「体のお悩み何でもQ&A」(その2)
(Q )「お酒好き」だとコレステロールは増えますか?
毎日のように飲んでいるので、コレステロールに影響しないか気になります。
(A) 飲酒自体は直接悪玉(LDL)コレステロールを増やしませんが
お酒による摂取エネルギーが影響します。
アルコールが直接的に悪玉(LDL)コレステロールを増やすわけではありませんがやはり要注意です。と言うのも、お酒やおつまみなどによって摂取エネルギーが過剰になると、血液中の中性脂肪の値が高くなるからです。
中性脂肪はコレステロールとは異なる種類の脂質ですが、コレステロールの原材料になります。そのため食べ過ぎ・飲み過ぎで中性脂肪が多くなるほど、体内でコレステロールが作られやすくなってしまいます。
一般的に中性脂肪と善玉(HDL)コレステロールは、片方が増えるともう片方が減るシーソーのような関係にあるため、一つの数値だけを都合よく解釈せずに、血圧や血糖値も併せてチェックしながら健康状態を確認しましょう。
下記リスト項目にあてはまる人は、脂質異常症やそれによる動脈硬化が進むリスクが高いといえます。
避けられるものや改善できるものから取り組みつつ、コレステロールを減らす緑黄色野菜や海藻類、青魚などの食品を積極的に取り入れると、より効果的です。
● こんな人は悪玉(LDL)コレステロール過多かも?!・チェックリスト
□ 肉や脂っこい食べ物が好き
□ 甘いものや生クリームが好き
□ 野菜、海藻、大豆食品などはあまり摂らない
□ ついついおなか一杯食べてしまう
□ つい短時間で食事をすませてしまう
□ お酒を飲むときも食べる量が変わらない
□ 生活が不規則で、食事の時間が一定しない
□ 毎日、座りっぱなしの時間が長い
□ 運動はほとんどしない
□ お腹まわりに脂肪がついていると思う
10問のうち3つ以上チェックある人は、危険信号かも?!
<悪い生活習慣が続くと、血液中のコレステロールや中性脂肪が適正値を超えた状態になりやすいので、注意が必要です。
<以下、次回>