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2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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【東アジアは“依存先進国”】

 ネット依存は、実は、世界的に見ても、東アジアが“先進国”です。

 欧米でのオンラインゲームの流行は遅れており、ネット依存の深刻度は東アジアに比べれば低いのが実情です。

 東アジアでも韓国はスマホ普及率が世界のトップクラスです。パソコンのオンラインゲームが、2000年代初頭から世界に先駆けて社会問題化しました。

 86時間オンラインゲームを続けて24歳の男性が死亡、仮想通貨等を購入するため借金を重ねて自殺、オンラインゲームの長時間利用が原因で脳血栓ができたり、死亡に至る事件が十件も発生している。

 中国も、ネット依存傾向がある若者が千三百万人にも及ぶという調査結果もある。

 

 韓国で行われている、「Kスケール」という依存状態を自己評価できるもの、16歳になるまで、夜12時から朝の6時まではオンラインにアクセスできない「シャットダウン制度」。更に、合宿を行う「レスキュースクール」など、韓国はここまで国の政策として取り組んでいる。

 

 一方で日本では国としての取り組みが緒に就いたばかり。韓国の対策が最終的に効果があるかは検証を待たなくてはいけない面があるにせよ、参考にしながら、日本も必要な対策を練るべきです。

 放置すれば、不健康な状態が蔓延し、国力の低下すら招く可能性があります・・・・・・・・・・。

 

≪・・と先生は警鐘を鳴らしています。毎日の通勤電車で見かける“スマホ乗客”の光景は、私には異常な風景に見えます。それは中高生に限らず、ほとんどの乗客が携帯・スマホに取りつかれた人・人・人です。多分、こんな人達は家に帰っても、家族の会話も少なくスマホ・・・、休日もやっぱりスマホ中心の生活なのでしょうか?。そういえば、私は、休日は、コーヒーを飲みながら読書をすることが楽しみであるが、静かなコーヒーショップでは、やっぱりスマホ族がコーヒー&スマホをしこしこやっているようだ。

 なんだか、スマホに日本が侵略され、潰されそうな感じがしないでもないが、「スマホ亡国論」とならないように・・・・、ホドホドニしたいものである≫

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【どこからが依存か】

 お酒を適度に楽しんでいるのであれば、アルコール依存と言わないように、スマホを使うこと自体には当然ながら問題はない。どこからが「依存」と呼べるか。

 一般的に依存状態とは、アルコールであれ何であれ、使用を減らしたい、止めたいと思っても、自分の意思でコントロールできなくなった状態を指します。前記の中学生Aさんは、夜、寝る時間が遅くなって朝起きられなくなり、学校に行けなくなってしまう。通学はできても居眠りしてしまう。成績も急落する。そんな状況に陥ることです。

 B君も学校生活に支障が出ている。

 Cさんの場合も通勤はしているが、仕事の内容には果たして影響が出ていないと言えるかどうか。少なくとも家庭生活には支障をきたしていることは間違いありません。いずれも「依存」の症例と言えそうです。

 

 スマホは、本人が「異常」だと気づいていないケースが多い。他の依存症の患者(アルコール、薬物など)は、多少なりとも依存症であることを自覚しているが、スマホ依存の場合は、ほぼ全員自覚がなく、止めようとも思っていない。これまでも若者は、本や漫画を愛読したり、テレビやパソコンが普及すれば、その時々に新しいものに熱中してきました。それとスマホが違うのは、スマホがネットを通じて「誰か」に繋がっていることです。すぐにメッセージを返信しないと学校での友人関係に支障が出るという生徒も少なくありません。

 

もう一つの特徴は、若者や女性など、これまで「依存」と縁の薄かった層の患者が大きな割合を占める、ということです。

 アルコール依存や薬物依存、さらにギャンブル依存では、患者の中心は圧倒的に中高年の男性です。ところが、スマホ依存は若い人が中心です。「女性」が多いのは、チャットやメールを多く使っていることが原因ではないかと考えられています。

 

 エスカレーターで大学までいくはずが、退学して定時制高校やサポート校に行く生徒も多い。人生がこれからというときに、将来の可能性が一気に狭められてしまいます。ところが、本人は自覚がなく「学校は中退でもネット上の関係が維持できれば本望」と開き直るケースも少なくありません。

 

 

