2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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「認知症と生きるには」

 急な発熱 認知症に伴う自律神経の乱れも

 認知症には様々な症状があります。発熱、血圧や胸のドキドキなどには自律神経が関係していることが多く、認知症に伴って自律神経が乱れる場合には状態が急に変わります。個人情報の保護に留意して、診療所での経験をもとに内容を変更して紹介します。

遠山茂さん(仮名、59歳男性、若年性アルツハイマー型認知症)はレビー小体型認知症などにもよく見られる自律神経症状が出やすく、立ち上がった時のふらつきや、体温維持の働きが乱れやすい特徴を持っています。

 ある朝、彼は血相変えて診療所にやってきました。認知症としては未だ軽くほとんどの事を自分でできますが、自律神経症状は以前から乱れやすい傾向がありました。院内に入る前に検温したら36.1度でした。

 「ボクは昨日、とても不安でした。腰痛を診てもらう整形外科で検温したら、37.3度で『37度以上の人は帰ってもらう』とリハビリが受けられませんでした」

 「不安になり、半年前におなかを壊した時に診てもらった内科に行くと『いつも来ている患者さんに限らなければならないほどコロナ対応で精いっぱい』と言われました」。非常に混乱した様子でした。

 

 普段の様子を理解 サポートする姿勢が必要

 

 私が連携する内科に診てもらえることになり、彼の不安は収まりました。このように状態が急に変わる人にどう対応すればよいのでしょう。

 まず、皆さんの周囲でも遠山さんの様な人がいる場合は、本人や家族に日頃から相談できる「かかりつけ医」を持つよう、何度も繰り返してアドバイスしてください。

 医療機関も含め周囲の我々にとって大切なことが、今回のことで分かります。「コロナ禍の今、遠山さんを断った整形外科や内科医院の対応はやむを得なかったと思います。しかし、彼が自律神経の乱れで体温が常に上下することを知ってくれていれば混乱は防げました。

 彼の周囲で彼を支える家族、医療やケアの専門職、そして地域の私達みんなが連携して遠山さんを支える仕組みが「地域包括ケア」です。この考えが「絵に描いた餅」にならないよう、認知症と生きる人に対し拒絶ではなく、普段の

様子を理解しサポートする姿勢が求められます。(精神科医・松本一生氏)

(資料:朝日新聞 2022‐10‐8(土)Reライフ より)

 

<この事例によく似た経験談だが・・・・昨年の夏頃、血圧がやや高めの毎日があった。元々、高血圧気味の体質のため、10年以上もかかりつけ医の診断の下で、降圧薬の処方を受け、安定した血圧レベル(130前後)維持をしていたが、いつの間にか、145前後のレベルに血圧上昇していた時期(約1か月程度)があった。自分も、かかりつけ医も原因不明のまま、降圧薬の強化で対応していた。

 ある日、会社(仕事上で)の産業医との医療懇談する機会があって、この話をした時があった。私の実体験の話を聞きながら、      Dr.は、ハタっと力強く膝を叩いて、「それはコロナ禍による自律神経の乱れによるものかも知れないぞ!!、きっとそうだ!」と、Dr.の力強い診断・指導があった翌日から、(特に薬や注射等をしたわけではないが)嘘のように、血圧が元のレベルに下がったのである。・・・血圧が自律神経に関係している実体験である・・HS>

 

 

 

 

 

「余興でパワハラ」遺族提訴!!

 青森 40代男性自殺

 青森県八戸市の住宅会社「ハシモトホーム」に勤めていた40代の男性が自殺したのは、侮辱する賞状のような文書を渡されるなどのパワーハラスメントや過重労働が原因だったとして、妻ら遺族3人が会社側を相手取り、約8千万円の損害賠償を求める訴訟を青森地裁に起こした。

 

