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2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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(文芸春秋 10月号 「脳を鍛える」・・・医学博士 小倉正久氏より抜粋)

第5条「『やってもらう』のを止め、自分で動きましょう」
 我々の年代は、ご飯作るのも、寝床を整えるのも、風呂を焚くのも、だいたい女房が全部やってくれて、いわゆる、メシ、フロ、ネルで育ってきた。
 しかし、最近、我が家では、「私がいなくなったら、困るのはあなたですヨ」と言われているが、相変わらず、〝私、たべる人です”を貫いている。
「なんでも人任せにして動かないと老けこみます!」とも言われているが・・・、この点では大丈夫と自負している。

第6条「散歩だけでなく、目的をもって運動しましょう。社交ダンスは最適」
 散歩される方は多いけれど、ただ歩くだけというのはなかなか続かないもの。やっぱり何か目的をもって動いた方がいい。その点でお勧めなのが社交ダンス。体を使う、ステップを覚えるのに頭を使う、人と会話をする、異性を意識する、自分の身なりや外見を意識するようになる。脳の活性化にもってこいです。

第7条「『元気過ぎる』と言われましょう」
 子供が心配するぐらい元気な方がいい。能の謡や踊り(日本舞踊)も良い。「舞も踊りも本当に全身運動なので、体の鍛錬には非常にいいんです。例えば座って立つという動作でも、反動をつけてはいけない。深部の筋肉を鍛えるにはもってこいです」
 この種の芸能関係は、つれあいに任せて、私はもっぱらスポーツ系で汗を流す。挙句の果てに、筋肉痛や腰痛になって整形外科にお世話になっている。マイドクター曰く、「オーバーユース(やり過ぎ)です!」。と時々言われる。
小倉先生曰く、「脳でも筋肉でも何でも使わないと衰えるんです。使いすぎるから機能が低下するのではない。閨房のことも、出来る限り努力するのが、元気を保つカギだと思います」と言うが・・・。

第8条「階段は手すりをもって。席を譲られても電車の中では努めて立とう」
 「けがをすると、途端にボケてしまう。年寄りは怪我や骨折で動けなくなると急に弱ってしまうので、特に階段は気をつけて、手すりをもって降りるべきですね。そして、席を譲られても電車内では努めて立つ」。電車は揺れるので、体感や脚の筋肉を使って踏ん張らないと倒れてしまう。そこで踏ん張ることが筋肉のトレーニングになる。脚は最初に弱るところだから大事。
 私の経験では、折角席を譲ってあげたのに、断る人がたまにいて・・・、(せっかく譲ってあげたのに、人の好意を無視して何よ・・・フン!)という気分になる時があるが・・・。

第9条「若い女性を見たら、裸を想像しよう」
 「この第9条は女性に非常に評判悪いんですよ」。「いや、これは、老化におけるホルモンの影響について言っているんですよ。ちゃんとした研究者の説ですが、若い女性を見ると、男性はホルモンが分泌される。男性ホルモンが減少すると活力をなくし、うつ病とか、あるいは、血管系の病気になるんだと。」
 男性でも女性でも、性ホルモンというのは、抗動脈硬化作用がある。性ホルモンが減少するとだいたい動脈硬化を招き、いろんな障害が起きてくる。危険信号と考えておいた方がいい。
 男性ホルモンが分泌されるのは必ずしも精巣ばかりではない。男性ホルモンの一種であるテストステロンは、副腎や海馬からも出てくる。女性の裸を想像すると、男性ホルモンが脳内で分泌される。・・・あくまで想像するだけですよ、触ったりしたらダメですよ!

第10条「香典や会葬は不要。最後まで生きるから」
 自分が最後まで生き残って、みんな看取ってやるという位の気力で生きて欲しいということ。

最後に先生のまとめ・・・、
「昔とは比べられないほど余生が長くなっていますから、まずは健康で、元気で、楽しく過ごさないといけませんね」。

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