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2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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 「元気にキレイに」(スマホ写真を楽しもう!!)

 

 スマートフォンに替えて、写真を撮る回数が増えた。そんな方も多いのでは。もっと楽しむために、幅広い年代にスマホ写真の講座を開く株式会社エチカの矢島直美さんに、撮影のコツを聞いた。

 「まず、レンズの指紋などの汚れをハンカチなどで拭き取りましょう」と矢島さん。

 

 撮りたいものを見つけたら、構図を考えるときに活用したいのが、タテとヨコの線(グリッド)だ。グリッドを表示することで並行や垂直が分かりやすくなり、画面の傾きを防いだり、余白や被写体の配置を考えたりするのに役立つという。

 グリッドを使うには、アイフォーンではカメラの設定にある「グリッド」をONにする。アンドロイド端末でも設定に同様の表現で示されていることが多い。

 

 ブレが気になるときは、スマホを両手で持ったり、わきをしめたり、ひじをついて支えたりするのが良いという。

 被写体ごとの楽しみ方も聞いた。花の撮影には『引き』と『寄り』を意識する。全体を取って満足しがちだが、撮りたい景色の中から「主役中の主役」を決めて思い切り近寄る。ズーム機能は便利だが、デジタルズームでズームし過ぎると画質が劣化するので、できるだけ自分で近寄って撮影することも大切だ。

 

 次に食べ物。おいしそうに撮りたいときは自然光がおすすめという。光が入るのであれば、電気を消したり、外で撮ったりする。「真上からとるのもおすすめです」と矢島さん。背景などが気にならなくなり、お皿や食べ物に注目しやすくなる。横から光が入る場合などは、自分の影が入らないように注意する。

 

 さらに、アングルを変えると、撮影のパターンが広がる。しゃがんだり、スマホをヨコや逆さにしたりしてローアングルで町並みを撮ると、手前がぼけて奥行きを感じる写真になった。下から被写体を見上げるので迫力もある。

 矢島さんは「仕上げまでが写真です」と話す。余計だと感じた部分をトリミングしたり、明るさや色を補正したりすると、どんどん自分好みの素敵な写真になる。

 矢島さんは来月、SNSなどでの仕事向けの発信用に、商品の取り方を紹介する新著を発売予定だ。「写真は、元々の趣味を撮影することでさらに楽しめるなど日常生活との相性が良い。多くの人がスマホ写真を楽しみ、人生が豊かになったらうれしいです」


<資料:朝日新聞 2022年5月28日 土曜版より抜粋>

 

 

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