2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
【腸、腎臓は短命臓器の寿命に備えよ】――慶応義塾大学医学部教授 伊藤 裕氏
「平均寿命世界一」の冠を戴く日本人。人間の長寿は、体内のすべての臓器が健康を保つことではじめて実現する快挙だ。ならばもっと個々の臓器の寿命に目を向けるべきではないのか――。伊藤教授は、老化の早い臓器と遅い臓器の違いを知るべき、と説く。
体は数多くの『臓器』で構成されていて、それぞれが関連しあいながらも独立した働きをすることで成り立っています。それならもっと個別に、臓器に目を向けることも大事なのではないか、研究の原点はここから始まる。
心臓も脳も、腸も肝臓も、すべての臓器が「砂時計」を持っていると考えてください。時計の砂は生まれた瞬間から落ち始め、すべてが落ち切ったときに、その臓器の寿命は尽きます。
心臓のように常に動き続けている臓器は寿命も短いと思われがちですが、意外にそうでもありません。また、脳はすべての臓器の機能を支配して疲れが速いように思われていますが、寿命と云う点では決して短くはないのです。
人間の体の中で『臓器の時間』が短いのは、腸と腎臓なのです。血液が臓器の機能維持の生命線であることは言うまでもありませんが、腸の血液消費量は全身の血液の30%、腎臓は20%を占め、血液消費臓器ランキングの第1位と第2位です。多くの血液を使う腸と腎臓はそれだけ多くのエネルギーを使っているのです。腸と腎臓は、なぜそれほどまでにエネルギーを使うのかと云えば、ともに「吸収」と云う、骨の折れる仕事を担当しているからです。
<メタボリックドミノが起きる> メタボとは、内臓脂肪が蓄積された肥満が原因となり、高血圧や高血糖などの生活習慣病が併発した病態のことです。これを放置すると将来動脈硬化を引き起こし心臓病や脳卒中などが発生するリスクを高めることが明らかとなっています。実は腸は、メタボリックシンドロームを引き起こし、そしてどんどん進める“腸本人”なのです。
腸の本来の仕事は大きく二つあります。一つは「食物の消化吸収」、もう一つは食物と一緒に体内に侵入しようとする外敵の排除、つまり「腸管免疫機能」です。腸の老化が進めば、腸の免疫力が落ち、さまざまなバイ菌などの外敵が侵入しやすい環境ができます。過食するとそれだけ多くの外敵が体への侵入を試みることになるのです。その結果、さまざまな臓器で炎症が続き、それぞれの臓器の障害が起こります。体は栄養素をうまく利用して消費することができなくなって、どんどん肥満、メタボの病態が進んでいくのです。
腸の老化のスピードが速まりメタボが進むと血管が障害されて、各臓器で酸素不足になります。この段階で最初にダメージを受けるのが、酸素不足に最も敏感な腎臓です。腎臓に不具合が生じると、その情報は腎臓神経によって脳に伝えられます。すると脳から心臓に行く神経がその変化を感じ取り、興奮することで心臓をフル回転させるようになり過剰な負担がかかります。こうして、腎臓病の人は心筋梗塞、心不全の発症リスクが高まることが、最近の研究で分かってきました。
初めは内臓脂肪が溜まる肥満だけだったのが、それが高血圧を呼び、脂質代謝異常症、糖尿病、動脈硬化などと拡大していく。一つの臓器が病気になると、関係する他の臓器にも機能の低下が起こっていく関係は『臓器連関』と云われています。(メタボリックドミノと呼んでいます) 逆にいえば、キーとなる臓器の老化を遅らせることができれば、それに連動して他の『臓器の時間』もゆっくりになる。そのキーとなる臓器こそが、腸と腎臓なのです。
腸と腎臓にはそれぞれが原因となって起こる代表的な病気があります。それは、腸=糖尿病、腎臓=高血圧です。この二つの病気を防ぐため、過食や塩分の取りすぎ、運動不足を解消するなどして、腸と腎臓に対するケアを確実に励行することで腸と腎臓の時間の進行を遅くすることができます。そうすれば、身体の他の様々な『臓器の時間』も遅くすることができるようになり、長寿に結び付くのです。
<文藝春秋 6月号 【腸、腎臓は短命臓器の寿命に備えよ】 慶応大学医学部教授 伊藤 裕氏より抜粋> PR <文藝春秋より拾い書き・・・その1> ― 文藝春秋 6月号より ―
【いまどき心臓病で死ぬなんて】