 「あーあって感じ」新年会で「症状」手渡し 

 提訴は6月20日付け。訴状や原告の代理人弁護士によると、男性は2011年に住宅会社「ハシモトホーム」に中途入社。青森支店で注文住宅の販売営業をしていた。

 「症状」と題した賞状のような文書は、18年1月下旬の新年会で上司が企画した「余興」の中で、営業成績が3位だった男性に渡された。

 『あなたは、今まで大した成績を残さず、あ~あって感じ』『ここ細菌は、前職の事務職で大成功した職歴を生かし、現在でも変わらず事務的営業を貫き』(表現は原文のまま)などと書かれていた。

 

 遺品のスマートフォンには、上司から男性へのメッセージが残されていた。確認できた18年1月以降で、『お前バカか?』『なんぼ頭わり(悪い)のや』などと書かれていた。上司は口頭でも乱暴な口調で叱責したという。男性は新年会の翌月に精神疾患を発症し、その後に自ら命を絶った。

 青森労働基準監督署は取材に、男性の労災を認定したと明らかにした。遺族側によると認定は20年12月。遺族に開示された書類では、労災認定の理由として、メールでの叱責や新年会で渡された文書などの上司のパワハラを挙げた。文書の文面は上司が考えたとされ、仕事内容や仕事量の変化なども認定理由にあったという。

 妻は「夫はきっと、家族には(文書を)見せられなかったんだと思います。(会社は)体質を改めてほしい」とのコメントを弁護士を通じて公表した。

 

 社長陳謝「深く反省」

 ハシモトホームの橋本吉徳社長は朝日新聞の取材に、「社内においてパワハラが発生し、結果として、大切な従業員の命が犠牲となりました」とメールで回答し、パワハラの結果、男性が自殺したとの認識を示した。

 遺族への対応については「不誠実な対応になっていたと深く反省している。直接お詫びし、可能な限りご要望に沿う対応を取らせていただく」とした。

 男性が渡された賞状のような文書については、「10年ほど前から、年始行事の余興の一環として、営業成績上位の社員に渡していた。程度の差こそあれ、類似の内容だった。余興の域を超えていたと深く反省している」と説明した。

 橋本社長によると、男性の死後、社内で男性の就労状況や職場での様子などの聞き取りをしたという。「普段と変わりなかったとのことで、仕事と自死の相関性はない、と判断してしまった。社内調査が不十分だったと反省している」とし、再発防止に向けて、全社員への聞き取りや外部有識者を交えた調査も検討しているという。

 

 受け手の視点なく

 労働問題に詳しい光永亨央(たかひろ)弁護士の話  「症状」を新年会で渡すのは、さらし者にして尊厳を大きく傷つける行為だ。この内容で「余興」というのは加害者側の視点で、受け手がどう感じるかを考えていない。パワハラの被害者に非はなく、一緒に考えてくれる人は必ずいる。抱え込まず、信頼できる人に打ち分けることが大事。ただ同僚などは避け、利害関係のない人に相談するのが鉄則だ。

 

<資料:朝日新聞 202271日 夕刊「社会」面より>

「こんな冗談半分、嫌がらせ半分な上司・先輩・ワンマン社長などは、これに似たやり方や、半暴力的なケースやら、あちこちで見聞きする。結果として、成績評価や左遷、転勤、果ては退職等々はよくある話だ。もっと若い世代でも、校内や、クラブ活動などでもハラスメントはそれなりにあるようだ。それなりの企業や、組織では、このような状況に対応して、組織的または、教育・指導、ルール作りをしたりと配慮しているが、まだまだ、末端ではトラブルが多い。どんな世界でも、強者の弱者いじめだけは許せない!・・・HS」


 

「元気にキレイに」・・・結核

<健診しっかり受けて 適度の運動や睡眠を>

 2021年の日本の10万人当たり結核患者が9.2人となり、ついに10人を切って「低蔓延国」の基準を満たした。ただ、今でも年間1万人以上の患者が新たに報告され、決して「昔の病気」ではない。9月24日から結核予防週間が始まった。結核とはどんな病気なのか。

 

 結核は1950年までの死因1位。「国民病」「亡国病」などと呼ばれ、多くの人の命を奪った。今は新型コロナウイルス感染症が感染症の中心にいるが、結核も油断できない感染症だ。

