忍者ブログ
2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
[653] [652] [651] [650] [649] [648] [647] [646] [645] [644] [643]

30メートル & 30秒の「歩く雨宿り」・・・でした>

 関東地方全般に、このところ(特に、10月に入って)毎日のように雨模様が続いている。天気図では、秋雨前線や台風の影響等により殆ど秋晴れもなく、なぜか週末は毎週、雨また雨というのも珍しい。

 このため、屋外行動派の私にとっては、休日の活動は屋内に限られてしまう。

 先週末の山梨遠征(宿泊)GOLFも、今週末の定例GOLFも、(3日前からの予報で)一日中雨で気温が低い・・・、との予報により、仕方なく幹事に予約のキャンセルを申し出た。

その木曜日のこと。昼飯時には、いっとき、雨も上がっており、会社から5分の、行きつけの信州ソバ屋で「秋盛りそば」(この店の季節メニュー)を食べ、15分ほどで会社に帰り始めて直ぐに、小雨が降り始めていることに気がついた。

大した雨ではないと思って飛び出したが、どんどん激しく降りだして、会社近くの交差点(初台交差点)で信号待ちをしながら、「にわか雨があるかもしれないが大したことないだろう、と、傘の持参をしなかった」自分を悔いながら、

ハンカチで背広の肩越しから上半身の雫をぬぐっていた。

 

その様子を後ろ隣りで見ていた(と思う)中年のご婦人が、そっと後ろから

 

「あのう、よろしかったら、どうぞ…」・・・やさしく傘を差し出してくれた。

「え? あっ、すみません、ありがとうございます」と言いながら、身体をちょっと寄せて、信号が青になったのを見計らいながら、二人は歩き始めた。

「どちら迄いらっしゃるのですか?」・・・・夫人は尋ねる。

「あそこのコンビニの隣までです」・・・・・と指差して答える

 

(横断歩道を渡り終えて、やがて)

「そうですか。私は、ここまでしか参りませんが」・・と手前の(初台緑道入口)を指す。

「助かりました。ありがとうございました」と、多少深めに会釈して別れた。

 

この間、30メートル余り、30秒ほどの「歩く雨宿り」だったが、それは、ここ

2週間余り続いた秋の長雨を一瞬晴らすような、さわやかな青空に出会ったよ

うであった。

PR

コメント


コメントフォーム
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード
  Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字


忍者ブログ [PR]
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 5 6 7 8
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
フリーエリア
最新CM
[07/09 NONAME]
[04/09 エリ]
[04/08 harenov]
[04/08 エリ]
[01/28 だいき]
最新TB
プロフィール
HN:
No Name Ninja
性別:
非公開
バーコード
ブログ内検索
アクセス解析