2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
元巨人の原監督が今度は青山学院大の監督に?・・・ではなくて、今を時めく青山学院大の陸上部監督の原晋(すすむ)監督のはなしである。過日、縁があって、その原監督の講演会に招かれたのである。招かれた、と云っても個人的にお会いしたわけではない。およそ1000人くらいの人達が集まっていた。
場所は、中野にある「なかのZERO大ホール」。2月の上旬は一番冷える時期だが、某会社の主催ということで、満員に近いフアン(?)が熱い視線を送って講演を聞いていた。たまたま、その主催会社とまだ薄い取引関係にある当社の営業サイドから回ってきた入場券は、会社名、氏名、生年月日を記載するという、商売見え見えのチケットであった。この後に、勧誘があるかもしれない情報取りの様で、入場券に生年月日記載にはいささか抵抗があったが・・・、承知の上で入場となった。 (以下は、主な講演内容である) ・原氏は、箱根駅伝に出た経験もなくまた、監督経験もないという。そんな自分の出身を、クイズ的に会場に当てさせるというアイディアは面白い発想であった。(クイズとは、箱根駅伝の出場大学の各監督を、出場経験と監督経験の有無をXY軸に分類し、4択で回答させるクイズ形式だ) こういう場合、一般的には、出場・監督経験ありのエリアが多く、どちらの経験もないというのが少ないのだが・・・、ずばり、本人は、どちらの経験もないのだ、ということを申し上げたかったようだ。 ・陸上競技の日本記録では、20年以上記録が更新されていない種目が男子では24%あるが、女子では0%という。このことは、男子では、なかなか若い選手が伸びてこないが、女子では次々と若い選手・新しい選手が現われて記録が更新されているそうだ。「若い人にはチャンスを与えて育てる」企業も同じことが言える。日本の企業には、古くから、「年功序列」のようなしきたり(?)があって、ベテラン重視の傾向があったが、どんどん若い人にチャンスを与えるべきだ。その方針には賛同できた。 ・青学陸上部のチームビジョンは次のとおり定めている。 ①感動を与えることのできる人間になろう ②今日のことは今日やろう。明日はまたやるべきことがある。 ③何事にも熱意をもって取り組もう これが選手に伝えた行動指針でもある。 ・「成長するための10のポイント」 ①30年後を見据える ②常に半歩先を見る ③できるための方法を考える ④悔しい思いを忘れるな ⑤話をし、提案をすること ⑥3割理論を行う ⑦個人と組織で評価する ⓼一体感をもって ⓽怒るよりアドバイス ⓾最後は何とかなるという気持ちで ・その他、チーム作りの長い苦労話があった。就任当初から、「10年の計画書」を作り、覚悟を持った挑戦をしてきたという。 そんな中で、陸上部員の基本的なことは、「規則正しい生活をすること」であることを強調していた。 箱根駅伝5連覇に向かって、すでにスタートしているという。今年もまた、どんなドラマが展開されるかは分からないが、原監督の口ぶりからは、自信満々、まだしばらくは青山の時代が続きそうな気配が感じられた。 PR |
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