 結核研究所の加藤誠也所長は「せきや全身のだるさなど、結核と新型コロナの症状に大きな違いはない」と話す。一般的には、たんのからむせきや微熱、だるさが2週間以上続いたら結核を疑う。ただ、高齢者ではせきが出ないことが多く、発見の遅れにつながっている。放置すると、たんに血が混じり、半数の人が亡くなる。

 

 2021年に新たに患者と診断されたのは、1万1519人。70歳以上が約7300人で、患者の63%だ。広く結核が流行していた時代に感染し、高齢になって免疫力が下がってきたために発病する人が多い。結核で亡くなる高齢者は今も多く、20年には90歳以上の患者の54%、80代の患者の38%は亡くなっている。

 「結核菌」は、空気感染で広がるため、完全に予防することは難しい。結核の発症を抑えるBCGワクチンは、生後5~8か月の間に接種することが標準的だが、効果は15年ほどしかない。

 加藤さんは「検診をしっかり受けてほしい」と話す。半数の人は発症がきっかけとなって感染が分かる。ただ、20~30代の患者では、約30%が定期健診の胸部X線撮影などで見つかっている。

 発病したら、他人に感染させる可能性がある期間は入院し、基本的には、抗結核薬を半年間飲む。大切なのは、薬の治療を最後まで確実に受けることだ。

 

 日本ではまだ患者の1%未満だが、世界的には「薬剤耐性結核」が問題となっている。薬を完全に飲み切らなかった場合、薬が効かない結核菌が現れる可能性がある。そのため、保健所が直接、薬の飲み忘れがないか確認している。結核は免疫力が落ちてきたときに発病する。発病を防ぐためには適度な運動や十分な睡眠、バランスの良い食事が大切だ。

 

【年間1万人以上の患者報告 発病したら薬の治療を確実に】

(まとめ)

結核の主な症状は?

  たんの絡むせき、微熱、だるさが2週間以上続く

  体重減少、食欲がない

 結核の予防には?

  ◎特に高齢者は1年に一回、胸部X線撮影を

  ◎適度な運動、十分な睡眠

  ◎バランスの良い食事、禁煙

 

以上

 

<資料:朝日新聞 2022924日(土)「Re ライフ on Saturday」より>

 

 

「腰痛と向き合うーなぜ腰痛になるの?」

   (資料:朝日新聞土曜版 「知っ得・なっ得」より )

 「腰痛」と一口で言っても、実は様々な種類がある。

腰椎椎間板(ようついついかんばん)ヘルニア、椎間板性腰痛、腰椎圧迫骨折といった「前屈すると痛い腰痛」と、

腰部脊柱管狭窄症(ようぶせきちゅうかんきょうさくしょう)、椎間関節炎などの「後ろにそらすと痛い腰痛」がある。<私は、この腰部脊柱管狭窄症で、長年悩まされてきました>

 

 腰痛を引き起こす主な要因は何といっても「悪い姿勢」です。だから、腰痛を予防するには「良い姿勢」を常日頃から心掛けておくことが鉄則になる。

 良い姿勢って具体的にどんな姿勢か?

 人間の背骨を横から見るとS字カーブ」を描いていて、腰の部分の背骨(腰椎)は前方に反り返っている。このS字カーブが自然な形で維持されているのが良い姿勢で、これを維持していれば腰痛にはなりにくい。

 逆に、猫背の状態で仕事をしたり、座りっぱなしやあぐらをかいた状態を続けていたりして、自然なS字カーブが失われた状態を長く続けていると、腰に過度な圧力がかかって腰痛のリスクが高まってしまう。腰に圧力がかからない姿勢が大事である。

 

スエーデンの医師による研究では、直立している状態で腰の椎間板(腰椎を構成する椎骨と椎骨の間でクッションの役割を果たす組織)にかかる圧力を100とすると、前屈の状態では150、椅子にまっすぐ座った状態では140、椅子に前かがみで座った状態だと185になるというデータがある。ちなみに、仰向けに寝た状態は25である。

