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2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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≪「温めない」シリーズ≫
 冷え性の人は体を冷やせ
「女性に多い冷え性ですが、体を温めると改善されると思ったら大間違いです。人類を含む哺乳類は恒温動物ですから、環境によって体温は変わりません。我々の体には体温を調整する体温調節中枢があって、外側から体を温めれば温めるほど汗をかいて体を冷やそうとします。だから、どんなに長湯をして体を温めても、その後に湯ざめをします。
 冷え性を本当に直したいなら、コタツに入ることではなく雪かきをすることです。体を温めるのではなく、冷たい外気にあたりながら体を動かすのです。そうすると、次のようなことが起こります。
 ①筋肉を動かすことによって、筋肉中のグリコーゲンという糖が燃焼して
  熱を発生する。
 ②筋肉収縮によるポンプ作用によって、末梢の血液が送り返され、血の
  巡りが良くなる。
 ③首を冷やすと体温調節中枢が働いて脂肪を燃焼させ、体温が上が
  る。
 もうひとつ、冷え性を治すための画期的な方法、それが『水シャワー』です」

 「水シャワー」で冷え性を治す
「まずは、簡単な方法として手足の水シャワー。朝起きたら風呂場に行って、ひじから先、膝から下を水シャワーで冷やしたください。その後、乾いたタオルで良く拭いてクリームを塗ります。数分で手足がポカポカしてきます。
 次に本格的な水シャワーです。お湯のシャワーを浴び、体をなで洗いしながら、温度調節を絞って3段階ぐらいで水にしていきます。まずはぬるま湯を背中から掛けます。またちょっと温度を下げて背中にかけます。最後はぐっと温度を下げて頭から水を浴びます。途中で中止しても結構ですが、慣れてくると快感になっていきます。乾いたタオルで全身を乾布摩擦すると体がポカポカしてきます。水を浴びることによって、体温を調節する機能が刺激されて内臓脂肪が燃えるからです。」
≪この本格的な水シャワーを昔から実行しています。冷え症ではありませんが、夏でも冬でもやっています。夏は、さっぱりして気持ちがいいのですが、冬はちょっと勇気が要ります。冬の場合は少しづつ温度を下げて行くのがいいようです。≫

 体を温めると痩せない
「痩せるために半身浴をしたり、サウナに入ったりしている人がいます。でもズバリ言いますが『体を温めても痩せないですから』・・・・。
 お風呂に入ってたっぷり汗をかくと脂肪が燃焼すると勘違いしていませんか? 脂肪は発熱物質ですから、寒い時に燃焼するのです。体を温めると体温調節中枢が体を冷やそうとして汗をかかせます。ただ水分を喪失しているだけですから、湯上りに水を飲んだらすぐ元通り。
冷えたビールを飲んだら逆に増えてしまいます。
 本当に痩せたいと思うなら風呂は『カラスの行水』。温まらない程度にざっと入って、最後に水を浴びてください。」

 肩を揉んでも肩こりは治らない
「肩こりの原因というのは、肩の周りの筋肉にあります。但し、筋肉痛とは別です。
 筋肉痛が運動などによる筋肉の『使いすぎ』によって起こることはよく知られていますが、これに対して肩こりは、肩の筋肉の『使わなさすぎ』によって起こるのです。
 一昔前までは、畑を耕したり、薪を割ったりと、上体の筋肉を使うことが多かったのですが、今は多くの人がデスクワーク主体の生活をしています。その為、肩甲骨の周りの筋肉を使う機会が更に少なくなり、そこに血液がうっ滞してしまいます。それによって肩に痛みが生じるのが、肩こりなのです。肩をもんでもらった時は、このうっ滞した血液が流れるので、一時的には治ります。しかし、肩甲骨周りの筋肉を使っていなければ、また血液はうっ滞して、肩こりがまた起こってしまいます。
 根本的な解決はというと、肩甲骨の周りの筋肉を使う事。その為には『4本の足で歩く』即ち床を拭く、とか『窓拭き』によって肩こりが解消されます。」


 腰やひざの痛みは減量で治る
「腰の痛み、膝の痛みのほとんどは肥満が骨や筋肉に負担をかけて痛みを起こしているからです。肥満を解消するという意味でも食事の量または回数を減らすことと歩くことが大切です。特に体重が重い人の場合は、腰やひざへの負担を軽くするために、最初のうちは浮力のある水中でウオーキングした方がよいでしょう。やがて、体重が減ってきて腰や膝への負担がさほど心配いらなくなってきたら、地上を歩くようにします。」

 ケガをした時こそあるく
「本来のリハビリの意味は、『社会復帰』をさします。(もし病院に入院しているならば)一日も早く退院して、通勤や仕事をしながら機能を回復すべきです。働き盛りのお父さんが、脳卒中で倒れると、親孝行な娘さんが出てきて、『お父さん、もう無理しなくてもいいから』と車いすに乗せて、何から何まで面倒を見てしまうことがあります。けれどもそれを1ヵ月間続けると、本当に歩けなくなってしまいます。
 アメリカでは同様の場合、まだ意識もうろうとしている病人に対して、『とにかく立ち上がれ、前にあるいてみろ、今それをやらなかったら2度と歩けなくなるぞ』といってすぐに歩かせます。使われなくなった途端に機能というのはどんどん失われて行ってしまうため、やはり多少無理をしてでも体の機能はどんどん使わなければなりません。」
≪この話に似た体験。「中国の整骨院では、骨折してもすぐその日から歩かせます。そうすることで早く回復するのです」・・・25年前、ソフトボールで脾骨を骨折した私に
、そう言って聞かせてくれた八王子の有名な整骨院の先生の言葉を思い出した。ギブスをせずにリハビリし、1カ月余りでスキーに行けるようになったことがある≫

 <終わりに>  
 分かっているなら「すぐやる」「すぐやめる」
「ここまで色々書いてきましたが、実は皆さんは何が体に悪くて、何はよいかということは、ほとんど分かっているのではないでしょうか。病気になった時に(病院に)泣きついてくるくらいであれば、今のうちに何が良いか悪いかということを、本書を参考にして分別し、実際に行動してください。
 ・朝起きて、目覚めのたばこが良いのか悪いのか。
 ・道を歩くときに、紫外線が強くて車の排気ガスに汚染された大通りが
  良いのか、それとも空気の比較的きれいな裏道・細道・日陰道の方が
  よいのか。
 ・車に乗って通勤するのと、歩くのとどちらが良いのか。
 ・胃がもたれているのに更に暴飲暴食するのと、しばし絶食するのとど
  ちらが良いのか。
 ・早寝・早起きと夜更かしのどちらが良いのか。
 これらのことが分かれば、今日からでもすぐに始めて行くことによって、医者の力を借りずに自分の力で直していくことができ、更に直すだけでなく、若返ることが出来るということです。
 この本では、生活習慣の改善によって体が若返るという理論を解説していますが、そのほとんどは私自身が実践し、実証してきたことばかりです。この本を読んで納得できたことから一つひとつご自身の体で試してください。20歳若返ることは夢ではないのです。」


≪これまで、「若返りには『心・美・体』の調和が・・・」その1~9まで
の記事は、下記の本より任意に抜粋・アレンジしたものです。≫

[著書名]
 「20歳若く見えるために私が実践している100の習慣」
[著者]
 南雲 吉則氏(ナグモクリニック総院長)
[発行所]
 (株)中経出版 2012年3月24日第1刷発行

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