2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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 過日の出勤時の感傷です。

 エレベータに急いで乗ってきた小学生らしき兄弟二人。わざわざエレベ

ータのドアを開けて待ってあげていたのに、「おはよう」と声をかけると

「・・・・」追っかけて母親が乗ってきた。当然のように「おはようござ

います」 だが、母親も「・・・・」。急いでいたように見えたが、

 この親子は何なんだ! 同じマンションの住人ではないか!

 いまどきは「知らない人に声をかけられても知らんぷりしているのよ」

とでも躾けているのだろうか。こんな母親が育てた子供はどんな大人にな

るのだろうか。

 たしかに、大人でも挨拶をしない、挨拶のできない大人が多い。いつも

会う人でも挨拶しても声を出さない。会釈もしない。そんな大人が多い。

 同じマンションの子でも明るく挨拶してくる子もいるし、わざわざエレ

ベータの行く先階を訪ねてボタンを押してくれる子もいる。そんな子をみ

ると親の躾の良さがうかがえる。挨拶は明るく交わしたいものです。



 メールの交信も実は挨拶の一つと考えられる。

 発信者の気持ちになれば、返信のないのは挨拶しても無視されているの

と同じ。忙しいから後でとか、迷惑メールだから無視とか、検討中だから

とか、返信不要の案件だからとか受信側にはいろいろ事由はあるが、知ら

ない人からならまだしも、知人からのメールはできるだけ早く返信するの

がベター。

顔の見えない、声の聞こえない挨拶(メール)は早く返すことが大切。

性格もあるが、一般的に返信の早い人は仕事も手際よく、いろんな面への

気配りもあるようだ。

 たかが挨拶されど挨拶。

 たかがメールされどメール。

 その人の品格が見えるようで・・・大事にしていきたいと思う。

 <挨拶に思う・・2/3記>
 



 
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 去年の今頃(2月)通っていた学校でお世話になった先生の話。

