2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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 「体のお悩み何でもQ&A」(その2)

 Q 「お酒好き」だとコレステロールは増えますか?

毎日のように飲んでいるので、コレステロールに影響しないか気になります。

(A) 飲酒自体は直接悪玉(LDL)コレステロールを増やしませんが

お酒による摂取エネルギーが影響します。

 

    アルコールが直接的に悪玉(LDLコレステロールを増やすわけではありませんがやはり要注意です。と言うのも、お酒やおつまみなどによって摂取エネルギーが過剰になると、血液中の中性脂肪の値が高くなるからです。

    

    中性脂肪はコレステロールとは異なる種類の脂質ですが、コレステロールの原材料になります。そのため食べ過ぎ・飲み過ぎで中性脂肪が多くなるほど、体内でコレステロールが作られやすくなってしまいます。

 

    一般的に中性脂肪と善玉(HDL)コレステロールは、片方が増えるともう片方が減るシーソーのような関係にあるため、一つの数値だけを都合よく解釈せずに、血圧や血糖値も併せてチェックしながら健康状態を確認しましょう。

    下記リスト項目にあてはまる人は、脂質異常症やそれによる動脈硬化が進むリスクが高いといえます。

 

    避けられるものや改善できるものから取り組みつつ、コレステロールを減らす緑黄色野菜や海藻類、青魚などの食品を積極的に取り入れると、より効果的です。

 

● こんな人は悪玉(LDL)コレステロール過多かも?!・チェックリスト

□ 肉や脂っこい食べ物が好き

□ 甘いものや生クリームが好き

□ 野菜、海藻、大豆食品などはあまり摂らない

□ ついついおなか一杯食べてしまう

□ つい短時間で食事をすませてしまう

□ お酒を飲むときも食べる量が変わらない

□ 生活が不規則で、食事の時間が一定しない

□ 毎日、座りっぱなしの時間が長い

□ 運動はほとんどしない

□ お腹まわりに脂肪がついていると思う

 

10問のうち3つ以上チェックある人は、危険信号かも?!

<悪い生活習慣が続くと、血液中のコレステロールや中性脂肪が適正値を超えた状態になりやすいので、注意が必要です。


<以下、次回>


 

 

 

 「体のお悩み何でもQ&A」・・・【コレステロール】

  健康診断で気になる検査値の一つが「コレステロール」。

  そもそもどんな働きをし、高いとなぜいけないのか、上がる要因や上がったときの注

意点など、

コレステロールについて知りたいあれこれにお答えします。

Q コレステロールってそもそも何ですか?

   健康診断で初めてコレステロール値が高いと言われたのですが…。

A 体に欠かせないものですが、

種類と役割りがあり、

場合により健康リスクがあります。

 コレステロールは血液中を流れる脂質の一つ。細胞膜の構成部分として、また体の機能調節を行うホルモンの材料として、本来なくてはならない成分です。

 コレステロールの代表選手として、LDLとHDLがあります。

 LDLコレステロールは全身にコレステロールを運ぶ役割がありますが、血液中で過剰になると、心筋梗塞や脳卒中などを引き起こすリスクを高めることから「悪玉」と呼ばれます。一方で、HDLコレステロールは体内の余分なコレステロールを回収するので「善玉」と呼ばれています。

 運動不足や脂肪分の多過ぎる食事などの悪い生活習慣が重なると、コレステロールのバランスが崩れて悪玉(LDL)コレステロールが増えてしまいます。増えすぎた悪玉(LDLコレステロールは血管中にどろどろの塊をつくり、内腔を狭めます。血管の柔軟性もなくして動脈硬化を引き起こす原因となることがあるので注意が必要です。

 とは言え血中のコレステロールは主に肝臓などで生成され、食べ物からの摂取でコントロールできるのは20~30%と言われています。だからこそ適度な運動をし、生活習慣をただすことが大切なのです。
<以下、次回>








 

 

 

 

 

 

 

「冬と夏で温度の感じ方は違う!?・・・DO科学より」

 ◆体温を一定に保つ仕組み

  《暑いとき》・・・皮膚の表面近くの血流を増やす

            をかく 

  《寒いとき》・・・皮膚の表面近くの血流を減らす

            体の脂肪を燃やす

            筋肉を震わせる

 

 QA

 Q)寒い。暖房を強くしようかな。

 (A)室温は冬は20度、夏は28度が目安ね。

 Q)冬は20度で温かいと感じるのに、夏はそれより高い温度で涼しいと感じるのはなぜ?

