2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
「正しい歩き方」・・1日8000歩で病気予防 歩く能力を獲得したことで、ヒトという動物は脳が発達し、生活範囲を広げ、 高度な文明や文化、社会をつくってきた。 普段は意識もしない「歩き」が社会や文明形成にまでつながっている。 「腹八分目」っていう言葉があるが、それを言ったのは300年以上前の江戸前期の儒学者、貝原益軒さんという人だが、益軒さんが腹八分目と並んで広めた教えが「良く歩くこと」です。80歳を超えてから書いたという健康指南書「養生訓」に記されている。
どう説いていたか。 雨の日は部屋の中を行ったり来たりでもいいから毎日歩いたほうがいい。そうすれば鍼灸や薬に頼らずとも消化良く、気鬱(きうつ)等もなく、病気にならない、と言うようなことを言っている。80代半ばで亡くなるまで、実践していたんだろうと思われる。 当時にしたらとても長命。現代を生きる人間にとっても歩くことが大事なことには変わりない。そもそも、歩くってどんな効用があるんだろう。 人間は筋肉がないと動くことができない。その筋肉の6~7割が下半身にあると言われている。つまり歩くということは、それだけの量の筋肉を動かし、鍛え、筋力と持久力をアップさせるということ。脂肪も確実に消費される。歩くことで、たくさんの筋肉を使える。筋力だけでなく、血流が良くなることも大事なポイント。ふくらはぎの筋肉は血液を心臓へ送り返す「第2の心臓」とも呼ばれている。歩いて筋肉が動けば、その分だけ心臓に戻る血液量も増えていく。そうすれば全身に血液や酸素、栄養が活発にめぐるのだ。
頭の働きもよくなりそう。仕事で行き詰まった時に外に出て歩くようにすると、新しいアイデアが湧いて、何度も助けられる時がある。血流が良くなるし、足からの刺激が神経を通して脳に伝わるから、脳の働きも活性化する。気分転換にもなる。歩くっていうのは、健康的で前向きに生きる基本である。 1日1万歩を掲げる人が多いが、最近は、そこまで必要ないという研究成果が次々と発表されている。1万歩は歩幅を70センチとすると約7キロメートルだから、ハードルの高さは感じていたが…。京都大とアメリカカリフオルニア大ロスアンゼルス校のチームは今年、8千歩以上のウオーキングを週1~2日でも続ければ、全く歩かない人と比べて、10年後の死亡率が14.9%低下するという研究結果を発表した。20歳以上の男女3101人の歩数などと、10年後に心筋梗塞や脳梗塞などで死亡する確率を調べたら、歩数や頻度が増えても、減少率はほぼ同じだった。歩けば歩くほど、効果が上がるわけではないのだ。
群馬県中之条町の65歳以上の全住民5千人を対象にした「中之条研究」でも、1日8千歩、そのうち20分間を大股で力強く「中強度」で歩くことで、うつ病や認知症、がん、動脈硬化、糖尿病といった多くの病気予防に効果があることが分かった。2か月ほどの継続で効果が出てくる。運動し過ぎると疲労がたまったり足腰の負担が大きかったりする。中之条研究は2000年から調査が継続している有名な研究である。1日8千歩の黄金律。よく覚えておきましょう。 PR |
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