2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
<昼下がりのコーヒーから> 6月某日。いつもの喫茶店は珍しくカウンターが混んでいて、7~8人目か・・・、仕方なく待っていると、意外と早めに順番が回ってきた。いつものように“アメリカン”をオーダーする。 私の後にはもう誰も並んでいなかった。と、突然、オーダーを受け付けた彼女が話しかける。「毎日ネクタイを変えているのですか?」 という。突然、話しかけられたので、しどろもどろに、「え? あ~いえ、そうでもありませんが・・・」と云うのがやっと。 「今日のネクタイも素敵ですね」と追い打ちをかけられて、「そうですか、有難う・・・」イイ年こいてこういうときはやたらと純情になるらしい。顔が熱くなって、アメリカンでなく、アイスコーヒーにしたい位でした。
ほとんど毎日昼過ぎに立ち寄る、渋谷・桜ケ丘の“カフェ・Vel.”。 もうかれこれ6年近く通っていることになる。比較的低価格のコーヒー、軽食を扱っている全国チェーンの店だ。 ここの店ではだいたい3人体制で営業しているようだ。 客席は、50席程度だが昼時間はいつも混んでいる。そのうち喫煙席が30席位あって、たばこマニアには人気があるようだ。昼休みのゴールデンタイムにはリーダー格(多分)の女性が、喫煙者の座席案内をしてくれるという今時珍しいサービスをしている。
6年も通っていると、従業員(あるいはパートかもしれないが)も頻繁に変わる。そのうち印象に残っているリーダーが2人いる。 4~5年前にいた彼女が、いつの間にかいなくなって、数年後に復活して、 「またお世話になります」と挨拶してくれたことがある。ほとんど注文受けとコーヒー出しと挨拶だけの会話だが、時には、控え目ながらなじみ客用の会話があって、何となく和む雰囲気があった。
昨年までリーダーをしていた別のリーダーさんは、とてもきびきびした客扱いで感心させられた一人である。よく率先して挨拶をしていて、良い店内の雰囲気を創っていた。まさに客扱いの手本のような人であった。彼女の事については、昨年12月のブログでも紹介させて頂いた。(「喫茶店での“お・も・て・な・し”について」で) 残念ながら二人ともいつの間にかいなくなってしまった。
今年に入って、スタッフが一新されたようである。 その中の一人がどうやら、リーダーらしき人のようであるが、顔なじみになっても、私語・会話は全くなかった。 そんな中で、本日初めて先方からオーダー以外の挨拶・「ネクタイ讃歌」があった。 今後も、本当に彼女が言うように、「毎日ネクタイを変えて」行くわけではないが、ネクタイの事を云われたのは久し振り(殆ど数十年振り?)の事ではある。多分に外交辞令、商売上手ということだが、いまどき、ネクタイを褒める若い人は珍しいと思う。悪い気がしないものである。
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