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2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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 夕食用に、とチキンを買ってきた。
 ところが、焼くのをしくじって、まずくなってしまった。
 きっと夫も子供たちも、嫌な顔をするだろう。
 奥さん、そんな時どうします?
 「アメリカの食品スーパー『ステュー・レオナード』では、そのチキンの返品を受け付けます」
 まさか奥さんの方は、調理を失敗したから、とは言わない。
 「おたくで買ったチキン、古かったわよ」
 と怖い顔を作ってやってくる。
 「それでも店の側は、だめ、とは言いません。丁重に詫びたうえで、新しいチキンをすぐ差し上げるのです」

 ステュー・レオナードはコネチカット州ノーウオークに2店だけの食品専門スーパーだが、店の入り口にこう刻まれている。
  ルール1 顧客は常に正しい
  ルール2 もし顧客が間違っていれば、ルール1を再読せよ
 「つまり、どんな理由があるにせよ、客の言うことは正しく、店の側は客の言い分を聞く、というのが約束事になっているのです」

 明らかに客が嘘をついていることは、調べてみればすぐわかる。
 しかし、そこで従業員はルール2を頭に浮かべ、客の言うことの方が正しいのだ、と考え直して、新しいチキンを差し出す。
 この奥さんは、ノーウオークの町に住む限り、ずっとステュー・レオナードで買い物してくれるようになるだろう。

 「それによって店が売る利益を考えれば、今日ただでチキンを渡す経費など安いものだ。と店の創立者ステユー・レオナードさんは言っています」

 このCS(カストマー・サテスファクション=顧客満足)戦略は大成功を収め、2店でほかの食品スーパー15店分もの売り上げを誇っている。

 『文句をつけてもらうことで店は繁盛する。苦情をいう客は最上の友なのですよ』

ーーーー「読むクスリ」 上前淳一郎著 より抜粋ーーーー
 
 
 苦情・クレーム・投書・・・・受けとってあまり嬉しいものではないかもしれない。だが、これをどう受け止めるかで金の卵にもなり、会社存亡の危機ともなる。
 クレームに耳を傾けず、無視・隠蔽し続けた結果、10数年業績低迷して、いまだに立ち上がれないであえいでいる会社もある。と思うと前記の会社のように苦情客(ちょっと事情が異なるが)をうまくフアンにして繁盛している会社もある。

 本来、客が言ってきたこと・クレーム等は、本当はあってほしい姿・状態を教えてくれていると理解できる。それは良き提言であり、良き提案でもある。これを利用して改善や新製品のヒントに使わない手はない。
 「クレームは改善・新製品の宝庫」・・・数十人の社員が考えるアイデアも大事だが、膨大なユーザーからの要望やクレーム(アイデアと受け止める)も大切に利用していきたいと思うのだが・・・・・・・下司の勘ぐりだろうか。

 <クレームをもっと生かすべき…と思った日  12月14日記>
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コメント
これは
日本のことわざに例えると、
「災い転じて福と成る」ですね。

NINJYATOOLS好きです。
がんばってくださいね。
【2009/12/14 23:31】 NAME[ぐっぴー] WEBLINK[URL] EDIT[]
クレームは宝です
有難うございます。
今後も、“クレーム=お客様から頂いた宝物”
と認識してまいります。
【2009/12/15 16:10】 NAME[harenov] WEBLINK[URL] EDIT[]
ご無沙汰しております
明けましておめでとうございます。私の方のBlogはこちらです。http://studyoverseas.blog58.fc2.com/
MK
【2010/01/01 19:53】 NAME[Robert] WEBLINK[] EDIT[]


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