2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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 「体のお悩み何でもQ&A」(その4)・・・閉経

 Q)閉経してからコレステロール値が急上昇・・・!

     体重などに変化がないのですが、今年の検診でコレステロール値が急に上がりました。これはホルモンバランスの変化が原因ですか?

(A) 年齢や性別でコレステロール値は変化しますが、他の危険因子がなければそれほど気にしなくてよい場合も。

 

 女性ホルモンのエストロゲンには、悪玉LDL)コレステロールの上昇を抑える作用があります。しかし、閉経を迎えてエストロゲンが減るとその守りを失うため、急激に悪玉(LDL)コレステロールの数値が上がる女性が少なくありません。

 

 基本的な対策は、今回の特集で紹介してきたとおりです。過食や肥満を避け、野菜や青魚などのおかずを増やし、適度に運動するとよいでしょう。

 特に、肥満や過食がある人、併発すると動脈硬化を進めやすい糖尿病や高血圧のある人、家族に脂質異常症の人がいる場合などは、閉経を機に数値が悪くなる恐れがあるので、医師に相談してください。

 

 ただしコレステロール値が高い閉経後の女性でも、これらの危険な要因がない場合、動脈硬化が進むリスクはそれほど高くないと言われています。むしろ肉や卵などを必要以上に制限することで、たんぱく質不足からフレイル(虚弱状態)などを起こすリスクのほうが問題になることもありえます。

 どの程度食事に気を付けるべきかを主治医に相談し、健康的な食生活を送りましょう。



<このシリーズの資料:FUJIFILM irodori 2023.7月号 健康特集より
          アドバイス:女子栄養大学特任教授 津下一代先生>

 

 

 

 

 「体のお悩み何でもQ&A」(その3)

 Q)コレステロール値が高いのは運動不足だから?

普段、あまり歩かず、特に運動もしていません。

コレステロール値が高めなのはそのせいでしょうか…。

 Aコレステロール値の改善に運動はおすすめ。

日常生活の中でちょっと動くだけでも効果が望めます。

 

 運動によって直接的にコレステロールが燃焼するわけではありませんが、コ

レステロール値の改善や管理のためにはやはり適度な運動がおすすめです。運動するとコレステロールの原材料になる中性脂肪を減らせるうえ、脂質異常症を悪化させる肥満の対策にもなるからです。

 

 さらに、運動すると動脈硬化を抑制する善玉(HDL)コレステロールが増えることも分かっています。特にウオーキングなどの有酸素運動は筋肉が繰り返し収縮するので、体脂肪が効率よく使われるというメリットがあります。できれば細切れでもよいので、毎日60分程度歩くことをお勧めします。

 

 とはいえ、運動の時間を確保するのは、なかなか難しいもの。日常生活の中で、例えば歯磨きをしながらスクワットをやってみる、通勤や買い物のときに早歩きをするなど、気軽にできる運動をこまめに取り入れるだけでも健康効果が望めます。

 

 先ずは「座りっぱなしでいない」ということを目指してみてはいかがでしょうか。何かの用事をつくって、あるいは用事がなくてもちょっとした動きを取り入れて、少しずつでも運動量を稼いでいくとよいでしょう。

 

 <以下、次回>

 「体のお悩み何でもQ&A」(その2)

 Q 「お酒好き」だとコレステロールは増えますか?

毎日のように飲んでいるので、コレステロールに影響しないか気になります。

(A) 飲酒自体は直接悪玉(LDL)コレステロールを増やしませんが

お酒による摂取エネルギーが影響します。

 

    アルコールが直接的に悪玉(LDLコレステロールを増やすわけではありませんがやはり要注意です。と言うのも、お酒やおつまみなどによって摂取エネルギーが過剰になると、血液中の中性脂肪の値が高くなるからです。

    

    中性脂肪はコレステロールとは異なる種類の脂質ですが、コレステロールの原材料になります。そのため食べ過ぎ・飲み過ぎで中性脂肪が多くなるほど、体内でコレステロールが作られやすくなってしまいます。

 

    一般的に中性脂肪と善玉(HDL)コレステロールは、片方が増えるともう片方が減るシーソーのような関係にあるため、一つの数値だけを都合よく解釈せずに、血圧や血糖値も併せてチェックしながら健康状態を確認しましょう。

    下記リスト項目にあてはまる人は、脂質異常症やそれによる動脈硬化が進むリスクが高いといえます。

 

    避けられるものや改善できるものから取り組みつつ、コレステロールを減らす緑黄色野菜や海藻類、青魚などの食品を積極的に取り入れると、より効果的です。

 

● こんな人は悪玉(LDL)コレステロール過多かも?!・チェックリスト

□ 肉や脂っこい食べ物が好き

□ 甘いものや生クリームが好き

□ 野菜、海藻、大豆食品などはあまり摂らない

□ ついついおなか一杯食べてしまう

□ つい短時間で食事をすませてしまう

□ お酒を飲むときも食べる量が変わらない

□ 生活が不規則で、食事の時間が一定しない

□ 毎日、座りっぱなしの時間が長い

□ 運動はほとんどしない

□ お腹まわりに脂肪がついていると思う

 

10問のうち3つ以上チェックある人は、危険信号かも?!

