2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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<ほんの10円値引きですが・・・>
 あるデパートの地下にあるスーパーでのこと。
 毎週日曜日に、1週間の朝食用バナナ1房を買うことにしている。ここのバナナが品質なのか包装の具合がいいのか、だいたい1週間は持つようだ。
 
今日も、バナナのほかに、昼食用の蕎麦や関連食材等を仕込んで、空いているレジに並ぶ。やがて私の番が来て、中年のおばさん(失礼!)が手際よく品物をPOS読取機にかざしていくうちに、バナナの番になって、一瞬かざすのを止めて、レジ横のメモに目をやった。「ウン・・」と一人でうなずいて、「このバナナは本日10円引きのサービスになっていますが、こんなサービス券をお持ちじゃないですか?」と聞かれたが、『はあー?・・持ってません』と答えると、「では、有ったことにして引きますね」といって、そのサンプルサービス券をそっとレジに入れた。私は、その行為に思わず『ありがとう』と言って、『でもそのサービス券はどこにあったんですか?』と尋ねると、「バナナの置いてある所にあったはずですが・・・」という。
 
 清算を終えてから、気になって又バナナの売り場に行ってみた。一見したところサービス券は見当たらない。それでもあきらめずに棚の周りを見ると、売り場の端の方に、ケースに入った10枚ほどのサービス券が目立たない格好であった。購買者の心理は、あの積みこまれたバナナ群に目が行って、端っこのサービス券にはまず気がつかない!・・・これではせっかくの値引き販売・奨励が意味ないよ・・・。それを知ってか知らでか分からないが、あのレジのおばさんの機転・親切な行為は・・・たった10円の値引きだったが、金額に替えられない気分の良さがあった。これは日本以外の国ではまずないことでしょう。(せいぜい「引いてもらいたかったら、サービス券を取ってきなさい」、ということになる)
 
「たかが10円の値引き+金額に替えられない誠意」が感じられ・・・・又ここで買ってやろうと思ってスーパーを後にしました。
 

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