2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
【大腰筋を鍛えなさい】から学ぶこと・・・その4 『人間の直立二足歩行を可能にした筋肉』 どんな動物も、もちろん人間も、筋肉を使わなければ動けません。筋肉という機関は、「動物が動物であるため」「人間が人間であるため」に欠かすことのできない存在だと言っていいでしょう。 とりわけ、ある一定の年齢を超えると、動けるか動けないか、移動手段を保持できているかが、生命活動を続けていくうえで大変重要な意味を持ってくることになります。野生動物であれば、動けなくなることは、イコール死を意味します。 皆さんは、「二本の足で立って、しっかり歩くことができる」という機能を維持するために、一番重要となる筋肉はどこだと思いますか? 私は、「大腰筋」だと考えています。 大腰筋は、背骨と大腿骨とをつないでいる体の奥のとても太い筋肉です。行ってみれば私たちの上半身と下半身とをつないでいる「大黒柱」のような存在です。この大黒柱がなければ、私たちは立つことも歩くこともできません。 誰しも寝たきりにならず、一生にわたってそういう「動ける状態」をkeepする為には“人間らしさを保つ筋肉=大腰筋”をいつまでも衰えさせないことが、一番大きなカギとなるのではないでしょうか。 『何歳からでも足腰は元気に生まれ変わる』 それではこの大腰筋、筋肉量の減少を食い止めたり、増やしたりすることができるのでしょうか?・・・もちろん大丈夫です。 大腰筋は、運動で鍛えれば着実に太くなります。しかも、高齢になってから、例えば90歳代からでも太くすることが可能であると確認されています。 つまり、運動で大腰筋をはじめとした下半身の筋肉を太くしていけば、どんなに歳を取ってからでも「一生動けるからだ」へとシフトしていくことが可能なのです。 『ウオーキング神話』を信ずるな! ある質疑応答から・・・ Q. 「先生、私は毎日よく歩くようにしています。それだけでも十分筋肉は鍛えられているんですよね」 A. 「いや、ウオーキングだけではだめなんです。歩くだけでは下半身の筋肉を鍛える効果はほとんど得られません」 Q. 「えっ、そうなんですか? ずっと、歩くのが一番の健康法だと思っていたんですが・・・」 A. 「いや、もちろん、ウオーキングは健康維持にとてもいい習慣ですが、それだけでは筋肉はつけられないんです。ウオーキングと一緒に筋トレもやるべきなんですよ」 Q. 「はあ・・・わかりました」(なんだか、まだ納得いかなそうな様子で) 今の世の中には『ウオーキング神話』と云ったものが存在しているようです。 「歩くことは健康にいい」と散々紹介しています。もちろん、それは間違いではありません。ただ、もし『ウオーキングやってりゃ大丈夫だよな』とか、『ウオーキングしていれば、他のことはやらなくていいのよね』とか言った姿勢でいるのなら、それは大きな間違いです。 ウオーキングは万能ではありません。―ウオーキングだけでは不十分― それは科学的な事実であり、エビデンスとして証明されていることなのです。 『人間には二つの筋肉がある』 筋肉には「速筋」と「遅筋」という二つのタイプがあります。 それぞれの役割は、 陸上競技の短距離を走る際に使われるのが速筋で、瞬発的に大きな力を出せる代わりに疲れやすいという特徴を持っています。 一方、マラソンなどの長距離走で使われるのが遅筋です。持久力があり疲れにくい特徴を備えています。 実は、加齢によって筋肉が減少する割合は、遅筋よりも速筋の方がずっと大きいのです。つまり、瞬発的な力を発揮する速筋の方が老化の影響を受けやすいのです。そう、年1%、10年10%とじわじわ減っていく筋肉は、ほとんど速筋で占められているということ。 では、速筋を鍛えるには、どんな運動が適しているか。 すなわち、それが筋トレをはじめとした無酸素運動。スクワットや腹筋、スポーツジムでのマシントレーニングなど、瞬間的に一気に力を込める動作を繰り返して筋肉を付けて行く運動ということになります。 “歩いたり走ったりすることは足腰を丈夫にするから、少しくらいは役に立っているだろう”と思う人が多いでしょうが、残念ながら、ほとんど筋量低下防止につながらないのです。 有酸素運動は持久力を高めたり、動脈硬化を予防したり、脂肪を燃やして肥満を解消したりするのには大変役立ちますが、こと「筋力アップ」という点に関しては、ほとんど役に立ってないも同然なのです。 同じ筋肉であっても、遅筋ばかりを使う運動をしていてはダメであり、あくまで速筋を使う運動を行わないと筋量アップにはつながらないわけです PR |
カレンダー
フリーエリア
最新記事
(11/09)
(11/04)
(09/26)
(08/19)
(05/13)
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
ブログ内検索
アクセス解析
|