2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
<雑誌~ひろい書き・・・その4>
≪フルーツは体に良い VS フルーツは体に悪い≫ 健康と美容のために、フルーツは毎日欠かさず食べるという人は多い。最近は、健康に良い影響を与える天然の化学物質「フィトケミカル」が含まれることも分かってきた。べリ-類に含まれるポリフェノール、かんきつ類はじめ多くの植物に含まれるクエルセチンなどは、健康や長寿に良い影響を与えると注目されている。 「フルーツは体に良い」という、名古屋大学の大澤俊彦名誉教授が、生活習慣病などの疾病予防に果たすフルーツの役割を解説してくれた。最近はバナナやリンゴ、柑橘類の癌予防機能が世界中から注目を集めていると報告している。特に、「エリオシトリン」というレモンに多く含まれるフラポノイドは、参加ストレスに関連した疾病に予防効果が期待されているという。 又、日本人はフルーツの摂取量が少ないことも論じている。欧米諸国との比較では2分の1~3分の1以下と少ない。「甘味を最大限発揮できるように十分冷やし、出来るだけ多くの種類をバランスよく摂取し、少なくとも今の倍程度までは摂取しても良いのではないだろうか」 一方、東京大学大学院分子エネルギー代謝学糖尿病・代謝内科の脇裕典先生は「フルーツは体に悪い側面もある」と指摘している。 「フルーツはビタミン、ミネラルや食物繊維が豊富であり、糖尿病・代謝内科においても患者さんには適切な量のフルーツの摂取が推奨されるが、日常臨床上、フルーツ、フルーツジュースの過剰摂取により糖尿病が悪化する症例に比較的頻繁に遭遇する」 フルーツに多く含まれる果糖は、ブドウ糖に比べて血糖やインスリン値の上昇は少ないものの、肝臓での脂肪酸合成や内臓脂肪量を増やし、メタボリックシンドロームを助長する可能性が指摘されているそうだ。 「私は特に、品種改良された日本のフルーツが海外に比べて非常に甘いという点を指摘しておきたい。米国で「フルーツは好きなだけ食べて良い」という考えが一般的なのも、日本ほど甘くないためだと考えられる。 食べ方にはコツがある。なるべく丸ごと全て食べること。例えばブドウは皮ごと種ごと食べるようにする。皮と種には、ビタミンEや抗酸化成分など体にいい物質が豊富に含まれている。八朔やグレープフルーツも、外側の厚い皮だけ向いて房ごと食べるようにする。しかも慣れてくると美味しく食べられるのでぜひお試し頂きたい」(坪田一男氏) PR |
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