 氷雪の研究で日本の第一人者(世界でも)の先生(理学博士)。

 氏は南極でも北極でも氷雪の研究をされ、多大の功績を残された。

 特に南極には3回も観測隊に参加され、越冬隊長及び観測隊長も歴任さ

れた。

 南極の氷を調べると、地球の歴史が分かるという。南極の氷の下300

0メートルより氷を取り出して、数億年前(~数十億年前)の地球の状況

を知る。壮大な研究の成果である。

 氷点下80度の世界は、我々には想像できない。観測地点まで到達する

ための危険と困難さ、そして氷の掘索の技術的難易度など、素人には想像

できないほどの事業だという。詳しい話は南極観測に関する書籍に譲る。

 
 氏はお酒が好きで(強い)、たばこもスパスパ(ヘビースモーカー)の

豪快な人である。今でも毎年スキーに出かけるという程、雪氷に親しんで

いる。

 昨年たまたま山スキーに誘われてその気になったことがあるが、スケジ

ュールが合わず不成立になった。が、翌週になって、「先週行ってきたよ

(一人で)」との話。確か私よりも3歳ほど先輩だから、70歳を回って

いる筈である。この元気さ、タフさがないと極地にはいけないのだと、改

めて脱帽。

 氏の研究室に南極観測隊の記念写真と色紙が掲げられている。

 「南極観測隊は、辛く孤独で厳しい環境の中で、給料も安いが、地球環

境の保持のため観測・研究を行うことが使命である」のような趣旨が書か

れていた。・・・・・地球人の一員として応援していきたい。


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 宇宙開発も一流国になりました。

 先月打ち上げられた日の丸衛生に、一度に8個も人工衛星が積まれたと

いう。しかも衛星には民間団体のものも含まれていることで話題になっ

た。

 日本の宇宙開発は、相模原市に本部がある宇宙航空研究開発機構(JA

XA)が受け持っている。

 ここの前の所長(工学博士)だった先生に宴席でお話を聞いたことがあ

る。氏もお酒が好きである。

 ロケットと人工衛星の開発に尽力された。
 
 宴席が終わって、帰りの道すがら(小田急線)もずっとお話を聞くこと

ができた。近日中に月へ打ち上げることになっていた「かぐやはどうです

か?」との問いに、「たぶん大丈夫でしょう」と自信たっぷりに話してい

た。

 
 翌々週「かぐや」から素晴らしいハイビジョンの月面写真が送られてき

た。
 
 「先生やりましたね!」

私は心の中で拍手しました。



 
 山の上の学校は、今が一番寒い時期。

 三浦半島の北側にある葉山の小高い丘。

 研究所や研修施設が散在する。近くには高級住宅街もある。

 夏はいい風が吹いて気持ちのいい日がある。

 西に富士山と湘南海岸が見渡せる。

 しかし冬は寒風吹きすさび、雪も時々降るときがある。一度降ると

 なかなか溶けないほど朝晩は冷える。

 そんな環境でも黙々と仕事をする人たちがいる。

 みんないい人たちだった。

   「風邪引かないでがんばって下さい」

 と陰ながら応援している。


 <2月の寒い日を思い出して・・2/2記>




     
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・・・■■■ヘルツの実験・・・

 マルコーニを知っていますか?。 無線通信を発明した科学者で、ノー

ベル物理学賞を受けている。現代の文明の利器<携帯電話>の生みの親、

元祖無線通信である。

 マルコーニが生まれたのは1874年。当時電気を使用する通信の発明に明

け暮れていた人々は1876年、ベルの電話機(有線)の発明によってひとつ

の頂点に達していた。結果いたるところに電線が張り巡らされた。

 こうして有線による通信は一般化されたものの、無線通信の分野は研究

の緒に就いたばかりだった。

 電話機発明の12年後、画期的な実験が行われた。ドイツの物理学者ハイ

ンリッヒ=ヘルツ(彼の功績をたたえ、その名「ヘルツ」は周波数の単位

となっている)が独自の電波発生装置から受信機へ電波を飛ばして見せた

のである。わずかな距離だったとはいえ、電波が空中を飛ぶという事実は

研究者に衝撃を与えた。


・・・■■■無線通信にかけた夢・・・

 1894年、20歳のマルコーニは学校に入ったことはなかったが、裕福な家

庭で科学好きの青年に育っていた。その年の夏、父親の持つ別荘に避暑に

行く。退屈しのぎに1冊の科学雑誌をとり、何げなくページを開いた。開

いたページは、その歳37歳の若さで亡くなったヘルツの実験に関する

記事。読み進むうち、頭の中に稲妻が走った。一つの着想が浮かび、とめ

どなく膨らんでいく。「ヘルツの電波を利用したら、無線通信が可能なの

ではないだろうか?」

 避暑から帰った少年は、早速電波を飛ばす実験を始める。本格的な電波

発信装置や検波器を備え、建物の3階から地下室へ電波を飛ばす実験を繰

り返した。これ以上の研究には費用もかかる。そこで両親にその成果を見

せた。自宅の3階で電波を発生させ、1階にあるベルを鳴らして見せたので

ある。こうして首尾よく資産家の父親から融資を引き出した。

 1895年には装置の改良もすすみ、1700m離れた丘の上から無線通信

を行うことに成功した。


・・・■■■大西洋を渡る電波・・・

 6年後の1901年12月、マルコーニはアメリカニュウファンドラン

ドのセント・ジョンズという港町にいた。大西洋を隔てて3200キロメ