【「葛藤」なき若者たち】

 ネット依存を通じて、痛切に感じているのは、若い人たちの話から「葛藤」というプロセスを感じないことです。

 アルコール、薬物などの依存患者には、多かれ少なかれ「葛藤」が生じます。酒を飲みたい、しかし、飲むと問題を起こすことも分かっている。しかし、・・・という闘いが、心の中で必ず起きている。それは、治療に向かう力にもなります。学校に行かなくなった生徒が、「今日はスマホを我慢して学校に行こう」とか「いかないと問題になるのでは」という「葛藤」が抜け落ちているのです。そうなってしまう原因としては、一つは、彼らが精神的に未発達であることが考えられます。現実世界での経験が不足している分、ネット上のバーチャルなアイデンティティに固執する傾向が強い。バーチャルな存在やその行為が、リアルな世界でどのような結果をもたらすかまで判断できないのです。

 

【技術と追いかけっこ】

 ネット依存に関しては、まだ治療法も確立していないのが現状です。アルコール依存なら、飲んでいるのが焼酎でもワインでも、基本的な治療方針は変わりません。バリエーションは限られ、治療も系統立てて考えられます。

 ところがスマホ依存の場合は、ゲームなどのコンテンツに依存するケースもあれば、メールや「LINE」など人との接触に重きを置いているケースもあり、対策はそれによって大きく異なってきます。ネットなど最新事情がわからなければ、診察しても患者とコミュニケーションをとることができません。新しい技術、新商品と医師のいたちごっこが続いているのです。家庭においても、子供たちの方が質量ともに進んだ知識を持っている。教師も親とどっこいどっこいの知識しかありません。

 

 

・・・・以下、次回

<中高生52万人を蝕む【スマホ亡国論】>

「1日10数時間」熱中しても自覚症状なし。急速な普及に若者が壊れていく!!  

樋口 進 独立行政法人国立病院機構 久里浜医療センター院長

 ― 文藝春秋 2014年3月号 掲載記事 ― より抜粋

 

 

【ネット依存が疑われる中高生は、52万人―】

 厚生労働省が全国の中高生に調査して、初めて明らかになった推計とのこと。その大きな影響を与えているのが、急激に普及しているスマートフォン(スマホ)です。

 電車の中でも、車両のほとんどの人がスマートフォンをいじっているという一昔前では考えられない光景も日常となっている。

 

特に中高生の世界では、状況は深刻です。

「体育祭をやっても、徒競争などの最中にも周りの生徒は皆スマホを見ていた」

「甲子園でも、ブラスバンド部や応援団の大声援の中、生徒たちは皆スマホをいじっていた」

 中学生の25%、高校生に至っては56%がスマートフォンを所有している。

そのスマホの急激な普及が、新しい依存症を生み出しつつある。

 

【学校に行けない重症患者】

 スマホ依存によって、長い人生の入り口で大きくつまずいてしまう危険性がある。学校に行けなくなり、身体を壊してしまう重症患者も少なくなく、「依存の疑いが強い」と分類された中高生のうち59%が、「睡眠の質が悪い」、68%が「気分が落ち込むことがある」と、具体的な症状すら訴えている。

 

【取り上げると大暴れ】

 具体的な症例によると、14歳の女子中学生A子の場合。

 母親の話によれば、スマホを欲しいとせがまれて買い与えたところ、やがて1日10数時間も画面を見るようになってしまい、まず悪影響が出たのは睡眠。

 使い始めた頃は、夜10時には寝ていたのが、使い始めてから半年ほどの間に、夜中の2時、3時まで見るようになった。すると、翌朝、起きられなくなり、学校も休みがちになってしまった。親がスマホを取り上げようとしたり、時間を減らすように提案すると、血相を変えて怒る。時には、暴力まで振るうように・・・。使い方は、一般のユーザーと変わりない。スマホ同士の連絡手段として無料通話・メッセージサービス「LINE」、「パズドラ」などのゲームをしているようだ。自分を依存症だという認識を持っていないケースも目立つ。

 

 男子高校生Bの話。

 初めはパソコン・ネット上の交流サイト(SNS)だったが、スマホを持ってから違いが現れた。パソコンの場合、いくらのめり込んでも、使用できる環境は限られる。ところが、スマホならば、通学途中、ベッドやトイレ、どこでもネットの世界に入っていける。その分、依存への転落が速い。そのうち、ネット上での友人グループが広がるにつれて、メッセージのやり取りもどんどん増えていく。遂には、話において行かれるのが怖くなり、1日中スマホを手放せなくなる。母親が注意しても「勉強にために検索したい」、「急用がある」などと言い訳をしてスマホを離さず、取り上げれば大暴れする。寝るときに取り上げても、親が寝た後に持ち出して、ベッドの中で使い続ける。次第に寝不足で起きられなくなり、「体調が悪い」と明らかなウソをつき始めた。

