2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
最近の海外旅行は、インターネットでの申し込みが当たり前のようになり、時々本当にこれで大丈夫かと思う時がある。申し込んだら回答があって、まもなくご案内があって、約款を読まされて、それらを前提に申込書を提出させられて、お金の支払いもカードだと旅行の後になったりする。その間に2回ほどレンタル品のご案内、前泊用ホテルのご案内、空港連絡交通手段のご案内、現地(各国)お土産品の注文取りや見学地の写真(DVD)の売り込みまであって、現地へ行くまでもなくそれなりのものが手に入ったりする。これでもし催行中止なんてなったらどうしようとか考えたりする。
そういえば昨年フランスへ行く時にこんなことがあった。出発の日に成田空港に集合したら、運悪く我々の飛行機(エールフランスパリ直行便)がバードストライキングで故障。このため飛行延期になり、1日成田周辺のホテルで足止めとなった時がある。パリから修理部品を取り寄せて修理して飛ぶということだった。そんなとき旅行会社の取った策は、旅程が1日半短縮となるが、それでもよろしかったら宿泊待機してくださいという。結局24人中8人が取りやめた。
その際に聞いた話。「折角お土産も手配してしまったし、短縮されても行くしかない」という人がいて思わず苦笑させられた。
[ネット販売]それらはすべて物言わぬ、人間同士の対話もなく進められる。こういう展開で進められると、やっぱり時々不安になる時がある。こちらとしても旅行会社の店頭に行ったわけでなく、誰に聞けばよいかも知らない。全ては物言わぬインターネットと、郵便通話だけある。
やっと人間同士の会話ができたのが出発数日前のこと。添乗員から参加者への確認と注意事項、その他メッセージがある。正直言ってそれまでは少なからず不安があった。
現代はネット社会。何をするにもインターネットの時代だが、人間同士の触れ合いのない商売は味気ない感じがする。それが嫌なら店頭に行くしかないのだが・・・。ただし、この商売ではネット申込みの割引といったものがなく、株式売買のネット取引のように対面営業より手数料が安くて済むようなことがないらしい。この面でも不満が残るのは私だけだろうか。
オフィスでも最近は、机を並べている隣同士でネットで挨拶を交わす。「おはようございます」をネットで済ます。そんなに声を出すのが嫌なのですか?と聞きたくなる。
そこには感情もなければ会釈(尊敬の念)もない。「人間は感情の動物」と言われてきたが「ネット社会」はある面で人間社会の本質を変えようとしている。そのうち人間は指先と眼だけが動いて、感情のない動物・声も体も退化してしまうのではないかと思う。
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とても興味深いですねー
インターネット系の会社だから、というのもあるとは思うのですが…。
確かに、ネット越しの挨拶はとても味気ないです。 ひと昔前から、目の前にいる友達とケータイのメールで会話する若者が問題になっています。 インターネットは世界をつなぎますが、 「個」の世界が広がり続けるだけでは 人と人とのつながりの面白さが 失われてしまいかねませんね…。 |
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