直立よりも椅子にまっすぐ座っているときのほうが腰に圧力がかかっているなんてびっくり! しかも、椅子に前かがみで座ると直立の状態の2倍近くの圧力がかかる。だから、デスクワークや車を運転するときは、猫背にならないよう十分気を付けないといけない。さらに、前かがみで座った状態で荷物を持つ動作をすると圧力は275にも達する。

 

普段から、前かがみで重い荷物の運搬をする人は腰痛のリスクが高いといえる。自然なS字カーブを維持するためには、背中を丸めたり、逆に後ろにそらしすぎたりせず、頭のてっぺんを上から糸で引っ張られているような姿勢を常に意識することが大切。他にも、30分以上は同じ姿勢を続けないことや、背骨を支える腹筋や背筋のトレーニングを生活に取り入れることも意識しょう。

 

スマートフォンやパソコンの画面を見ていると、ついつい猫背になりがちだから、注意しなければならない。ところで、姿勢の悪さ以外にも腰痛の原因はあるか?

まず、加齢による体の変化は腰部脊柱管狭窄症などを引き起こす大きな要因になる。骨粗鬆症で骨がもろくなり、腰椎圧迫骨折が引き起こされるのは高齢女性に多いケースである。他にストレスも腰痛とかかわっている。不安を抱えていたり不眠の症状があったりしてストレスが高い状態だと、痛みに対して敏感になり、腰痛の症状が出ることもある。また、非常にまれなケースだけど、がんや子宮筋腫などの重い病気が腰痛の背後に隠れていることもあるということは、知っておいてもいい。

 

(取材協力・久野木順一氏・日本赤十字社医療センター脊椎整形外科顧問)

 

 

 

<60年余りの事務職、陸上競技、登山、スキー、ゴルフ、トライアスロン

などなど、全ての行動の結果が、腰部脊柱管狭窄症《賞?》となりました・・・HS

「青春って密 みんな諦めなかった」

    ― 仙台育英・須江航監督 ―

 

 第104回 全国高校野球大会は、8月22日、仙台育英(宮城)が東北勢として初優勝を果たし、幕を下ろした。東北勢は10回目の決勝進出で悲願を遂げた。

 

 22日、初優勝を決めた直後の仙台育英・須江航監督(39歳)のインタビューが反響を呼んでいる。一部を紹介する。

 喜びいっぱいの表情で切り出した。



「宮城のみなさん、東北のみなさん、おめでとうございます。

準決勝を勝った段階で東北や宮城のみなさんからたくさんのメッセージをいただいて、熱い思いを感じていたので、それに応えられて何よりです」

 いまの高校3年生は入学直後から新型コロナに翻弄されていた世代。どんな言葉をかけたいか、と聞かれると声が震えた。

 「入学どころか、おそらく中学校の卒業式もちゃんとできなくて。僕たち大人が過ごしてきた高校生活とは全く違うんです」

 「青春って、すごく密なので。でも、そういうことは全部ダメだ、ダメだと言われて。活動してても、どこかでストップがかかってしまうような苦しい中で。でも本当にあきらめないでやってくれた。全国の高校生のみんなが本当にやってくれた」

 「今日の下関国際さんもそうですけど、大阪桐蔭さんとか、そういう目標になるチームがあったから、あきらめないで暗い中でも走っていけた。本当にすべての高校生の努力のたまもの。ただ最後に僕たちがここに立ったというだけなので、ぜひ全国の高校生に拍手してもらえたらなと思います」

 

(資料:朝日新聞 2022年8月24日 朝刊より抜粋)


<久しぶりに、高校野球の熱戦を見た。監督のインタビューには、仙台育英の自慢ではなく、この時代の学生達みんなへの、苦しい中での努力と、あきらめない

でやってくれた、全国の高校生に“よくやってくれた”とほめてあげたい、そんな指導者の気持ちが籠っていて、いいスピーチだったと思う。

*母校:横手高校も、54年前に秋田県代表で全国大会に出場したことがある。残念ながら、一回戦で敗退したが、仙台で勤務していた頃であり、これも何かの縁でしょうか?>・・・HS



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