2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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 <京都との出会い>
 今から52年前(昭和343月)。高校の修学旅行は関西~関東旅行であった。まだ電化されていない当時の国鉄は、SL列車での日本海側を経由する夜行列車の旅。おそらく1昼夜をかけて大阪に到着。市内を見学の後、奈良へ向かう。東大寺、薬師寺、法隆寺などを見学した。翌日京都に入り、ニ条城、平安神宮、三十三間堂、清水寺等を見学した。その晩、郷里の先輩(当時京大生)が宿まで迎えに来てくれて、新京極(確かアーケード街であったと思う)で夕食をごちそうになった。田舎育ちの私には生まれて初めて見るキンキラキン夜の京の街並みに目をみはる思いで、今でいう一種のカルチャーショックを受けたものである。
それ以来、私には京都がいつしか忘れられない存在として、約半世紀にわたり幾度となく(多分30回位かも)足を踏み入れることとなったような気がする。
 
修学旅行は、その京都から東京方面に向かった。まだ新幹線の無い時代。京都から東京までは鈍行のような急行列車で78時間かかったような記憶がある。鎌倉~横浜~神宮~皇居前等をバスで走り回った。東京でも、中学時代の友達が宿(確か文京区にある旅館であった)に訪ねてきたくれたことを思い出す。面白いのは、羽田から東京上空遊覧飛行というオプション(料金は当時500円でした)に参加し、空から、当時出来立ての東京タワー(昭和3310月竣工)を見下ろしたのが印象に残る。(生まれて初めての飛行でした)
 
<東京から京都に>
 社会人となり約10年後、東京に住みついたのは昭和44年(1969)。仕事と子育てに忙しい中、当時勤務していた会社の健保施設で京都に保養所があり、数年に1回位訪れることができた。新幹線もあったが、子連れでは費用がかさむので、次第に自家用車で移動するようになった。ただ、自家用車で観光地を回ると拝観料と駐車料金が馬鹿ならない。一度行くと貪欲にあちこち回るので結構カネのかかる旅行であった。幸い食事はあまり欲がなかったのでその面では贅沢しなかった。だから京料理はあまり知らない。
 行く度に訪ねる場所は、今まで行ったことの無い場所を選んでいたので、次第に見学範囲は広がり、京都郊外、奈良、滋賀、大阪、兵庫方面にも足を延ばすようになった。
 予約の必要な有料拝観場所である、修学院離宮、桂離宮、京都御所、西芳寺(苔寺)等にもたびたび家族で行くことがあった。 
 
<名古屋から京都に>
 昭和58年から3年間名古屋に単身赴任していた頃、時々、一人旅で京都に出かけた。休日に名古屋から直通の京都往復バスが出ていた。(日帰り、往復3000円ポッキリ)現地ではレンタサイクルを利用して1日回りに回った。春夏秋冬のそれぞれ持ち味がある神社、仏閣、庭園を歩き廻った。
ひょっとして、将来(定年後)は京都で観光案内タクシーでもやろうかとさえ思うほど・・・よく回ったと思う。
 
因みに、 
<これまで訪ねた場所>
 ・清水寺、高台寺、南禅寺、永観堂、詩仙堂、曼殊院、
銀閣寺、大原三千院、
寂光院、鞍馬寺、金閣寺、竜安寺、
仁和寺、ニ条城、大覚寺、天竜寺、常
寂光寺、ニ尊院、
清涼寺、祇王寺、鈴虫寺、東本願寺、西本願寺、東寺、

伏見稲荷、平等院、醍醐寺、東福寺、泉湧寺、三十三間堂、
平安神宮、八
坂神社、知恩院、広隆寺、大徳寺、法然院、
神護寺、高山寺、西明寺、妙
心寺、源光庵、光悦寺
「要予約先」・・修学院離宮、桂離宮、京都御所、西芳寺
 
