2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
ウオーキング術・・・その3Q,ダイエットに効果的な歩き方は? 効率よく痩せるためのウオーキングのポイントは? また目的により歩き方は変えるべきですか? A. ギリギリ会話しながら歩ける強度がおすすめ。 「何かをしながら歩く」と認知症予防に。 ダイエットのためには、脂肪を燃焼させる有酸素運動として、最大限効果を発揮 させられる歩き方をする必要があります。強度は、有酸素と無酸素の境界が理想。 ギリギリ会話しながら歩ける「ギリギリ会話ウオーキング」がおすすめです。 ギリギリ会話ウオーキングは、ダイエットだけでなく生活習慣病やメタボ対策、 美肌作りなどにも有効です。会話する相手がいなければ、周囲に怪しまれない程度 に、見た車のナンバーや景色の感想を声に出したり、「イッチニ、イッチニ」と言い ながら歩いたりしましょう。 食後血糖値や糖尿病が気になる人は、逆にごく軽い強度で食後に歩くのがおすす めです。それによって食後の血糖値上昇を抑える効果が得られます。 認知症予防には、何かをしながら歩く「マルチタスク・ウオーキング」が効果的。 たとえば3歩目だけを意識して大股にする、手の体操をしながら歩く、景色や見た ものの感想を言いながら歩くなどです。山道のような不整地を歩くのも、足を置く 場所に脳を使うのでマルチタスク・ウオーキングになります。歩くことに集中せざ るを得ないため、精神的なリラックス効果もあり、うつ対策などにも役立ちます。 このほか、足のむくみとりや冷え症、下肢静脈瘤対策には、特に「かかと着地」 を強く意識してください。ふくらはぎのミルキングアクション(ふくらはぎの筋肉 のポンプ作用)で血流がよくなって、これらの症状に効果を発揮しますよ。 ● ウオーキングのウソ?ホント? □ 「1日1万歩」は歩くべき? 「1日◎歩」と歩数を決め込むと、数字がプレッシャーになりストレスに。 むしろ自分にとって「効果的な強度」のウオーキングをすることが大切です。 □ 短時間は意味がない? 1回に20~30分がベストですが、隙間時間のコマ切れでも効果あり。30分を 3回でも健康改善効果は変わらないという研究報告もあります。 □ 週1回でもOK? 無理のない範囲で増やせるなら増やしましょう。週に1~2回でも、まったく 運動しない人と比べれば、かなり効果があるはずです。 □ 長く続けるコツは? 楽しく歩いてノルマ化しないことが大切。毎日の生活に組み込み、通勤や買 物時もフォームを意識すれば、効果が期待できますよ。 □ ウオーキングに効果的な時間帯は? 朝がよいといわれますが、どの時間帯でもOKです。昼間は交感神経が活発に 働くので運動に適していますし、夜は適度な運動によりリラックス効果が得 られます。
<以下、次回>
ウオーキング術・・その2
Q. ウオーキングの正しい姿勢を教えて・・・50代・女性 せっかくなら正しいフォームで歩きたいです。 実践しやすく、運動効果の高いフォームはありますか。
A. 同時に多くの注意点をこなそうとせず、3つのポイントだけを意識しましょ う。
ウオーキングによって健康効果を得たいなら、正しい歩き方を身に着けることが 最も大切です。私の指導経験からたどり着いた「この3つだけ意識して歩けばOK」 というポイントを下記でご紹介します。 この「正しい歩き方」は、第一にエネルギー効率が良い、つまり楽に長く歩ける 歩き方です。 第2に身体構造的、力学的に負担をかけない、つまり足腰を痛めにくい安全な歩 き方です。 腕は自然に伸ばし、体幹(胴体)の動きに伴って振れることを意識する。「でんで ん太鼓」のようなイメージです。こうすることで腕が肩甲骨から動き、背中の筋肉 がほぐれてマッサージ効果が生まれます。 3つのポイントはそれぞれ、歩きに必要な重要な筋肉と関連しています。これら の筋肉が弱っていると、最初は少し疲れるかもしれませんが、ポイントだけを意識 することで筋肉がうまく使えるようになってきます。そうすれば安全かつ疲れず、 気持ち良く歩けて、健康効果も得やすいウオーキングができるようになるのです。