 

 もちろん、中高生だけの問題ではない。

 40代の女性。聞けば、会社員の夫Cさんの生活が「この2年くらいはスマホと結婚したようだ」と言います。

 日中は会社に普通に通勤している。ところが、朝起きるとすぐにスマホを触り始めて、家にいる間はスマホを見っぱなし。仕事中はちらちら見る程度に我慢しているが、会社を出れば、食事中もお風呂の中でも、寝るまでとにかくスマホにしがみついている。

 妻が何を離しても上の空で、相談ごとも頼みごともできないという。

 Cさんもやはり、まったく依存という意識がなく、「仕事に行って、家にお金も入れているのに何が悪い」と逆に妻を怒る。

 

 

・・・・・以下、次回

 40年ぶりの大雪が先週(2月8日 土曜日)あったばかりなのに、またまた1週間後の金曜日(2月14日)に大雪が来日しました。

(2月15日 土曜日午後の町田駅前広場です)

 その日(金)は、朝から細かい湿った雪が降り続いていました。都心では午前中はまだ数センチの積雪でしたが、予報は夕方から夜にかけて大雪になる・・・と。
 渋谷・道玄坂にある事務所は、文字どうり坂の頂上に位置しているので、文字通り坂道なので、どちらに行くにしても足元が不安になります。

 そんな日に、運悪く、東京・丸の内で会議に出席しなければならないスケジュールがあって、朝から「中止にならないかなー」という願いもむなしく、9時過ぎには、「本日の会議は予定通り開催します」という非常なメールが・・・。
 しかし、当社人事部門からは、「帰りに不安のある方は、適宜、午後の半休取得を認めます」というメールが流された。通勤リスクを配慮した理解ある会社である。それにひきかえ、某協会の主催事務局のメールは、他人の集まり、任意参加の会議だからと、安全配慮のないいわばリスク管理の不足しているものだといささかあきれた。考えてみると、どうしても必要な会議でもない、緊急に決議するようなこともない会議だ。そんな程度の会議を、何十年に1回の大雪になるかもしれないと予想されているのに、開催するという判断が解せない。

 何事もなかった・・・、からいいようなものの、何か事故でもあったらどうするのか、というようなことが少しも感じられない判断はいかがなものかと思った。
 出席は任意です、とはいえ、会議で説明を依頼されていた身にとっては、出席せざるをえなかったので、大いに不満の残る会議であった。
 
 予想した通り、帰りの電車は平常の倍以上の時間とぎゅうぎゅう詰めのありさまでした。



 最近、目に入ってくる景色が少し霞がかかったようにぼんやり曇って見えるようになって、「・・ん? 近眼が進んだ? いや老眼が進んだ? それとも白内障?・・かしら?」等などネガティブな想像ばかりする。

 ある日、いつものようにプールから上がって、パウダールームで眼鏡をペーパーで拭いてかけようとして、はて?とレンズをみると、何やらレンズに微小のゴミが薄くかかっているようだったので、もう一度ペーパーで拭いたがとれない。それは両眼とも、まるでヤスリでこすったような状態だった。

 そんな状態が分かってから数週間して、とうとう意を決してメガネ屋に飛び込む。
店員が私のめがねを覗き込んで曰く、「これは、レンズにコーテングした物質が長年の間に、暑さや寒さ(高温や低温)により、しだいに溶けて・劣化してきたものです。人間の老化と一緒です」・・・と嫌なことを言う。
「コーテングしなかったらどうか、劣化しないのでは?」と聞くと、「何もしないレンズだけではレンズがギラツイテまぶしいですよ」

 レンズにも寿命があるか・・・。そういえばこのレンズを随分酷使したかもしれない。氷点下20度くらいのスキー場から、あの真夏の40度を超えるゴルフ場まで温度差60度ある。また、毎週通っているプールの塩素に塗れ、硫黄の濃い温泉に浸ったり・・・と結構刺激の強い場面も多かった。よくもここまで耐えてくれたと思う。しかし、私のお供でアメリカ、ドイツ、イタリア、フランス、オーストリア、スイス、チェコ、スロバキア、スペインと見て回ったことがせめてもの慰め?
・・・と“めがね君”は思っているかもしれない。

 新しい仲間・めがね君が、注文して1週間後に来ました。 
世の中がちょっと明るくなった見たいです。すっきり見えます!
ちょっとまた酷使するかもしれないが、よろしくです。
 



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