2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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 周りの人にはどのような心がけが必要でしょうか

 

 認知症であるかどうかにかかわらず、家族、友人、知人や周囲の人同士がスムーズにコミュニケーションを図るには、ちょっとした気遣いが必要でしょう。

 認知症になったことで周囲からそれまでとは違った目で見られたり、出来なくなったことや失敗に注目されたら、どんな気持ちがするでしょうか。

       

       されたらいやな思いがすることは

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

たとえば失敗やできないことを指摘される

 

何もしないうちから、色々なことができないかのような態度を取られる

 

一方的に周囲から何かをしてもらう立場になる。

 

    では周りの人は、どんなことを気に留めたらよいでしょうか

 

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 ●付き合いにおいては「認知症だから」の前提を取り払う。            

●認知症により苦手になっていることの特性を理解した上で、さりげなく自然な気遣いを。

☛そこにいるのは「認知症の人」ではなく、〇〇さんが認知症になっ

ただけのこと

 ●本人が得意なこと、少し頑張ればできることでは、頼りにし、力を発揮してもらう

    ☛「期待される」存在であることは誰でもうれしい

●重要なことほど、本人の考え、希望についてじっくりと話し合って決める。

   ☛親切心から行う行為でも、相手の自尊心や意思をないがしろにしては逆効果となることがある。

 

ほかにも、色々なことがあるはずです。そして、自分だったら周りの人からどのように接してもらうのが望ましいかを考えて見ましょう。


<以下 次回>

家族ゆえの心境

 

 家族に「認知症では?」と思われる兆候が見られた時、にわかには現状を受け止めがたい心境になる人も多いでしょう。

 「あんなにしっかり者だったのに」「こんな人ではなかった」と、親や配偶者へかってと変わらない姿を求めてしまうのは当然といえます。

 それでは、あうんの呼吸で伝わった家庭内の常識や思い出話を共有できなくなったり、以前とは別人とも映る言動を目の当たりにしたりすると、理屈抜きに寂しさをあじわいます。しかし、これも家族としての一つの進化ととらえると、新たな関係を築いていくことができるかもしれません。

 身近な存在である家族がなるべく早い段階で、状況を客観的に判断し、早期の受診・対応につなげることが肝要です。

 

悩んでいるのは自分だけではありません

 

 認知症の人に身近で関わる家族の多くは「頭ではわかっていても、つい怒ってしまう」「一生懸命、介護をしているのに、思うようにいかない」など、日々、悩んでいます。

 そんな時は一人で抱え込まずに、誰かに打ち明けてみると道が開けます。地域包括支援センターへ相談するほか、同じ経験をしてきた人が集う「家族の会」を頼りにするのもよいでしょう。全国各地に認知症の人とその家族を支援している団体・グループがあり、思いの丈を語り合うことができ、地域で役立つ口コミ情報を得られる場として機能しています。

 また隣近所や友人の中にも、実は「家族が認知症で困っていることがある」と言う人は案外多くいるものです。なるべくオープンにすることで、情報交換ができ、前向きな気持ちになれます。


<以下 次回>


  認知症の人とともに生きる家族

認知症になった本人だけでなく、その家族にも少なからず変化が訪れます。

多くの家族が経験する“気持ち”のステップがあります。これを理解することは、家族が認知症になったときに状況を受け入れる助けになります。また家族の介護をしている人の何か力になりたいときも役立ちます。

第1ステップ・・・とまどい・否定

   以前の本人からは考えられないような言葉や

   行動に戸惑い、「こんなはずはない」と否定

   しようとします。

     

第2ステップ・・・混乱・怒り・拒絶

      様々な症状を示す本人にどう向き合ったら

よいのかわからず混乱したり、ささいなこと

に腹が立って本人を責めたり、「顔も見たくな

い」と拒絶したりします。

心身の疲れ、今後の生活への不安が増大し、絶

望間に襲われやすい最もつらい時期です(虐待

が起こりやすいのもこの時期です)

 

 

    第3ステップ・・・割り切り

        医療・介護などのサービスも上手に使い、家族で何とか

乗り切っていけるのではないかと言うゆとりが生まれ、

負担感は軽くなります。

        ・・・・ (行きつ戻りつ)