 (A)暑さ、寒さの感じ方が変わる理由か。今、何を着ている?

 Q)長袖のセーター。

 A)夏も同じ?

 Q)違う、半袖のTシャツ。そうか、着ている服のせいだ。

 A)はい。それから、冬の始まったころと寒さに慣れてきたころと比べてどうかな。暑さ寒さの感じ方は体の状態でずいぶん違う。温度や風の強さなども影響するし、気温だけでは決まらないの。でも、感じ方が変わる詳しい仕組みはよくわかっていないらしい。

 Q)寒さを感じるのはどこ?

 A) 皮膚に温かいとか冷たいとかを検知する温度センサーがあり、脳に信号を送る。信号を受けて脳から、寒いから熱を作りなさいとか、逆に暑いから熱を逃しましょうと指令が出て、体温を一定に保つことができるよ。

 Q)体が熱をつくるって?

 A)体をつくる細胞は普通に働くだけで、熱を生み出している。でもどんどん体温が高くならないのは、たいていの場合は、体温よりまわりの気温が低く、熱を奪われるから。体には、体温を一定に保ついろいろな仕組みが備わっている。

 Q)寒くなるとどうなるの。

 A)細胞の普通の働きだけでは熱が足りなくなってしまうので、積極的に熱をつくる必要がある。活躍するのは体の褐色脂肪と呼ばれる特別な脂肪。これで熱をつくり出す。

 (A)もっと温度が下がると?

 A)からだがブルブルっとなったことない? あれは筋肉が震えて、熱を生み出しているんだって。行動に制限がかかるけど、どうしても熱が必要な場合の最後の手段。

   動物が震えている間に点滴に襲われたら困るでしょう。

Q)ヒトも動物も同じっていうことだね。

A)熱をつくるだけでなく、逃がす仕組みも重要。皮膚の表面近くの血管を、冬は縮めて暖かい血液の流れを低下させて、熱を奪われにくくする。夏は逆に血管を広げて血流を増やし表面温度を少し上げ、熱を逃がしやすくする。

Q)うまくできているね。

A)暑いときに汗をかくと、皮膚の表面が濡れて、水分が蒸発するときに気化熱として体の熱が奪われ、体温を下げる。湿度が低いと水分が蒸発しやすく、同じ気温でも暑さを感じにくくなる。体の熱を奪うと言えば、風もそう。冬に風が吹くと寒く感じるのは、体の表面が温めた空気を風が飛ばし、また冷たい空気にされされるから。空気の流れが大きいほど、熱が奪われることになるよ。

 

<資料:朝日新聞 2024年2月10日 「DO科学」より 同紙取材協力:名古屋大学教授 中村和弘氏>

 

 

歴史のダイヤグラム

「線路は狭軌か国際標準軌か」

 日本の鉄道は、明治5年(1872)年に新橋~横浜間が開通したときから、1067ミリの線路幅を採用してきた。世界的には1435ミリが標準だったが、指導した英国は植民地と同じ線路幅でよいと判断し、事情の分からない大隈重信がそれに従ったとされている。1067ミリは狭軌、1435ミリは国際標準軌と呼ばれている。

 現在でも、JRの在来線や小田急、西武など関東私鉄の多くは狭軌である。新幹線や京急、京成、阪急、阪神などの私鉄は国際標準軌を採用しているが、全体的には狭軌の方が上回っている。

 日清戦争や日露戦争で植民地となった台湾や樺太(現・サハリン)でも、狭軌の鉄道が敷設された。一方、併合により植民地となった朝鮮では併合前から国際標準軌の鉄道が敷設された。朝鮮半島は大陸とつながっており、国境を超える列車を走らせるには国際標準軌の方が望ましかったからだ。

 

