2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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≪スペインの旅その2≫
【スペインあれこれ】
 ・正式国名    スペイン(SPAIN)、現地ではエスパーニャ
  ・政体      立憲君主国(憲法により規定された君主制)
  ・面積      50.6万平方キロ(日本の約1.3倍)
 ・人口      4,675万人(2011年)
 ・宗教      カトリック92%
 ・通貨      ユーロ(1999年統一通貨ユーロの第1陣に参加)
 
【略史】
  紀元前10世紀頃、フェニキア人の侵入に始まり、以後、カルタゴ、ローマ、西ゴートの領有を経て、8世紀半ばからイスラム教徒のムーア人が長く支配した。
  1479年、カスティーリャとアラゴンが合体してイスパニア王国が発足、国土回復運動(レコンキスタ)によって92年にイスラム教徒を一掃、コロンブスの航海を機に新大陸に広大な植民地を獲得し、16世紀には黄金時代を迎えたが、無敵艦隊の敗走、王位継承戦争、植民地の相次ぐ独立などが重なって、19世紀後半までに国力は急速に衰退した。
  1931年共和制に移行したが、その後「スペイン内乱」、フランコ独裁政権が36年間続いた。1975年王政が復活し、議会制君主国となった。
 
【現況・経済】
  1982年北大西洋条約機構(NATO)に加盟、86年にはヨーロッパ共同体(現EU)へ加盟、99年EU統一通貨ユーロの第1陣に参加。
  2004年、イラク戦争参戦の報復として、イスラム系テロ組織による列車爆破テロが発生(犠牲者191人)。北東部のバスク地方には60年代後半から反政府組織「バスク祖国と自由」を中心に活発なテロ活動がみられる。
  
経済の中心的な役割を果たしているのは、北東部のカタルーニャやバスク地方の自動車、造船、繊維、化学、鉄鋼などの工業。鉱物資源も水銀(世界2位)、マグネシュウム(6位)、鉄鋼、石炭などと比較的恵まれている。中央部のメセタや地中海沿岸では農業も盛んで、オリーブ(世界1位)、ブドウ(4位)、ワイン(3位)、オレンジ(4位)、大麦(6位)、小麦などが栽培され、中でもオレンジ類の輸出は世界一を誇る。GDPは世界8位である。しかし、失業率は21.3%(2011年)とEU内では最悪で、財政赤字の悪化とともに大きな懸念材料となっている。更に最近では、不動産バブルの崩壊等で、金融機関の危機が深刻な状況となっている。
 
【国の特徴など】
  独自の文化と緑の少ない荒涼とした自然景観は、ヨーロッパらしからぬ異質な風土を漂わせている。
 「闘牛」、「フラメンコ」、「ドン=キホーテ」、「カルメン」、「ガウディ」、「ピ
カソ」、「ダリ」、最近では「サッカー」等に代表されるように視覚的で過激なイメージに満ち、情熱と狂気と憂鬱が対照的なコントラストを描くため、“光と影の国”と呼ばれる。
 平均的市民は昼食を家でとり、午後3時過ぎまで昼寝(シェスタ)を含ん
でのんびりと休息を取る生活習慣を楽しむ。本格的なレジャー活動は夜10時以降に始まるという。繁華街はお祭り騒ぎ同然で、夜明けまで続く。(フラメンコの真打ちは深夜から明け方に出演するものらしい)
 
 観光資源も豊富で、古都トレドやイスラム建築の粋を集めたアルハンブラ宮殿、マドリードの絵画やバルセロナの芸術建築、イスラム寺院のヒラルダの塔をはじめ、ヨーロッパ有数の海浜保養地であるコスタ・デル・ソルなどほぼ全国的に見所が点在し、国外から年間5,730万人(08年度、世界第2位 因みに日本は800万人)の観光客が訪れている。
 
 バレンシアの火祭り、パンプロ―ナの牛追い祭りなど各地のフィエスタ(祭り)は情熱的かつ精力的、レアルマドリードやFCバルセロナに代表される国民的スポーツのサッカーへの思いも熱い。
 
 伝統料理のパエリアをはじめ、スペイン料理に欠かせないオリーブ油は世界一の生産高を誇る。
 
 スペインはまた、ポルトガルとともに大航海時代の先陣を切った国として知られる。日本との交流も1549年の宣教師ザビエルの来日に始まり、84年日本から天正遣欧使節が初めてスペインの地を踏み、1614年には支倉常長も通商条約を目的に訪問。現在でもメリヤス、シャボン、カスタネット、プラザ、ポンチョといったスペイン語(ポルトガル語には金平糖、カステラ、パン、タバコなど)を語源とする外来語が日本に採りいれられている。
 
【気候】
  大きな国なので、地方によって傾向が異なる。北部は緑が多く、雨も多いが、暖流の影響で気候は穏やか。マドリード(中央部)は年間降水量が300~600ミリと少なく、乾いた、寒暖の差が厳しい気候。朝晩は冷えるが日中はかなり暖かくなる。因みに、6月上旬で朝晩20度くらい、日中は30度を超えていた。バルセロナからアンダルシアにかけての東部、南部は、地中海性気候で比較的温暖といわれているが、6月上旬でバルセロナは日中で25度から30度。アンダルシア地方は日中35度くらいだったが、湿度が低く日本の気温より凌ぎやすいと感じた。しかし、真夏では40度を超す猛暑(酷暑)が続くという。
 
【その他あれこれ】
 ・水道の蛇口:日本では「C」は水だが、スペインでは「C」はラテン語式でお湯が出る!
 ・ビルの階数:日本式の2階がスペインでは1階。1階はPlanta Bajaとい
い、いわば地下室扱い。
 ・英語は通じない?:ホテルでも観光地でも英語を全く理解しないスタッフ
が少なくない。
 ・チップは? :ホテル(枕銭)は1ユーロ。レストランやタクシーでは1ユ
ーロ程度。有料トイレで0.2~0.5ユーロ。なお、ファーストフードやバル(BAR)ではチップ不要。
 ・物価の目安:ホテル、レストランでは、ミネラルウオーターが1.5~2
ユーロ、ビール(小瓶または小ジョッキで)は3~4ユーロ。
グラスワインは3~4ユーロ。たばこは5ユーロ強(マールボロで)と割高だった。・・自販機はほとんどない。
因みに、BAR(バル)ではこれより1~2ユーロ安い。
 ・BAR(バル):立飲みもテーブルもあり、屋外もあれば屋内もある軽食・飲食もできる大衆食堂。値段も安く、つまみの種類も豊富だ。
朝から深夜まで営業しているところが多い。比較的安心して飲食できる場所である。(心なしか、朝からたむろしている人が多いような気がしたが・・・・失業者が多いのかしらと心配になりました。)
 ・ひまわり畑は? :6月は中西部にかけてひまわりの景観が!・・・・こ
の時期を狙って期待して行ったのですが、さっぱり咲いてない!のです。聞くところによると、ひまわりは連作できないものらしく、今年はお休みのところが多いらしい。そんなニュース(ガイドブックにも)聞いてない! とこればかりは期待外れでした。(事前調査不足でした)


<次回は出発です>

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