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2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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<どこまでを友人と言えるか?>

 先日、前職のOBたちの集まりに参加した。

 何年前から始まったか分からないが、私が参加したのは退任後だから7年内外となる。OBと云っても皆が参加するわけではなく、元管理職以上で役員を含む人達で、どちらかと云うと気の合う人達の、仲良し会みたいなもの。

 

 現在は、フルメンバーで9人。82歳のF氏が取り仕切っているが、全員65歳以上のほとんど年金生活者である。会合は2カ月に1回、町田の駅近の某レストランと決まっている。開始時間は午後4時からなので、私は、だいたい休暇をもらって駆けつける。

 

 話題は、旧会社の情報、社員・OBの動静、世の中の話題、大言壮語等々、特に決めたテーマもなく、酒を酌み交わしながら延々と3時間ほど続く。尽きないだべりの中で、その日、筋向いに陣取っていたS氏との会話。「しばらくゴルフもお手合わせしてませんが、やっていますか?」と声をかけた。それに対して、氏曰く「私もやっていないのですが・・・、あなたに誘われると、家まで迎えに行かなければならないので、ちょっとね・・・」という。

「いや、わざわざ寄ってもらわなくてもいいですよ」と答えたが・・・。

本当のところ、それを聞いて思わず、「エッ、そんなに迷惑だったのかしら」と考えた。確かに、昨年7月に私から頼んで1回だけ自宅に寄ってもらったことがある。たった1回のアッシー依頼だが彼の本音を聞いた思いだった。

 

 彼の住居は相模原駅前、私とはR16号で約10分の距離だ。それほど負担になる距離でもないだろうと思っていたが、それは私の勝手な我儘と云うものだろう。どうやら彼の心証は、年下の私を迎えに行くことへの抵抗(プライドが許さない?)なのではないかと感じられた。

 

 彼とは、年に5~6回のゴルフ、一昨年は二人で海外旅行(スペイン)、昨年夏には箱根へプロゴルフトーナメントの観戦(1泊)等々のお付き合いもあって、遊び友達の一人と思っていた。当然、友人として認識していたから、彼の境遇(奥さんに先立たれて一人暮らし)も慮って、時折、ゴルフ等のお誘いもしてきたつもりである。

 

 「迎えに行くのはね・・・」と云う彼の発言には少なからず、グサリときた。

彼は、私を友人とは思っていない、単なる知人・お付き合い程度?としか考えていないようだ。

酒の席での話ではあるが、酒の力を借りて、ホンネが出たのかもしれない。

 そう考えながら、何となく寂しい気持ちになって帰宅したものの、あの会話が心に残りなかなか寝付かれなかった。

 

 ようやく気持ちの整理がついた結論は、

  「もうこちらから誘うのは止めよう!」

 

それは他のゴルフ仲間達にもそうしようと思う。彼はたまたま、あんな席で

「いや!」とホンネを言ってくれたが、他にもそんな考え・気持の人がいるだろうと思われる。私が誘う裏には、・・・ただ乗りの魂胆見え見え、・・・と思われるのは心外だ。

 

 他のゴルフコースに行く時は別だが、メンバーコースならば、クラブバスが利用できる。幸い自宅から駅・クラブバス乗り場には近い。

 来月から、道具1セットをクラブ(ゴルフ場)、に預ることにして、気兼ねなく電車で気楽に行ける。今シーズンはそうしようと結論付けた。

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