 日本でも東京~下関間の線路幅を国際標準軌にすべきだという意見が後藤新平らによって出されていたことはよく知られている。しかしその構想は、1975(昭和50年)年に山陽新幹線が全通するまで実現されなかった。

 アジアに限って線路幅を見てみると、中国や朝鮮半島などでは国際標準軌が多いのに対し、台湾や東南アジアでは狭軌や狭軌とほぼ変わらない1メートルの線路幅が多い。インドネシアのように、オランダの植民地時代には国際標準軌もあったのが、太平洋戦争中に日本が占領して狭軌に統一した国まである。

 このため東南アジアでは、日本の車両を走らせる条件に恵まれており、実際に日本の鉄道の中古車両が多く使われている。インドネシアで中古車両に乗った朝日新聞記者の吉岡桂子さんは、こう述べている。

 

 「車内に入ると『日本』を感じる。つり革、座席、扇風機、棚、消化器に残る漢字・・・。私が乗った車両には『神戸 川崎重工 昭和五十二年』と書いてあった。西暦でいえば1977年。40年余り前に造られたものだ。乗り心地は悪くなかった」(『鉄道と愛国』)

 同様の光景は、タイやミャンマー、フィリッピンでも見られる。JR東日本や東急、東京メトロなどの狭軌の車両がほぼそっくりそのまま使われているのだ。

 欧米や中国などと異なり、日本では鉄道開業時から狭軌が主流だったからこそ、東南アジアへの車両の輸出が容易だったわけだ。しかしその光景は、南洋への進出を基本戦略とし、41年に政府に採用されて太平洋戦争勃発の引き金となった「南進論」とどこかでつながっているように見えなくもない。

 <資料:朝日新聞 2024年2月17日 連載。 文:政治学者 原 武史氏>

 

 

 「認知症と生きるには」  

  『居場所を見つけてください』

    (文:精神科医・松本一生氏・・朝日新聞2024年2月10日記事より抜粋)

 

 この人のことを思い出すたび、私は家族と歩んできた人生や、この先に待っているかも知れない運命に思いをはせます。個人情報保護のために事実の一部を変更しています。

 当時89歳の滝本和江さん(仮名)が、診療所を訪れたのは数年前の夏でした。大学病院でアルツハイマー型認知症と診断され、5年間通院していました。付き添ってくれた夫に大腸がんが見つかり、1年もしないうちに亡くなりました。独居になったため、「地域包括ケア」を担当してほしいと依頼されたのです。

 滝本さん夫婦は、私の両親が開設した診療所の患者さんでした。子供が2人いましたが、私と同学年の息子さんは交通事故で亡くなり、娘さんは結婚して札幌に住んでいます。私もご夫婦を覚えていました。

 その時何よりも大切なのは、滝本さんが一人で生活できる体制を組むことでした。介護保険の申請をすると、要介護Ⅰと認定されました。やがて認知症は中等度に進行し、在宅ケアを続けるのが難しくなってきました。

 そのことを伝えると、彼女は心のうちを吐露してくれました。

 「60年住んできた我が家から離れるのはつらいです。息子も亡くなり、娘も北海道、お父さんも旅立ってしまって私一人です。人生は何となくはかなく、あっという間に過ぎてしまうものなんですね」

 こうも言いました。

 「みんなに迷惑かけてしまいそうで怖いんです。私には時間がありません。混乱して何もわからなくなる前に、私の居場所を見つけてください」

 

 ケアマネジャーやホームヘルパー、訪問看護師などと相談し、滝本さんの自宅近くにグループホームを見つけることができました。

 久しぶりに滝本さんを訪ねると、彼女は自室で話し始めました。

 「ここが自分の家だと思えるようになりました。でもね、私は子供を育てた家の柱が今でも目に浮かびます。娘と息子の背が伸びるたびに柱に夫と印をつけたことも覚えています。今朝のことは覚えていないのに、あの日々のことは鮮やかに浮かんでくるのです」

 滝本さんは、懐かしい家を離れてグループホームに移る決心をしました。娘さんの家族や近隣のことを考え、自分の意志で入居を選んだことが、私にははっきりと分かりました。同時に彼女が経験した計り知れないほどの悲しみも感じました。



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