「心臓病や脳卒中のような血管の病気は、日頃からの予防で発症を回避することができます。」「防げる病気は確実に予防しておくことが、人生を全うする上での最低限の取り組みなのです」という。
心臓病予防の基本は「生活習慣病予防」。高血圧、糖尿病、高コレステロール血症、肥満、喫煙、それに最近は高尿酸血症(痛風)も心臓病の発症要因として存在感を示し始めています。しかし、何より重要なのが血圧対策。これに成功すれば、心臓病のリスクは大幅に下げることが可能なのです。
高血圧の最大の原因は「塩の摂りすぎ」です。・・・「メリハリをつけて摂取する」ことが大事という。 減塩の次に挙げられるのが「運動」です。運動だけが唯一、善玉コレステロールを高めること、中性脂肪が下がることが分かっています。とはいえ、何事も「適度」が大事で、やり過ぎは良くありません。
心臓病予防のためのセルフケアは、「日々の血圧測定」につきます。一日2回、同じタイミングで測り、記録していくのです。三日坊主でも100回やれば300日になります。
高齢者は、毎日一般道を高速道路並みの猛スピードで運転している様なもの。 <72歳の人は、一般道を時速72キロで走っている様なものと云う> 無理が利いた若いころとは土台のスピードが違うということを自覚し、安全(健康)への取り組み(予防)に配慮すべきです。
的確な予防を確実に実践し、必要な医療をきちんと受け入れていけば、その先には健康な老いが待っています。青春時代よりも経験豊富で道を極めた人のみに与えられる「老春」を手にするためにも、是非積極的に心臓病の予防に目を向けてほしいと思います。 (順天堂大学医学部心臓血管外科教授 天野 篤氏・・「いまどき心臓病で死ぬなんて」より抜粋)
<股関節痛は99%完治する!>と云う話・・・その2 【「Vライン」「お尻の下」「中臀筋」が痛みの出る三大ポイント】
●股関節痛の症状と判断
1.鼠径部(Vライン)― 前側が痛むパターン 2.お尻のほっぺの下のへこんでいるところ ― 後ろ側が痛むパターン 3.お尻の横側(中臀筋)― 横の筋肉が痛むパターン
1と2では、左右のどちらか一方。3のお尻の横の筋肉の痛みやコリは、ある程度股関節の症状が進んでから現れる。 こうした部位に痛みや違和感を覚えるようになったら、もう“待ったなし”のつもりで治療やケアに真剣に取り組むべきでしょう。 最初は、「そういえば時々痛むかな」と云う程度。次第に、「どうも痛いなあ」「調子が悪いなあ」が繰り返しながら徐々に悪化していく。不調を甘く見ない。「あれ!?変だな」と思ったら、その時が治療やケアをスタートする時! 不調を放置していると、ゆくゆくは足を引きずったり杖をついたりする事態になりかねない。 30代、40代の若いうちに歩行に支障が出てしまうと、否応なくQOL( Quality Of Life =生活の質)の面でかなりの制限を受けることになる。
●変形性股関節症は、「前股関節症」→「初期」→「進行期」→「末期」と云う4段階のステージを経て進行していく。
・前股関節症 : なんか変だなと違和感を覚える程度の段階 ・初期 : 痛みや不調で少し不便を感じ始める段階 ・進行期 : 痛みがひどくなって、足を引きずり始める段階 ・末期 : じっとしていても痛くて、手術を検討しなくてはならなく なる段階
<私が自覚した痛みの程度は、前股関節症から初期の段階と思います。先日まで整形外科で1年半ほど通いましたが・・・、さっぱり回復せずでした> <以下、次回> <うれしいニュースでした>
◎ バトミントン国別対抗戦(トマス杯)で、日本男子初優勝の快挙! 正直言って日本ではあまり人気のない? 1949年から始まったこの競技だが、今まで日本チームは優勝したことがない。このところは、中国の一人勝ちが続いていた。競技人口も圧倒的に違うがレベルもずいぶん差があったようだ。 ところが、最近では、中国や韓国(現監督)からコーチや監督を招いたりして徐々に実力アップしてきていたのだという。 元バトミントン選手の潮田玲子さんによると「これは、サッカーで言うと、準決勝で破った中国はブラジルで、決勝の相手マレーシアはスペインみたいなもの」。その2強を破っての優勝は、『もぉーこれは本当にすごいことで、わかりやすくいうとサッカーのW杯で男子が優勝する感じ!』と、その偉業のすごさを表現した。・・・・おめでとう!