<最近の苦い思い出>
 4年前の11月。前職で役員退任した時に、娘達3人から
「ご苦労さん」との旅行券を頂いた。色々考えた末に(海外
旅行は止めて)家内と京都旅行を計画した。

色々考えた・・とは、記念とすべき旅行は意味あるもの
としたいという事であるが、「ほぼ半世紀にわたり、家内
と歩いた人生・思い出の場所はやっぱり京都以外にない」
という結論であった。

 もう一つのネガティヴな理由に、・・体調が良くない
(海外は無理?)・・というのがあった。

当時、数ヶ月前から微熱(37度台)が続き、原因が分から
ずに不安な毎日であった。

 2泊3日で、紅葉真っ盛りの京都はいつもながら旅行者
で賑っていた。

東福寺、南禅寺、永観堂、清水寺、2年坂、3年坂、
高台寺と比較的ゆったりと時間をかけて回ったので
あるが、なにぶんにも微熱があって体がだるい。

3日目はとうとうどこにも行かずホテルで休息という
有様であった。

 せっかくの記念すべき、「定年旅行」も中途半端な
結果となってしまったことが今でも悔やまれてならない。

(その年の年末~年始にかけて、箱根で静養した。
1週間の温泉三昧で数カ月続いた“微熱”から解放
された。・・・多分疲れがたまっていたかもしれない
と今でも思う)

 
<京都の秋・・私のお勧め紅葉スポット
四季折々の風情があって、それが古都京都の景観
にマッチしていて、いつ行ってもそれぞれ趣がある。

特に私は、秋の紅葉の時期が好きだ。
決まっていく場所は、
東福寺・・京都駅から電車で1つ目の駅だから電車
  が便利。駅からちょっと
歩く。境内の紅葉はスケール
  が大きく最高のスポット。車だと駐車場に入
れるのに
  苦労する・・・。

神護寺・・京都の郊外(北西)にあり、山間にあり、
  上り坂が難点。素晴ら
しい紅葉と眺めが良い。
  途中の坂道に茶店があり立寄りたいところ。

  車だと、ちょっと遠いのと駐車場に苦労する(休日
  は特に)

常寂光寺・・嵐山までは電車を利用した方がいい。
  そこから嵯峨野の小さな
寺院を訪ねながら歩くと
  小
1時間で紅葉と銀杏の美しい寺。お年寄りや、
 
足の弱い人は、ここまで観光人力車(二人乗り)
  を利用するのも良い。清
涼寺、ニ尊院などまで
  足を延ばせるかもしれない。

南禅寺と永観堂・・南禅寺の広い庭園の紅葉を
  踏みしめながら歩く。永観堂
はその隣り合わせ
  にある。昼の庭園もいいが、ライトアップされた
  夜の庭
園も格別。
清水寺・・この時期は昼も夜も混んでいる。昼は、
  遠くの景色まで見ること
ができるが、ライトアップ
  された夜の紅葉もなかなか見事である。ただ、
 
寺院まではかなりの上りがあり、お年寄りには
  タクシーで出来るだけ上ま
で行ったもらった方が
  良い。

高台寺・・秀吉の奥方ねねの菩提寺。スケール
  は小さいが、ライトアップさ
れた夜の景色がよい。
・その他の紅葉名所
  大覚寺・・池の周りの紅葉がよい
  天竜寺・・庭園がよい(茶店で湯豆腐)
・時間があれば寄りたい(中心から離れているので
  半日コース)

  毘沙門堂・・「そうだ京都、行こう!」2011JR
    
東海のCMでおなじみ。電車で山科下車ちょっと
     歩く。(
20分?)
  光明寺・・「そうだ京都、行こう!」2009年版で
     登場しました。
JR長岡京まで10分、そこから
     バス等で
20分。駐車場がない。定期観光バス
     がある。

