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2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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先日、20年来の友人から突然メールがあって、『「慢性硬膜下血腫」(まんせいこうまっかけっしゅ)になり手術し入院中です』という知らせがあった。

 氏とは、20年前に前々職場で一緒に苦労したが、お互いに退任後も時々ゴルフや会食等で旧交を温めてきた仲で、3年前には二人でスペイン旅行にも行ったことがある。最近では9月中旬(20日)に会食・2次会までお付き合いを頂いたのである。そういえば、その時、「先月(8月末頃)息子たちとハワイへ行ってゴルフをした際に、カートの運転を誤って頭を打ってしまった」という話があった。

 

 ところで、「慢性硬膜下血腫」とはどんな病気だろうと調べてみた。以下は

「日本脳神経外科協会」のホームページからの解説コピー(抜粋)である。

 

1.慢性硬膜下血腫について

慢性硬膜下血腫とは、頭部外傷後慢性期(通常12ヶ月後)に頭部の頭蓋骨の下にある脳を覆っている硬膜と脳との隙間に血(血腫)が貯まる病気で、血腫が脳を圧迫して様々な症状がみられます。慢性硬膜下血腫は通常、高齢で男性に多く見られます。一般的には軽微な頭部外傷後の慢性期(3週間以降)に頭痛、片麻痺(歩行障害)、精神症状(認知症)などで発症します。年間発生額度は人口10万人に対して12人とされています。原因は一般に頭部外傷で脳と硬膜を繋ぐ橋静脈の破綻などにより硬膜下に脳表の髄液などと混ざった血性貯留液が徐々に被膜を形成しつつ血腫として成長するとされています・・・・・・(以下省略)。

2. 慢性硬膜下血腫の症状の特徴について

軽微な頭部外傷が原因とされていますが、頭部外傷があったかどうかわからない場合(例えば,酔っぱらっていた、少し呆けている人など)も1030%に存在します。一般に外傷後3週間~数カ月以内に発症します。50歳以上の高齢者の男性に多くみられます。その他発症に影響する因子として1)大酒家,2)脳に萎縮がある(頭蓋骨と脳の間に隙間が多い),3)出血傾向がある場合や脳梗塞の予防の薬(抗凝固剤)を飲んでいる場合、4)水頭症に対する短絡術などの術後,5)透析、6)癌が硬膜に転移している場合などがあげられ、慢性硬膜下血腫を生じやすい条件として注意を要します。症状としては,典型例では頭部外傷後.数週間の無症状期を経て頭痛、嘔吐などの頭蓋内庄亢進症状,片側の麻痺(片麻痺)やしびれ、痙攣、言葉がうまく話せない(失語症)、呆けや意欲の低下などの精神障害とさまざまな神経症状が見られます。これらの症状は高齢者では潜在する脳萎縮により頭蓋内圧尤進症状は少なく,痴呆などの精神症状,失禁,片麻痺(歩行障害)などが主な症状です。呆けだけで発症する慢性硬膜下血腫もあり、比較的急に呆け症状が見られた場合には慢性硬膜下血腫を疑うことも重要です・・・・・・・(以下省略)。

3. 慢性硬膜下血腫の診断について

症状より壮年~老年期の男性で頭痛,片麻痺(歩行障害,上肢の脱力),記銘力低下,意欲減退,見当識障害、痴呆の精神症状が徐々に進行する場合,まず本疾患を疑うことが診断の第一歩です。高齢者などでは老人性痴呆,脳梗塞として扱われている場合が少なくありません。もちろん成人でも男女問わず頭部外傷後数週間経過してから前述のような症状が見られたならば本疾患を疑うべきです。特に飲酒家で数カ月前に頭部外傷の既往があればより本疾患である可能性が高いといえます。画像診断として,まず通常の頭部単純X線撮影での診断は特殊な石灰化した慢性硬膜下血腫以外は不可能です。診断を確実にするにはCTスキャン(図2)あるいはMRIが有効かつ必須です。

