2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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4.治療の実際について

血腫の大きさが小さい場合で自然に治癒する場合もありますが、極めてまれな例に限られます。基本的な治療法としては外科的治療が推奨されています。

1).外科的治療

以前は全身麻酔下に大開頭・被膜摘出術(図3)が行われていましたが,現在は石灰化した慢性硬膜下血腫,難治性再発性慢性硬膜下血腫などの特殊例以外には大開頭術は行われていません。通常の慢性硬膜下血腫に対しては一般に穿頭やtwist-drillによる閉鎖式血腫ドレナージあるいは穿頭(12ヶ所)に加えて血腫排液・血腫腔内洗浄術(以下,穿頭血腫洗浄術4)を行うのが主流です。穿頭血腫洗浄術は血腫被膜を残したままですが,血腫除去による減圧と血腫内容の洗浄除去により出血源となる被膜の炎症性変化を消退することができ,本来の吸収過程に向かわせ血腫腔の消滅を図るもので,本疾患の治療法として今日普遍化された手技です。又近年では血腫が多房性で難治性の症例などに内視鏡を併用した穿頭血腫洗浄術も行われています。さて実際の穿頭血腫洗浄術ですが,通常は局所麻酔下に行い得ますが,患者様の協力が十分に得られない場合(不穏など)や呼吸障害などがある場合は全身麻酔下に行います。一般に術後きわめて早期より症状は改善しますが,血腫腔の消失はCTスキャン上数週間を要します。とくに高齢者においては長期化する場合が少なくありません。(以下省略)

 

 以上で大体この病気の様子がつかめた。

彼が8月末にゴルフ場で頭部を損傷し(救急車で病院へ駆け込んだという)、それから3週間以上(あるいは1か月位)経って発症したということがこの病気の症状・特徴に符合するし、高齢者(確か79歳?)でもあることなどからも理解できる。発症の状態や、いつ入院・手術したかは定かでないが、入院中である最近でメールを2回もしてくれているから、経過は順調と信じたい。

早くお見舞い・激励に行きたいと思う。


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