◎ 正しいウオーキングのフォーム 1.胸(みぞおちあたり)から足を振り出すイメージで歩く 体の中心からしっかり動かすイメージで足を振ることにより全身運動に。 エネルギーを効率よく消費できます。(関連する筋肉)・・・大腰筋 2.太ももの内側同士をぶつけるくらいの意識で歩く 膝が体の軸近くを通ることで、関節にかかる負担を軽減。加齢とともに弱 くなりやすい内転筋や臀筋も強化できます。(関連する筋肉)・・・内転筋、 臀筋 3.必ず、かかとから着地する かかと着地を意識することでひざが伸び、ひざへの衝撃も軽減。 筋肉が伸び縮みするので、ふくらはぎのポンプ作用により全身の血液循環も促進します。(関連する筋肉)・・・ふくらはぎの筋肉
<以下、次回> 体のお悩みなんでもQ & A(ウオーキング術編)体を動かしたくなる秋。今回は、気軽に取り組める運動の「ウオーキング」 に注目しました。 ウオーキングの基礎知識や効果が出やすい目的別ウオーキング、靴の選び方 、より効果を高める食事のポイントなどを紹介します。 【資料:(株)富士フィルム 「irodori」2025年10月号「健康特集」より。 監修: 園原 健弘先生・明治大学体育会競争部監督、バルセロナオリンピック 50km競歩日本代表。競技者経験をベースに健康づくりやダイエット指導などを 行う。】
Q. ウオーキングをすると、どんな良いことがありますか?・・・50代・男性 体に良いイメージのあるウオーキングですが、具体的にはどんな効果がある のでしょう A. 正しく行えば、ダイエット、生活習慣病対策、認知症予防など多くの効果が
得られます。
大きな意味でいえば、ウオーキングは身体機能低下の予防全般に効果を発揮します。 人間も動物なので、、「体を動かす」ことは身体機能の維持に必要で、誰しもある程度 体を動かしていないと、通常の老化以上に衰えてしまいます。「歩くこと」は人間の 動作の中で、もっとも簡単で基本的なもの。ウオーキングは、すべての人にお勧めし たい運動です。 そもそも直立2足歩行は、多くの動物の中で人間だけができる運動です。重力に逆 らって動くため、筋力や骨の強度維持につながります。 実際ウオーキングには、身体的な側面だけでなく、精神面でも様々な効果があるこ とが分かっています。具体的には、以下のようなものがあります。
ウオーキングの身体的なメリット ● 脂肪燃焼 ● 心肺機能の向上 ● 若々しい血管の維持 / 血流促進 ● 筋肉や骨の強さの維持 ● 生活習慣病の予防 / 改善 ●寝つきや睡眠の質の 改善 など ウオーキングの精神的なメリット ● ストレス解消 ● リラックス効果 ● 自己肯定感のアップ ● 不安やう つの予防 / 緩和 など
加えて、有酸素運動であるウオーキングはダイエットにもお勧めです。有酸素運動 とは、酸素を多くとりこんで筋肉を動かす運動のこと。脂質・糖質をエネルギー源と し、主に体脂肪を分解してエネルギーを算出するので、ダイエット効果が期待できま す。
有酸素運動と無酸素運動 有酸素運動 生活習慣病の予防やダイエットに ◎ ウオーキング ◎ サイクリング ◎ 軽いジョギング 軽~中程度の負荷を継続的にかける運動のこと。強くない負荷が 筋肉にかかり続けるため長時間の運動も可能。脂肪燃焼にもお勧 め。 無酸素運動 筋肉アップや基礎代謝を高める ◎ 筋トレ ◎ 短距離走 ◎ ウエイトリフティング 短時間で筋肉に強い負荷をかける運動のこと。瞬間的に強い力が 必要になるため、筋肉にためておいたグリコーゲン(糖類)を使 います。
<以下、次回>
体のお悩みなんでもQ & A(その4)