<以下、次回>

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 10月7日(金)11時頃より、西新橋から銀座通り、中央通りを通って日本橋室町3丁目まで、全長2.6キロのオリンピック・パラリンピックのメダリストたちのパレードがあった。
 本日、参加のメダリストはオリンピック・パラリンピック合計で87名という(実際にはあと10名ほどのメダリストがいるらしい…ほかの大会に出場とかで欠席しているのもありとか)。
 朝から青空が広がり、絶好のパレード日和。集まった観衆は80万人という。ともかく、平和な日本ならではのパレードであった。

 その日、朝8時頃、いつものように地下鉄三越前で下車し、地上に出たところ≪日本橋口≫、中央通り・三越前交差点周辺には、同じ青色のユニホーム?を着た、若い男女が群がっていた。
 何事か?と思って警備員らしき若者に聞くと、「パレード」の準備だという。「ここは何時頃通るのか?」と聞くと、「11時50分頃です」という。まだ4時間くらい前のなのに・・・。
 パレードは、銀座通りから中央通りを通って、日本橋ガードをくぐって、三越前を通過し室町3丁目までコース。

 午前中の仕事もそこそこに、昼食(ちょっと早めだが)を兼ねて会社を出る。目的の場所は、三越前~日本橋交差点あたり。毎日通る道だが、予定通過時刻にあと15分なので、半蔵門線で現地に向かう。予定より5分ほど前に目的地周辺に到着。日本橋ガード下を通って、某証券会社前に陣取る。約10分後にパトカーを先頭にパレードが近づく。
 大きな拍手の中で2階建てのオープンカーに乗った選手たちが、笑顔で手を振り応える。選手たちは思い思いのポーズでみんな嬉しそう。
 オープンカーの先頭車両には、パラリンピックのメダリストたちが皆にこやかに手を振っている。引き続いて、体操男子の若い選手たち、男女の卓球選手、バドミントンの選手、陸上男子リレーのメンバー、柔道男女のメダリストたち、水泳の男女選手たち、重量挙げの女子選手等々、あの興奮を与えてくれた顔、顔、顔…。日本チームが、幅広い種目で活躍したことが思い起こされる。こんな感動を、できたら日本全国の人に味わってほしいものだと思う。

 今から46年前、私が東京に出てきたときの勤務地は、この中央通り・室町3丁目にあった。
そして今、勤務地は日本橋人形町であるが、毎日ここ中央通りの「三越前」で乗り降りしている。
ちょっと大げさに言うと、私の庭を「パレード」が通っているようなものだ、と一人勝手に解釈している。そんな私の事情は誰も知る由がないが、なんとなく一人で感慨にふけっているようだった。

 あと4年後に、再びここで「パレード」を見たいものである。
 

 

 

 

 

 

 以下は、厚生労働省のホームページより調べた「肺炎球菌」に関する情報(抜粋)である。

 

Q1.肺炎球菌感染症とはどんな病気ですか?

A1. 肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、主に気道の分泌物に含まれ、唾液などを通じて飛沫感染します。日本人の約35%の高齢者では鼻や喉の奥に菌が常在しているとされます。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、気管支炎、肺炎、敗血症などの重い合併症を起こすことがあります。

 

Q3.高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンの定期接種はいつから受けられますか?

A3. 平成26101日から開始されています。

 

Q4.高齢者を対象とした肺炎球菌ワクチンの定期接種は何歳で受けられますか?

A4. 平成27年度から平成30年度までは、該当する年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳、100歳となる方と、60歳から65歳未満の方で、心臓、腎臓、呼吸器の機能に自己の身辺の日常生活活動が極度に制限される程度の障害やヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に日常生活がほとんど不可能な程度の障害がある方は定期接種の対象となります。
 但し、すでに「ニューモバックスNP23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン)」を接種したことがある方は、対象とはなりません(Q6参照)。
また、現時点では、定期の予防接種を受ける機会は、平成30年度までの該当する年齢となる年度のみとなります。

 

Q7.過去に肺炎になったり、肺炎球菌感染症にかかったりしたことがあるのですが、定期接種の対象者になりますか?