<悪い生活習慣が続くと、血液中のコレステロールや中性脂肪が適正値を超えた状態になりやすいので、注意が必要です。


<以下、次回>


 

 

 

 「体のお悩み何でもQ&A」・・・【コレステロール】

  健康診断で気になる検査値の一つが「コレステロール」。

  そもそもどんな働きをし、高いとなぜいけないのか、上がる要因や上がったときの注

意点など、

コレステロールについて知りたいあれこれにお答えします。

Q コレステロールってそもそも何ですか?

   健康診断で初めてコレステロール値が高いと言われたのですが…。

A 体に欠かせないものですが、

種類と役割りがあり、

場合により健康リスクがあります。

 コレステロールは血液中を流れる脂質の一つ。細胞膜の構成部分として、また体の機能調節を行うホルモンの材料として、本来なくてはならない成分です。

 コレステロールの代表選手として、LDLとHDLがあります。

 LDLコレステロールは全身にコレステロールを運ぶ役割がありますが、血液中で過剰になると、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こすリスクを高めることから「悪玉」と呼ばれます。一方で、HDLコレステロールは体内の余分なコレステロールを回収するので「善玉」と呼ばれています。

 運動不足や脂肪分の多過ぎる食事などの悪い生活習慣が重なると、コレステロールのバランスが崩れて悪玉(LDL)コレステロールが増えてしまいます。増えすぎた悪玉(LDLコレステロールは血管中にどろどろの塊をつくり、内腔を狭めます。血管の柔軟性もなくして動脈硬化を引き起こす原因となることがあるので注意が必要です。

 とは言え血中のコレステロールは主に肝臓などで生成され、食べ物からの摂取でコントロールできるのは20~30%と言われています。だからこそ適度な運動をし、生活習慣をただすことが大切なのです。
<以下、次回>








 

 

 

 

 

 

 

「冬と夏で温度の感じ方は違う!?・・・DO科学より」

 ◆体温を一定に保つ仕組み

  《暑いとき》・・・皮膚の表面近くの血流を増やす

            をかく 

  《寒いとき》・・・皮膚の表面近くの血流を減らす

            体の脂肪を燃やす

            筋肉を震わせる

 

 QA

 Q)寒い。暖房を強くしようかな。

 (A)室温は冬は20度、夏は28度が目安ね。

 Q)冬は20度で温かいと感じるのに、夏はそれより高い温度で涼しいと感じるのはなぜ?

 (A)暑さ、寒さの感じ方が変わる理由か。今、何を着ている?

 Q)長袖のセーター。

 A)夏も同じ?

 Q)違う、半袖のTシャツ。そうか、着ている服のせいだ。

 A)はい。それから、冬の始まったころと寒さに慣れてきたころと比べてどうかな。暑さ寒さの感じ方は体の状態でずいぶん違う。温度や風の強さなども影響するし、気温だけでは決まらないの。でも、感じ方が変わる詳しい仕組みはよくわかっていないらしい。

 Q)寒さを感じるのはどこ?

 A) 皮膚に温かいとか冷たいとかを検知する温度センサーがあり、脳に信号を送る。信号を受けて脳から、寒いから熱を作りなさいとか、逆に暑いから熱を逃しましょうと指令が出て、体温を一定に保つことができるよ。

 Q)体が熱をつくるって?

 A)体をつくる細胞は普通に働くだけで、熱を生み出している。でもどんどん体温が高くならないのは、たいていの場合は、体温よりまわりの気温が低く、熱を奪われるから。体には、体温を一定に保ついろいろな仕組みが備わっている。

 Q)寒くなるとどうなるの。

 A)細胞の普通の働きだけでは熱が足りなくなってしまうので、積極的に熱をつくる必要がある。活躍するのは体の褐色脂肪と呼ばれる特別な脂肪。これで熱をつくり出す。

 (A)もっと温度が下がると?

 A)からだがブルブルっとなったことない? あれは筋肉が震えて、熱を生み出しているんだって。行動に制限がかかるけど、どうしても熱が必要な場合の最後の手段。

   動物が震えている間に点滴に襲われたら困るでしょう。

Q)ヒトも動物も同じっていうことだね。

A)熱をつくるだけでなく、逃がす仕組みも重要。皮膚の表面近くの血管を、冬は縮めて暖かい血液の流れを低下させて、熱を奪われにくくする。夏は逆に血管を広げて血流を増やし表面温度を少し上げ、熱を逃がしやすくする。

Q)うまくできているね。

A)暑いときに汗をかくと、皮膚の表面が濡れて、水分が蒸発するときに気化熱として体の熱が奪われ、体温を下げる。湿度が低いと水分が蒸発しやすく、同じ気温でも暑さを感じにくくなる。体の熱を奪うと言えば、風もそう。冬に風が吹くと寒く感じるのは、体の表面が温めた空気を風が飛ばし、また冷たい空気にされされるから。空気の流れが大きいほど、熱が奪われることになるよ。

 

<資料:朝日新聞 2024年2月10日 「DO科学」より 同紙取材協力:名古屋大学教授 中村和弘氏>

 



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