包括支援センターへ相談するほか、同じ経験をしてきた人が集う「家族の会」を頼りにするのもよいでしょう。全国各地に認知症の人とその家族を支援している団体・グループがあり、思いの丈を語り合うことができ、地域で役立つ口コミ情報を得られる場として機能しています。

 また隣近所や友人の中にも、実は「家族が認知症で困っていることがある」と言う人は案外多くいるものです。なるべくオープンにすることで、情報交換ができ、前向きな気持ちになれます。


<以下 次回>



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