A7. 肺炎の原因は様々な原因でおこり、また肺炎球菌には多くの血清型がありますので、過去に肺炎や肺炎球菌感染症にかかっていても、定期接種の対象になります。

平成28年4月1日から平成29年3月31日までは以下の方が対象となります。

1.経過措置の対象となる方

対象者

生年月日

65歳となる方

昭和26年4月2日生 ~ 昭和27年4月1日生

70歳となる方

昭和21年4月2日生 ~ 昭和22年4月1日生

75歳となる方

昭和16年4月2日生 ~ 昭和17年4月1日生

80歳となる方

昭和11年4月2日生 ~ 昭和12年4月1日生

85歳となる方

昭和 6年4月2日生 ~ 昭和 7年4月1日生

90歳となる方

大正15年4月2日生 ~ 昭和 2年4月1日生

95歳となる方

大正10年4月2日生 ~ 大正11年4月1日生

100歳となる方

大正 5年4月2日生 ~ 大正 6年4月1日生

 

Q14.高齢者の肺炎球菌の定期接種はどこで受けられますか。?

A14. 定期接種の実施主体は市町村になります。お住まいの市町村にお問い合わせください。

 

<高齢者肺炎球菌 予防接種について…2016.101調べ>

 

 

 後期高齢者医療保険への加入(強制)とそれに伴う被扶養者の国保への変更手続きがやっと終わったと思ったら、「高齢者肺炎球菌 予防接種」というご案内が市役所から届いていた。

 なにこれ? と、そのお知らせをよく見ると、こう書いてある。

 「このお知らせは、国の定める2016年度の定期予防接種の対象年齢に該当し、201141日以降に町田市の高齢者肺炎球菌予防接種費用助成制度を利用して接種を受けた記録がない方にお送りしております。

 

と書いてある。そして主な事項として、

 1)助成期間    2017331日まで(4月以降は対象外)

 2)助成対象    年齢65歳・70歳・・・・100歳まで(5歳刻み)で、これまでに

一度も肺炎球菌ワクチンの接種を受けたことがない方

 3)実施場所    市内の各受託医療機関(別紙が添付されている)・・・要予約

 4)接種費用    医療機関に支払った金額から4,000円が助成される

           (結果として、3,500円程度自己負担となる)

 <予防接種に接種義務はありません>・・・接種したら助成が受けられるというもの

 

 注意事項

 ×予防接種を受けることが適当でない人

    ・過去5年以内に接種を受けたことがある人

    ・発熱のある人(37.5度以上)  

    ・重篤な急性疾患にかかっている人

    ・アレルギー反応のある人 

    ・医師によって接種不適当と判断された人

▽医師と相談が必要な人・・・日常生活が極度に制限される人、障害を有する人

▽他の予防接種との間隔・・・他のワクチンを接種している場合、それぞれ間隔が必要

▽予防接種を受けた後の一般的注意

   ・接種後24時間は副反応の出現に注意

   ・高熱やけいれんなどの異常が出現した場合は、速やかに医師の診察を受ける

   ・接種後1時間経過すれば、当日の入浴はOK

   ・過激な運動、大量の飲酒は、24時間は避ける(水泳、筋トレなどは禁止された)

   ・接種部位は清潔を保ち、こすらないようにする

 

という理解で、今回実施した。皮下注射であったが、利き腕ではない方の腕に注射した。しばらくは注射の後に少し痛みが残ったが、翌日はほぼ回復した。

 その日は、運動をやめ、アルコール(晩酌)も中止した。

 

 <以下、次回>

 

