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2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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<老けない「筋トレ」のはなし・・・その2>

30代でも「寝たきり予備軍」

 移動能力をもっとも司っている臓器が筋肉ですが、筋肉量は30代から加齢によって落ち始め、40代以上からは年1%の割合で減っていくことが分かっています。

10年で10%、20年で20%と筋肉がなくなっていくわけですから、当然、身体の動きに影響が表れます。つまづいたり転んだりしやすくなり、腰やひざが痛んだりといったことが多くなります。また、疲労がなかなか抜けなくなり、仕事や家事などで無理がきかなくなることもあるでしょう。

 また、「サルコペニア肥満」という用語をご存知でしょうか。ギリシャ語で「サルコ」は筋肉、「ペニア」は減少という意味です。筋肉は1年に1%ずつ減少していくと説明しましたが、70代半ばからは落ち方がさらに急激になります。

 このような筋肉量が大きく低下した状態を「サルコペニア」と言い、肥満と合体したものが「サルコペニア肥満」です。糖尿病や高血圧などの生活習慣病にかかるリスクが大きく高まり、寝たきりや要介護につながることが分かっています。30代以上の方は、将来に備えて、筋肉の減少に歯止めをかけるための措置をとらなければいけません。もし、何も対策を取らなければ、30代でも40代でも「寝たきり予備軍」と言ってもいいでしょう。

 しかし、悲観することはありません。筋肉は適切な筋トレを行えば、何歳になってからでも、たとえ90歳からでも回復することが分かっています。

 身体を変えることが、実は生活を豊かにすることになるのです。これが筋トレをやっていただきたいという私の主張の一番の本質です。しかも、我々が提案する筋トレはそんなに難しくも、大変でもありません。簡単なメニューをやるだけで、人生の10年とか、15年、20年という期間で生活の充実度が変わってきます。ですから、筋トレが生活を楽しくするということをご理解いただければ、長く続けることができるのではないでしょうか。

<以下次回>

 

 

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