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2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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<股関節痛は99%完治する>・・・その3

【日本人女性は遺伝的に股関節トラブルに悩まされやすい】

 

 日本における股関節痛患者は女性が9割。しかも、それには生まれつきの傾向、遺伝的問題が関係している。日本人の女性には股関節が浅くついている人が多い。関節内で骨同士がぶつかりやすくなり、関節軟骨がすり減って、変形性股関節症を起こす人が多くなる。ちなみに、欧米人の場合は、変形性股関節症は80%が老化現象として現れ、若い人はほとんどいない。

 

 現代では、股関節を動かす機会がどんどん減ってきている。

1.    長時間、同じ姿勢や悪い姿勢を続ける習慣がある。

2.    しゃがんだり、かがんだりする機会が少なくなり、日常で股関節を動かさなくなった。

3.    毎日の生活の中で歩かなくなった。

 1は姿勢の問題。近年は座りっぱなし、立ちっぱなしの状態で仕事をする人が増えている。ほとんど一日中座ってパソコンとにらみ合っている人も少なくない。長時間同じ姿勢や悪い姿勢を続けていると、コリや痛みなどのトラブルを招く。同じ姿勢や悪い姿勢を続けることで腰の仙腸関節の動きが悪くなってしまう。仙腸関節の機能が低下すると連鎖的に股関節に不具合が起こりやすくなる。長時間前かがみの姿勢でデスクワークしたり、ずっと立ちっぱなしで作業したり、何時間も休みなしで運転したり・・・、そういった腰にダメージを与えるような姿勢の習慣は股関節にダメージを与え、腰痛を併せ持っている人が非常に多い。

 

次は2の日常で股関節を動かさなくなったこと。少し前の日本では、しゃがんだりかがんだりして股関節をしっかり折り曲げないと生活が成り立ちませんでした。和式トイレでしゃがんだり、床をぞうきんがけするのも、田んぼや畑で農作業するのも、股関節を深く曲げないとできません。現代の暮らしは、股関節を深く曲げる機会はとても少なくなりました。トイレは洋式、掃除は掃除機、ぞうきんを使う人も減りました(オフィスでのぞうきんがけも見当たらなくなりました・・・私見です)

 

 関節と云う器官は、使わずにいるとだんだん衰えてしまうもの。関節が固まってしまい、動きが落ちて可動域が縮小し、関節内で引っかかりが生じたり、軟骨がすり減ったりといった事態も。要するに昔に比べて股関節を使う機会が大きく減ってしまった現代の暮らしでは、人々の股関節機能がかなり衰えてきていると推測できる。

 

 3の歩かなくなったという点も由々しき問題です。歩くという行為は、最も基本的な股関節運動です。

 現代人の多くは「歩かなくて済むなら、なるべく歩かない」と云う方向に流れてきています。日頃から“ろくに歩かない生活”を続けていると、股関節の機能がどんどん衰えていく一方と云うことになっています。

 

<以下、次回>

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