Q. 日常的にできるメタボ対策を教えて・・・50代・女性 メタボの予防・改善のために、食事以外の生活面では、どんなことがポイントになる のでしょう。 A.適度な運動を続けること、長く座り続けないこと、質の良い睡眠 をとることなどが大切です。 メタボ対策として食事と合わせて心がけたいのは「適度な運動を続けること」です。 厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド」では、成人は1日60分 のウオーキング(8千歩程度の運動)、高齢者は1日40分のウオーキング(6千歩程度 の運動)と、ほかに週2~3回の筋トレを推奨しています。 ただし、普段からほとんど運動しない人は急に運動を始めるよりも、まずはこれま でより10分だけ運動量を増やす「プラス10(テン)」がおすすめ。買い物や通勤時に 早歩きしたり、エレベーターでなく階段を使ったりと、日常生活で運動量を増やしま しょう。 また、最近は「長時間座りすぎない」のも重要ということがわかってきました。1 時間に一度は立ち上がって軽い運動を。 運動以外では、6~8時間の良質な睡眠もメタボ対策として大切です。筑波大学教授 の柳沢正史先生らの研究では、脂肪や塩分の多い食事の人は睡眠時間が短く、食物繊 維やたんぱく質の多い食事の人は睡眠時間が長く取れる傾向にあることが分かってい ます。 私自身は1回の食事でご飯を「お代わりしないこと」をルールにしています。また、 納豆を週に3回、魚を週に2回は食べています。仕事で出かけるときは、一つ手前の 駅で降りて目的地まで歩き、家族の買い物に付き合うのもよい運動になっています。 ショッピングモールは広くて、雨の日も濡れずに歩ける健康的な空間だと思います。
◎ 生活習慣セルフチェック 該当する項目が多いほど、メタボになるリスクが高いといえます。 メタボ対策の基本は、バランスの良い食事と適度な運動。この2つを見直してみま しょう。
□ つい食べ過ぎることが多い □ 飲みすぎてしまうことがある □ 朝食を食べないことが多い □ 脂身の多い肉が好き □ 青魚を食べる機会が少ない □ 野菜はあまり摂らない □ よく間食をする □ 就寝・起床時間がともに遅い □ 睡眠不足である □ 座って仕事をすることが多い □ 休日は家から出ないことが多い □ 階段を使うことはほとんどない □ 運動はほとんどしない □ 喫煙習慣がある
<以上 「メタボリックシンドローム」編 終わり> Q. メタボ改善に役立つ食事は?・・・50代男性 メタボになりやすい食事とはどんなものでしょうか。逆に、メタボの予防や改善の ためにお勧めの食事法はありますか?
A. 動物性脂肪や糖質の摂りすぎを避け、食物繊維を積極的に摂りましょう。 魚に多いDHA・EPAはおすすめです。
「動物性脂肪を過剰に摂る」「甘いものなどで糖質を摂りすぎる」といった食事内容 は、メタボのリスクを高めます。早食いする習慣や過度の飲酒もNGです。 逆に、メタボを予防・改善するには摂取カロリーと消費カロリーのバランスをと ることが重要。まずは脂質や糖質の取りすぎに注意。牛肉や豚肉の脂肪、バターな どの動物性脂肪は、動脈硬化を進める飽和脂肪酸を多く含むので、摂りすぎないよ うに。魚の油に多いDHA・EPAは、中性脂肪や内臓脂肪の増加を抑える働きがあるこ とが分かっています。 加えて、糖質の摂りすぎは、血糖値だけでなく中性脂肪値を上げる要因にもなり ます。「甘さ」を求めるなら、たとえば缶詰の果物ではなく、生の果物にしましょう。 意外と忘れがちなのが調味料。ケチャップやソースには重量全体の4分の1ほど の糖質が含まれています。また塩分の多すぎる食事は血圧上昇を招く恐れもあるの で、低塩・減塩を心掛けましょう。 日本動脈硬化学会では、動脈硬化を予防する食事として「ザ・ジャパン・ダイエ ット」と名付け、伝統的な和食の利点を見直した食スタイルを推奨しています。こ の食スタイルはメタボの予防・改善にも役立ちますので、普段の食生活でできる物 から取り入れてみてください。
◎ ザ・ジャパン・ダイエット(動脈硬化性疾患やメタボ予防につながる食品) ダイエットにつながり、動脈硬化予防にもなる食様式。日本に古くからある和食の 良い面と、味付けが濃いなどの悪い面を考慮していることが特徴です。 [積極的に摂る食品] ● 魚、大豆、大豆製品 ● 緑黄色野菜を含めた野菜 ● 海藻、きのこ類、こんにゃく等 [摂取を控える食品] ● 脂身の多い肉や動物脂、鶏卵 ● 清涼飲料や菓子など、砂糖・果糖を含む加工食品 ● アルコール飲料
<以下、次回> |
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