<観光にはこんな方法もあるが・・・>
 ①地理と運転に自信があるならレンタカーで・・
 ・お勧めコース
   1日目:京都駅~神護寺~嵐山(天竜寺に駐車
               ・・嵯峨野を散策<常寂
光寺まで人力車使用)
                   ~大覚寺~  駅へ戻る

     夜:1730発定期観光バスで、高台寺~清水
       寺のライトアップ
を見学・・または2日目の
       夜でも。

    2日目:京都駅~東福寺~南禅寺・永観堂~駅
       へ戻る

 ・車の場合は好きなところを自由に回れる利点がある。
  ただし、途中の渋滞、
駐車場を探す等のわずらわし
  さがある。今はほとんどカーナビが付いてい
るものの、
  地理はある程度頭に入れておく必要があり、また、
  京都の運転
は比較的荒っぽい人が多い。運転に
  自信がある人ならいいが・・、あまり
お勧めできない。
  3~4人の仲間がいれば効率がいいのは事実。

 
 ②観光バス、タクシーを利用する方法
   1日目:タクシーを使う。南禅寺~永観堂(時間が
       あればその足で詩仙
堂~曼殊院まで行って
       みたい)・・
15000円~20000/1台?
       観光タクシーも結構あって、コースが設定
       されているものが多
い。中にはジャンボ
       タクシーという
78人の乗り合いタクシー
       
のコースもある。コースにもよるが、
       
10000円~20000/一人であるようだ。
     夜:京都定期観光バス(1730駅前発)高台寺
       ・清水寺のライ
トアップを見学(3200/一人)
        。
2年坂、3年坂を歩く(下り)全行程3時間半
       くらい。・・時間がなければ、
2日目の夜でも。
   2日目:京都定期観光バス(930駅前発)・・大覚寺
       ~嵐山(嵯峨野散
110分・・常寂光寺まで
       人力車利用)~東福寺・・全行程約
6時間位
       (
5350/一人)
 
 ③その他
   ・電車・バスを利用する・・・各観光地には電車や
    バスも結構走って
るが、そこからの足が問題。
    体力のある人ならいいが、知らない道を
歩くのは、
    思った以上に疲労感を感じる。出来るだけタクシ
    ーを利用
する方がよいが混む場合もあって、意外
    と効率が悪くなる。あまりお
勧めできない。
 
 
<京都は私の心のふるさと>
  これまで数十回京都を訪ねた。家族も、知人も色々
  案内した。

  いつ行ってもいいなと思う。
  春は・・桜の季節がいい。日本庭園はどこでも緑と
     桜を競う。

  夏は・・盆地だから気温が高いけれど、そういう時
     は、比叡山 や、鞍馬や、
高雄、大原の里に行く。
  秋は・・至る所で、紅葉狩りができる。深い青空と
     真っ赤に 燃えた紅葉の
コントラストがいい。
  冬は・・嵯峨野を訪ね、天竜寺の茶店で雪を眺め
     ながら湯豆腐で日本酒を
味合う。
 
  京都はいつも私を歓迎してくれる。またいつか訪ねたいと思う。


コメント
そうだ京都に行こう
おはようございます

ブログ感激しました
さすが斎藤さん京都を知り尽くしてますね

私は中学の修学旅行で京都奈良に行きその後OL時代に一度 ここ十年で3、4回行きましたが秋の京都も春の京都もまだ未経験で・・・

JR東海のそうだ京都に行こうのコマーシャルを見るたびに あ~紅葉の京都と桜の時期の京都にいつかは行きたいと思いながらその時期連休がなくついつい仕事を優先させていましたが 今回は思い切り平日にお店を休み27,28と2泊3日で京都に行く事にしました

この時期さすがに混んでいて予約がとれるか心配でしたが先日予約確定し一安心です

斎藤さんのプランを参考にさせていただき大人の秋の京都を満喫しようと今からわくわくしています


人力車も乗りたいけど体重制限ないかしら(笑)

【2011/11/02 11:06】 NAME[ゆき] WEBLINK[] EDIT[]


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