     第4ステップ・・・受容

         認知症に対する理解が深まり、本人のあるがままを自然に受け入れられるようになります。

  ②元気に自分らしく暮らす

■自分なりの生活を続ける

  認知症があると分かっても、急に何か変わることはありません。今まで通りの生活を続けることが安心と自信につながります。

  大切にしている毎日の日課、例えば決まった時間に起きて着替え、朝のちょっとした習慣、食事、片付け、掃除やゴミ出し、散歩や買い物、外出や人との付き合いなどを続けることが大切です。それまでの仕事を続けたり、あるいは新たな仕事に挑戦する人も増えています。

■地域にいる仲間と出会う

  なるべく早くに地域の仲間、味方と思える人に出会えることが、落ち込みや孤立を防ぎ、前向きに日常を送っていくためには非常に重要です。

  自分らしい暮らしを工夫しながら続け、元気に過ごしている当事者に出会えると、大きな励みになります。本人が本人の相談に乗るピアサポートの活動や、認知症の人や家族、地域の人が集う「認知症カフェ」などもあります。

  また「本人ミーティング」など、認知症のある人たちが、当事者だからこそ感じている思いや気づいたことを語り合い、暮らしやすい地域づくりに活かしていく取組も増えています。そのとき「ちょっと一緒に行ってみよう」と本人が参加しやすいようなきっかけを作れる人がいると、最初の一歩を踏み出しやすくなります。また本人の体験を書いた本など、様々な情報が得られる方法もあります。

ともに生きる家族へのメッセージ

   私たちは、最も身近な存在である家族の支えに感謝の気持ちを持ってい

ます。家族が大事な存在であるからこそ、次のように思っています。

●できることはできるだけ自分でしたい。

●心配をかけていると思うけれど、出来る限り、自分のことは自分でできるようてつだってほしい。

●時に失敗することもあるかも知れないけれど、失敗からまた新しい工夫が生まれて、自分がやりたいことに繋がるかも知れない。その工夫を一緒に考えてほしい。

●診断されても自分は自分。変わらないことを理解してほしい。

●本人が自分らしく暮らすことだけが大切ではなく、家族も自分らしく暮らしてほしい。

●家族以外との人間関係もこれまで通り大切にしたい。

●自分が地域の人達の助けを借りながら元気でいることで、家族を楽にしたい。

●家族はいるが、離れて住んでいるしそれぞれの暮らしがある。家族に負担をかけずに、この土地で地域の人達と楽しく暮らしていきたい。

 

 

 

 

 

 

  いい日々、いい人生を、地域の中で

“先輩”からのアドバイス

 これから認知症になるかも知れない皆さんへ、私たちの体験を踏まえて、どのように認知症と向き合っていくとより良い暮らしを継続できるのか、お伝えしたいと思います。

 

① 変化に気づき始めた頃

 多くの場合、認知症の始まりはあいまいで、暮らしの中で「何かおかしい」「今までと感じが違う…」と思うことがっ少しずつ増えていきます。

 とても疲れやすく、家事や仕事を最後までやり遂げられなかったり、ミスが増えたりします。特に周囲の音がうるさかったり、スピードを求められたりする場面では、ストレスが募って、出来るはずのこともできなくなります。このような時に、周囲の人とのちょっとしたトラブルも起こりがちです。

 自分に起きている変化をやり過ごしたり、一人で悩んだりせずに、気軽に周りの人に相談し、また、医療機関を受診し、少しでも早く次のステップに踏み出すことは、その後の人生をよりよく生きるためにも大切です。

 このころ、本人の変化に気づいた周りの人のかかわりはとても重要です。けっして不安をあおることのないよう、それまで通り接しながら、前向きな応援やアドバイスをしてくれる人がいると、本人も相談や受診に行きやすくなります。

 

           診断を受けた直後の気持ち

    元気なころから、認知症を前向きにとらえる当事者と交流の機会を持

ったり、その考えに触れたりすることで、自分が認知症の診断を受けた時にも、比較的スムーズに受容し、それまでと変わらない生活を続ける人たちが増えてきています。一方で、診断を受けたことでショックを受け、落ち込む人がまだまだ多い現状があります。当事者の言葉を紹介します。

 ●医師に「認知症です」と言われて、頭が真っ白になりました。自分はこれからどうなってしまうのか、心配で心配で、ない夜が続きました。

 ●人に会いたくない、家から出たくなくて、家にこもっていました。

 ●自分でもまずいなと分かっているけど、家族に言われるとムカッと来て、毎日、口喧嘩ばかり。



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