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「一目置かれる書き言葉のマナー」・・・第6回

 

  お礼のフレーズ

友人や職場の上司、取引先の社長など、相手や状況に応じて、メールや手紙の言葉遣いにもTPOがあります。

定番フレーズにこそ、ちょっとした言葉遣いの違いが際立ちます。豊かな言葉の引き出しを用意して、相手との距離感に応じた一目置かれる言葉のマナーを学びましょう。

第6回は、贈答へのお礼のフレーズです。コラムではSNSでの頻出語についての言い換えを集めた語彙レッスンをご紹介しています。

  【定番】・・・知人など親しい人へ 

       素敵なものをお送りいただき、ありがとうございます。」


  【ハイレベル】・・・上司や恩師など目上の人へ

       結構なお品を頂戴し、厚く御礼申し上げます。」


  【ハイグレード】・・・取引先の社長など地位が高い人へ

       「結構なお品をご恵贈賜り、心より御礼申し上げます。」
         

       

人から品物を送られた時には、時間をおかずに感謝の気持ちを伝えたいものです。「高価なものを」と金銭的な評価をする表現を避け、「結構な品を」「何よりのものを」などとしたほうが、敬意を示しつつ品格のある表現になります。品物だけでなく、ありがたい言葉をもらった時などに使えるフレーズとしては、「お心遣いを賜り深謝申し上げます」「ご厚情に感謝申し上げます」などがあります。

 

   お礼のフレーズプラスワンポイント

 

 恵贈・恵与・・「恵贈」「恵与」は人から金品や書籍などを贈られることを、送る人を敬って言う語で、「ご恵贈(ご恵与)にあずかる」などと使います。書き言葉だからこそ漢字の持つメッセージ性も伝わり、丁寧でフォーマルな印象になります。

 

厚く/深く・・「程度の副詞」として使われますが、「厚く」は相手の行為や恩恵に対して、感謝の気持ちがいっぱいである場合に使う副詞です。このため「厚くお詫びをする」とは使いません。一般的に「お礼は厚く、お詫びは深く」と覚えておきましょう。

 

いただく・頂戴する・賜る・・いずれも、地位の高い人からモノや言葉をもらうことを意味する謙譲語です。中でも「賜る」は改まった印象を与える、敬意がより高い表現です。

 

   SNSの表現力アップの語彙レッスン

 

「美しい花ですね」・端整・麗しい・優美・・姿・形の美しさを表現する語に「麗しい」があります。絵や文字、音楽の美しさなら「流麗」、建物や景色なら「壮麗」など、対象物に合わせた語を選びましょう。また「心が奪われる」「息をのむ」なども印象に残る表現になります。

 

 

【資料:FUJIFILMいろどり2021年11月号より  監修 山岸弘子 講師】

 

 


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