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2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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 『ご苦労さま。小惑星探査機「はやぶさ」の長い旅が終わった。持ち帰ったカプセルに小惑星の砂粒が入っていれば人類の新たな一歩となる。
 太陽系の月以外の天体に着陸し、物質を持ちかえったのは初めてだ。小惑星は約46億年前の太陽系誕生の時の状態を今に残す。世界の科学者がカプセルの中身に注目する。』(6月15日日経社説)

 多くの困難を乗り越え7年振りに地球に帰還した小惑星探査機「はやぶさ」。砂ぼこりが入っていると期待されるカプセルも14日、オーストラリアで無事回収された。約60億キロメートルに及ぶ宇宙の旅を支えたのは、NECが開発を主導したイオンエンジンをはじめとする日本企業の技術。それも本来、化学エンジンが担うはずだったが、燃料漏れで使えなくなり、リリーフにはいったのが4基のイオンエンジン。
 そのうち3基も壊れ、限られた機能をうまく組み合わせる「知恵」で乗り切ったものだという。

 地球から小惑星「イトカワ」迄は3億キロメートルもある。地上から指令を送ると、優れた通信技術を使っても約40分かかるという。
 JAXAの橋本教授曰く、[富士通の通信技術の貢献が大きい]。という。
 昔、通信関連企業に籍を置いたことがある私としても、通信技術の大切さ、重要さは理解できる。ゴルフでいう「・・たら、・・れば」ではないが、宇宙技術に[通信技術]は必須ということは素人の私でも分かる。
 
 この他に「はやぶさ」を支えた技術・システムと担当企業は次のとおり。(日経新聞より)
 ・姿勢制御系・・・・・NEC東芝スペースシステム
 ・リチュウムイオン電池・・・・古河電池
 ・軌道制御用の加速度計・・日本航空電子工業
 ・データの蓄積技術・・・・・・・日立製作所、NEC
 ・化学エンジン・・・・・・・・・・・三菱重工業
 ・耐熱性カプセル・・・・・・・・・IHIエアロスペース
 ・カプセル用パラシュート・・・藤倉航装
 ・サンプル採取関連・・・・・・・住友重機械、日油技研工業、日本飛          
                   行機
 ・エックス線分光装置・・・・・・明星電気
 ・地上のアンテナ系・・・・・・・三菱電機
 ・位置計測技術・・・・・・・・・・富士通
 ・イオンエンジン・・・・・・・・・・NEC

  
 今回の「はやぶさ」がもたらしたのは、日本のモノづくりの能力やチームワークがまだ捨てたものではないことを示したとも言われている。7年前の技術でともかく打ち上げ、その後は応用力と知恵とチームワークで乗り切った快挙と言える。

 私が2年前迄勤務していた大学院の役員で、元JAXAの所長だった先生と数回宴席を共にしたことがある。その頃の話題は月探査衛星「かぐや」の話であった。(この関連のブログは昨年2月頃に書いたと思うが) 「はやぶさ」の打ち上げが7年前だとすれば、先生はその頃まだ現役(所長時代?)でいらっしゃったかもしれない。だとすれば改めて「おめでとう」を申し上げたいと思う。

<天体や宇宙開発に関して全くの素人の私だが、ヤッターと叫びたくなるようなニュースでした・・・・・・・・・・・6月15日記> 

   
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