 今から約20年前。その男は、神奈川県にある建設機械メーカーで管理職定年(55歳)を迎え、会社の紹介による別会社へ転籍することとなった。転籍先は、同じ市内にある電子部品製造装置を生産する中小企業であった。

 ポジションは管理部長。財務・経理、総務・人事等いわゆる事務・管理部門を統括する部署であるが、加えて、数年先にIPOを目指すという大目標・準備委員長も受け持つことになった。

就任直後から連日、早朝から深夜まで、ほとんど休日もない日が続いた。今なら、“ブラック企業”並みの日々であった。このままだと体力的に持たない! と思った男は、職住近接を図るためやむなく家族連れ(当時は4人家族)での転居を決意した。

 それから3年後、やっと上場を果たした男は、常務取締役として引続き7年間、CFOとして職責を全うし役員定年を迎えた。65歳であった。この時は、疲労困憊、体はボロボロとなり、もう会社勤めはこれまでという思いがあった。

 

 退任が真近かに迫った6月上旬に、それまで10年間お世話になった会計監査人A氏(代表社員)から、こんな話があった。

「退任後はどうされるのですか? もし、決まっていないなら、ある国立大学(大学院)で内部監査役を探していますが、よろしければ推薦しますので、やりませんか?」。

 男は、非常勤(週1回程度の出勤)ならばということで、二つ返事で引き受けることにした。

 公務員の世界は、初めての経験で、それなりに新鮮な気分で仕事に集中できた。

 

 それから1年余りが経った頃、前職の時代に非監査業務等でお世話になったことがある公認会計士B氏から、突然、他社の常勤監査役の就任話が舞い込んだ。

「もう常勤はしませんか?  実は、渋谷のインターネット会社でIPOをめざし常勤監査役を探しています。どうでしょうか?」

男は考えた。もう現役はやめたのだし、だいいち体力が持つだろうか? そし

て考えあぐねた末に、主治医に相談したのであった。

曰く、「常勤は、(過重とならない範囲であれば)週5日でも規則正しい勤務あれば、精神的、肉体的に良い刺激にもなり、かえって体にはよいと思う。それに今は健康状態も良好ですから、あと10年は大丈夫ですよ」と太鼓判を押されて、決断した。

 

かくして常勤生活に再び戻って約7年余が過ぎた。男はこの間、仕事の合間を

見ては老骨にムチ打って受験勉強(?)に励み、69歳の時にIPO実務検定試験をクリアし、その時を待ったが、とうとう実現することはなかった。

主治医に言われた「あと10年は大丈夫」の終盤に近くなった頃、会社分割が

あって、小さな新会社の監査役としてラストランを始めた。

 

そんな折、以前に前職の監査役会で4年間、一緒のメンバーだった元非常勤監

査役C氏(公認会計士)から、新たに他社の常勤監査役就任のはなしが持ち掛けられた。紹介された会社の概要、事情等を聴くうちに、男のこれまでの経験がすべて生かせる最後の機会かもしれないと考えた。もともと、「招きを受ければ喜んで他国に赴く」主義であったが、何よりも、この企業の理念、目指す事業・社会貢献が気に入ったのである。

 

何という不思議な縁であろうか。一度は現役を引退した人間が、まるで“犬も

歩けば棒に当たる”ように話が舞い込んで、それも悉く(3回とも)公認会計士からの話である。

今や、監査役は会計監査人を選・解任する立場である。

この男は、その会計士諸氏から、“監査役に逆指名(?)されたようなもの(は

なし)である。

これを運と言うべきか、宝くじを買っても当ったためしのない人間だ。が、会

計士諸氏との出会いは、ハズレではなかったと思うべきだろう。

 

男は思う。これはきっと男が信条とする“生涯現役・社会貢献”に対する神様

からの思し召しと思うしかない。そして、三たび、監査役の道を歩み始めたのである。

 男はこの秋、75歳を迎えた。


(月刊監査役 No.659 シリーズ「談」掲載文より一部修正したもの)

 

 



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