2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
「中欧の旅」<余韻・・その1>
「中欧の旅」を思いついた訳は・・・
これまで数少ない海外旅行では、古代文明の遺跡群が残るエジプト、ギリシャ、イタリア等比較的紀元前数千年の世界の遺跡巡りが主であった。それはブルドーザやクレーン・ダンプトラック等、現代文明の利器のない時代に建設された巨大な建築物を単に興味本位に見るのが中心であったと思う。
それでも現地・現物を見て感動しながらも疑問に思った。
<どうやって1個数メートル四方・何百トンもある石を四角錐(ピラミッド状)に3百万個も積み上げたのか。その中に通路や部屋をどうやって作り上げていったのか。どうやって四角錐の方角をきっちり東西南北に示すように設置したか>(エジプト・ピラミッドの遺跡)。
<直径1メートル余り、長さ20メートル以上の石柱(大理石)をどうやって立て並べたのか。どうやってその上に巨石(大理石)を屋根状に積み上げていったか。>(ギリシャ・パルテノン神殿の遺跡)。
<フォロロマーノの宮殿はどうやって作ったか。コロッセオ闘技場の観客席(4階建て)はどうやって積み上げたのか。全長五〇キロメートル・高低差4.8メートルにどうやってポンジュガール水道橋を建設したのか>(古代ローマの遺跡群)。
Etc.
数千年前の建築技術、設計技術、天文学・数学・幾何学・造形技術、建設パワー、財政・国力等々、想像を絶するものを持ち合わせていたことが推測される。
“なんと凄いことだろう”と驚きと感動の連続であった。
だが、それらの多くは過去のものであり、現代につながっているものがない、いわば遺跡であり観光地でしかない。偉大な遺跡ではあったが現代とはかけ離れ過ぎた存在としか思われなかった。 次なる目標は、古代文明から紀元後の世界。1000年続いて今日に至っている世界(街)、文化、歴史と現代の人たちの暮らしぶりを見ることにより、仮に、“1000年続く会社”(をコーポレートオブジェクティブとしたら)を目指すとした場合のヒントがあるかもしれないという期待もあった。 そんな意味で、とくに中世(10世紀前後から)の文化が残っているヨーロッパの国々をめぐることが必要と考えた。
考えてみると四年前のイタリアも昨年秋のフランスも考えようによってはそれなりに共通した面があったような気がする。
だが、中世を知るためにはさらにドイツや中欧がどうしても欠かせないことを知った。
折も折、某旅行会社で「よくばり、ドイツ・ロマンテック街道と中欧五カ国周遊」(10日間)という企画に触れた。ドイツは10年前に一度行った地域が入っているものの、オーストリア・ハンガリー・スロバキア・チェコを廻る12か所の世界遺産と中世の街並みを見学する内容が気に入ったのである。単に見て歩きの観光でなく、なぜこの街・この地域・この文化(遺産等)が1000年も続いてきたか、を強く意識しながらの旅にしようと決めた。
時期は、少し暖かくなってから(天気も安定するであろうと推測)、但し最盛期は避けて(ゴールデンウイークや夏休み時期は避ける)、往復直行便利用で現地滞在時間が有効に使えること(直行便と経由とでは3~5時間短縮される)、会社に出来るだけ迷惑をかけない時期(月次会議を避けて・・結果としてはその後会議日程が変更になり欠席してしまったが)でという前提で、5月18日出発を選択した。期間は10日間であるが、現地8日間がフルに見学できることがこのツアーの特徴でもあった。
しばらくは、見たこと、感じたこと、調べたこと等々を私流に勝手に評価したり、反省したりしながら、ひとり“旅の余韻に浸りたいと思う。
<次回:中欧の魅力等・・・・・・・・・6月21日記> PR |
カレンダー
フリーエリア
最新記事
(11/09)
(11/04)
(09/26)
(08/19)
(05/13)
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ内検索
アクセス解析
|