◎ なでしこ悲願のアジアチャンピオンに! ワールドカップで優勝して以来、大きな大会での優勝がなかったなでしこジャパンが、とうとう悲願のアジアカップをモノにした。 それも海外組の選手が不在という不利な条件を克服しての勝利は意義がある。
上記2つの優勝に対し、面白い記事が「中国メディアのニュース」にあった 【中国BBS】優勝したのは「なでしこ」だけじゃない!・・・日本では無関心?】 【女子サッカー・アジアカップは「なでしこ」こと日本代表が決勝戦でオーストラリアを1-0で破り、同大会初優勝を果たした。中国・百度(Baidu)の 掲示板にも、日本びいきの中国ネットユーザーから祝福のスレッドが複数立った。 そのなかで気になったのは、「日本サッカー」板に立てられた「日本は今晩だけで2冠を達成した」というタイトルのスレッド。「なでしこ」にとって確かに W杯に続く「2冠」ではあるが、その「2冠」ではない。もう一つの「冠」は、25日にインドで行われたバドミントン男子団体大会(トマス杯)でも日本が優 勝したことだ。 アジア杯準決勝で「なでしこ」が中国と死闘を繰り広げた裏で、バドミントンの男子日本代表も準決勝の中国と対戦、絶対的な強豪相手に歴史的な勝利を収め ていたのだ。そして、決勝ではマレーシアに競り勝ち、「なでしこ」とほぼ同じタイミングで栄冠をつかんだ。 バドミントン大国の中国では、むしろこちらの方がビッグニュースとして受け止められ、中国ネットユーザーにショックを与えたぐらいだ。中国メディア・網 易は23日、日本国内の無関心さを紹介するとともに、主力の田児賢一選手が中国戦後に「日本ではまったく注目されていないから、非常にリラックスして試合 に臨んだ」と語ったことを伝えた。 「なでしこ」の優勝同様にバドミントンでの日本代表の快挙をたたえる中国のネットユーザーにならって、強豪を倒して頂点に立ったバドミントン男子代表に 賛辞を送りたい。】
<私ごと・・・おまけ> ◎ 忙しいスケジュールでしたが“ベスグロ”でしたとさ! 年2回ある土曜会コンペの春の大会が先週(5/24)行われました。 この日夕刻に来客が突然あって、プレイだけ済ませてスコア提出してすぐ風呂にも入らず、表彰式・懇親会も欠席して帰宅しました。 5時過ぎになって、F夫人よりメールがあって、順位は16位だったが、ベスグロとニアピン賞2個、バーディ賞2個GETでしたよ、と連絡がありました。 スコアは、41,40のグロス81、ハンディ6.8で、隠しホールに恵まれませんでしたが・・・。多分にラッキーがありました。 ショートホールの2打目に、他のプレーヤーのボールに当ったのでグリーンオーバーを免れたおかげで、長い(10メートル?)パーパットが入った! ドライバーショットが、ワンぺナラインを越えたと思ったらその先の木で跳ね返ってラフに残っていた。2打目はグリーンをわずかに外したが、3打目をチップインバーディ。 ニアピンのかかったショートホールで下りのフックラインを読んでナイスバーディ。 ツキも実力のうちと云うけれど、・・・ツキまくったラウンドでした。
<股関節痛は99&完治する!>と云う話・・・その1 ―「股関節痛は99%完治する “坐骨神経痛”も“冷え症”も、あきらめ
【股関節ってどこ?というあなたこそが危ない!】 ●股関節(こかんせつ):人間の体の中で、股関節くらい重要な関節はない。 股関節は上半身と下半身とをつなぐ一大ジョイント。ここが動かなくなったら、歩くことはもちろん、座ることも立つこともできなくなってしまう。 股関節トラブルに悩まされている人は、女性を中心に非常に多く、近年、患者数が増加傾向にある(400万~500万人)
●最初は時々股関節に違和感を覚える程度。年月を重ねるうちにだんだんひどくなってきたという訴え。そのうち、しゃがんだり、歩き始めの時に痛みが出て、生活に不便を感じるようになったので、整形外科に相談。すると、医師は〔経過観察して様子を見ましょう〕と云って、痛み止めを出す程度の治療。 対応策を聞くと、「股関節を治すには最終的には手術するしかない」という。しかもその手術は、足の骨を切ったり人工関節に変えたりする大手術。
●「治療手段は手術しかない」と云うのは大きな誤り。関節痛は、早い段階で「間接包内矯正」(かんせつほうないきょうせい)などの適切な治療を施せば、ほぼ100%完治させることができる。 しかも、セルフケアでもかなりの効果を上げることが可能。自分で股関節に簡易矯正を行うことにより、痛みを和らげたり解消していくこともできる。あきらめたり悲観したりする必要は全くない。
●股関節を意識するときは、「足の付け根の鼠径部(そけいぶ・Vライン)からお尻の後ろ側にかけての胴体と足が繋がっているところの周囲全体ぐるりと頭に浮かべる」。 そして、次のような症状に心当たりありませんか? 「歩き始めや立ち上がる時に、足の付け根の奥に引っかかるような違和感がある」 「たまに鼠径部(Vライン)がピリピリしたりズキッとしたりすることがある」 「歩いているとき、何となく足の動きがしっくりしない。股関節に“いつもと違うぎこちなさ”を感じる」 「ときどきお尻の下あたりが痛むことがある」 「あぐらをかいたり正座をしたりするときに、股関節に違和感を覚える」 「たくさん歩いた後や運動した後に、股関節が痛んだりお尻がだるくなったりすることがある」
「ああ、云われてみれば、確かに時々そんなことがあるかな」と思う人も多いでしょう。 これは股関節トラブルの第一歩! すでに変形性股関節症の最初のステージである「前股関節症」になっている可能性大。その違和感は、関節内で骨同士が引っ掛かりやすくなっている証拠。股関節が悲鳴を上げ始めている証拠である。・・・・<私も上記のほとんどの症状に心当たりがあった>
<以下、次回> |
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