2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
認知機能の低下を遅らせる生活習慣「5~8時間の適切な睡眠」 睡眠と認知症のリスク軽減の関係 こんにちは!九州大学で認知症の疫学研究をしている二宮です。このコーナーでは認知機能の低下を遅らせる生活習慣をご紹介します。 今回は、『睡眠時間と発症リスクの関係』についてです。
睡眠が認知症のリスク軽減になるのは驚きですよね。私も以前は深夜まで仕事をして、家に帰って3~4時間寝て、仕事に行ってという生活だったんです。でも、自分たちの研究で認知症と睡眠の関連性が見いだされて改めて睡眠時間が足りていないと思い、現在は5~6時間は寝るようにしています。睡眠時間を増やしたことでうれしい変化もあり、日中ぼ―っとする時間が減ったんです。 集中できるので、短時間でバシッと仕事をしてサッと帰る。効率が上がったのが一番の変化です。それでも睡眠時間が足りないな~と思うときも。そんな時は、15分くらい昼寝します。若い頃は寝ずに仕事をすることもありましたけど、急がば回れで、あえて休息を入れてるんですよ。
疫学調査をしている久山町の方から睡眠に関して多いお悩みは、「途中で目が覚めてしまう」「睡眠の質を上げたい」といった内容です。寝る前のお酒やスマホは一般的に言われるとうりで控えましょう。とはいえ、私も油断してついついスマホを見ながら寝落ちということもあります(汗)。年とともに寝れなくなるのは仕方ないことですし、早く目が覚めるとその分朝の時間が充実するので、「早起きできて得」くらいに考えます。あまりこだわり過ぎず、自分なりのペースで、出来ることを取り入れていきましょう。
研究結果より睡眠時間が5時間未満のグループは、5~6.9時間睡眠のグループと比ベて、認知症を発症するリスクが2.6倍高くなります。一方で、10時間以上の睡眠の取り過ぎにも注意。発症リスクは2.2倍高くなることが示されています。日中の活動量を増やし、5~8時間の適切な睡眠を心掛けましょう。 <九州大学大学院 医学研究院衛生・公衆衛生学分野 教授 二宮 利治先生>
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