ーター離れたイギリスと北アメリカを、電波で結ぶ試みに挑戦するためで

ある。12日正午。マルコーニは当時の電話用受話器を耳に押し当てた。

 マルコーニは空いた片手で送信側の波長を必死に探っていた。だが、風

の音が酷く、なかなか確認できない。

「だめか・・」

 一度、受話器を外し、スコッチを垂らした熱いココアで一服すると、再

び受話器をとり、全神経を耳に集中した。

「ト」

 かすかに受話器から音が聞こえた。息を殺して耳を澄ます。

「ト・ト・ト」

 3度続いた。信号だ。モールス符号の3連短点に対応する音が繰り返し

聞こえる。

 翌日、この模様は全世界に伝えられた。

「稲妻をあやつる男、マルコーニ、大西洋横断通信に成功!新紀元を開

く!」 時に1901年12月12日12時30分。

 ヘルツの実験からわずか13年。無線通信時代の扉を開いたのは、夢を

追いつづけた27歳の青年実業家だった。



 「情報が瞬時に地球の隅々まで届く”情報化時代”の幕を開けたのがマ

ルコーニ」だった。

 学歴はなかった。しかし、資金パイプを持ち、専門情報の集め方を知っ

ており、何より独創的な発想ができた。

 何やら、現代のベンチャービジネスを志す人(会社)に、そのままあて

はまりそうな気もするのだが。

 <上前淳一郎著「読むくすり」より抜粋・・1/26記>


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 <CSR(企業の社会的責任)について>

 Corporate Social Responsibility (企業の社会的責任)を勉強し

ている。テキストに面白い記事があった。

 「パソコンの包装箱と環境経営」と題した記事である。

 ・ ビジネスに欠かせなくなったノートパソコンの話。

 10年ほど前まで、配送中の追突や落下に備え、パソコンの包装は厳重を

極めていました。まず、小さい段ボール箱に入れ、その箱を包むように四

隅に緩衝用の発泡スチロールをかませて、さらに大きい段ボール箱に入れ

ていました。

 小型のミカン箱ほどになる包装箱の大きさに疑問をもった、ある意匠デ

ザイナーが、段ボール材を複雑に組んで緩衝機能を持たせ、一つの小箱だ

けで十分に衝撃や落下に耐えられる段ボール箱を完成させました。

 その結果、段ボールの使用量は半分以下に、発泡スチロールは不要にな

りました。そして3つ目の思わぬ効果が、輸送時のトラックに積める個数

でした。一度に約3倍も積めるようになったのです。このデザイナーの一

工夫が、紙(段ボール)や、石油(発泡スチロールと輸送用のガソリン)

の消費を格段に低減させたのです。

 環境面で工夫をすると、コスト削減につながる好例となりました。

 この意匠に対して100万円を超える報奨金が支払われたそうです。


 
 CSR活動の成果としての面白くて素晴らしい例である、と感心させら

れた。今われわれの身近で、このような段ボールの包装が珍しくなくなる

ほど巷に浸透していることを考えると、”ノーベル賞もの”と思う。

 このデザイナーに感謝感謝である。

 <環境経営の功績に敬意を表す・・1月19日記>
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 本日の最高気温は都心で6度とか。

朝の通勤に三軒茶屋(渋谷の2つ手前)から歩くことにしている。

途中の池尻から登り坂になるので早足でも35分かかる。約3キロ余り。

時折ビル風が強烈に吹きすさぶ。老体には骨身にしみる。

これを見越して頭にはスキー用の帽子をスッポリ冠る。

オーバーズボンをはいて長めの外套を着て背中には軽ザックを背負う。

見た目は良くない。まるで浮浪者のようないでたちである。

誰にも会いたくない、見せたくないみじめな姿である。

 それでも歩く。なぜ?・・・・・久しぶりに減量に挑戦!

年末年始の怠惰な生活のタタリである。


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 “車内でのお客さん同士のトラブルにより、到着が45分遅れます”

そんな車内放送が流れる。・・・・そんな客はつまみ出せ!

 最近の電車事情にはあきれる。“信号故障です、人身事故です、ポイン

ト故障です、線路内に人が侵入しました、上り電車が、下り電車が、安全

確認中です、乗客に体調悪くした人が E.T.C”・・・よくあります。

 上り線に何かあると必ず下り線も影響受ける。過密ダイヤのせいでしょ

うが、迷惑な話です。何とかしてほしいものです。


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 先週は久しぶりにゴルフの練習をしてみた。

寒くなったことと足の故障で約1っヵ月以上クラブを握っていなかったが

、試し振りをしたところ、足にはあまり違和感がないことがわかりホッと

した。

 きっかけはある先輩からのゴルフの誘い。といってもスケジュールが決

まったわけではないが、そのうち行きましょうとのこと。

それなりに準備をしておこうというのが私の信条である。

 久しぶりだが、いい感触を得た。徐々に調子を上げていこう。

 今年の目標は、アヴェレージ84。

 たまには70台で回りたいなーと思う。

 <今年一番の寒い日 1月15日記>    


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