2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
<ビジネスの現場だより・・その6>
≪通勤時歩行のススメ≫
ある企業での健康診断データの分析結果です。
「週5日の通勤に、片道21分以上歩く人は、将来高血圧症になる危険がほぼ3割予防できる」という。
この結果からすると、家は遠いほどいい。
「勿論、駅に近い人でも、1駅か2駅手前で乗降することで歩行時間を延ばすことができる」・・これを実践しているのが私だ。
なぜ歩くのが高血圧の予防にいいのか。
「特に朝の通勤時には、少し息がはずんだり、動悸を感じるくらい、サッサ、と歩くと心臓・血管系のいいトレーニングになる」それが血圧のコントロールに利く。むろん肺の呼吸機能を良くする効果もあるという。
最もぶらぶら歩くのもいい筋肉運動で、糖分や脂肪分がエネルギーとして使われる。だから糖尿病予防や肥満防止には、ぶらぶら歩きを取り入れるのもよいそうだ。
往きに、サッサ、と歩いたら、帰りは、ぶらぶらがお勧めとか。
そうすると、心臓、肺のトレーニングと、糖分、脂肪分の燃焼が交互に出来、両方合わせてオールラウンドの健康づくりができるという。
因みにこれとほぼ同じことを実践(朝晩片道3キロ余り、約30分の歩行です)して2年ですが、
血圧:110-70前後
体脂肪量:6.2Kg
体脂肪率:11%
が、維持されています。ちょっと気にしている人にお勧めです。
≪長生きの秘訣≫の昔話を紹介します。
(1) 気は長く
務めはかたく
色薄く
食細うして
心広かれ
(2) 長命は、粗食、正直、日湯(ひゆ)、陀羅尼(だらに)
折々御下風(ごかふう)遊ばさるべし
天台宗の高僧に天海(てんかい)という人がいた。・・108歳まで生きた?と言われている。
3代将軍徳川家光が「長生きの秘訣は何でしょうか」と尋ねた。
それに対する天海の答えが、この歌の2首だったと伝えられる。
「務めはかたく」とは、仕事をきちんとやる、という事。
「色薄く」とは、色事には淡白に。
「食細うして」は、粗食であれ、の意味だ。
2首目の、
「日湯」は、毎日風呂に入って、体を清潔に保つという心得。
「陀羅尼」はお経のこと。僧が読経を欠かさないように、自分の本
文をきちんと果たしなさい。
「御下風」はおなら。時にはガス抜き・息抜きしなさいというのに通じる。
<現代人にもしっかり当てはまる教えと思われるが・・・どうか>
PR <ビジネスの現場より・・その5
> 先日 日本監査役協会主催で「老舗企業大国ニッポン」―100年以上の継続企業であり続けるための条件―というタイトルの講演会がありました。
講師は拓殖大学教授 野村進氏。
氏の著書:「千年、働いてきましたー老舗企業大国ニッポン」で熱く語られているが、講演の要旨を簡単にパワーポイント風にまとめてみました。
後日、著書も読みました。 講演では、「なぜ日本にだけ老舗企業が生き残るのか」が語られて大変面白く聞きました。講演の要旨は次のようなものでした。 ≪世界最古の会社が、日本にある≫
「金剛組」・・大阪の建築会社(寺や神社を建築)
西暦578年創業(飛鳥時代)
現在当主31代目(当主には養子も多い)
≪創業200年以上の会社が世界で7000社ある≫ うち 日本・・・・・・・・3000社 ドイツ・・・・・・・・800 アメリカ・・・・・・・14 中国・・・・・・・・・・9 インド・・・・・・・・・3 韓国・・・・・・・・・・0 ≪日本には創業100年以上の老舗が10万社(軒)以上もある≫ このうち会社(法人)が 20,000社 またモノ作りが 45,000社(軒) ある ≪携帯電話に、創業100年以上の老舗の知恵が詰め込まれている≫ (1)福田金属(京都)・・・・・創業1700年 金箔の技術で 携帯の折り曲げ部分(銅箔加工)を作る (2)東洋通信機(神奈川 現エプソントヨコム) ・・・・・創業1891年 「水晶発振器」 で電波の送受信部品開発 (3)田中貴金属(東京)・・・創業1885年 金属ブラシの開 発で携帯のバイブ機能を創る ≪倒産する老舗も多いが、見事な逆転劇で蘇った老舗企業もある≫ (1)秋田のつぶれかけた精錬所 ・携帯や家電のリサイクル に精錬技術を応用して、 金・銅・プラチナを取り出 す(創業1884年 同和鉱 業・小坂鉱山) (2)広島の“公害企業”が世界最先端の リサイクル技術を開発 ・弁柄(赤色顔料)製造の 技術から、クレジットカー ド、切符、携帯などの記 録用磁性粉(黒色)の開 発(創業1823年 戸田工 業) ≪なぜ、日本に老舗企業が集中しているのか、その3つの理由≫ (1)被侵略と内戦の期間のなさ ・昔から日本は隣国に侵略されていない (中国や韓国は侵略を受けている) ・・・・老舗が生き残る原則 (2)継続を美徳とする価値観 ・“まんじゅう作って100年”、とかを日本 の美徳・特色としている (3)モノ作りを尊ぶ伝統 ・自分の手で作る、社長自身が作るとい う伝統がある(社長は手を染めないとい う国が多い) ≪つぶれない老舗企業に共通する3つの特徴≫ (1)適応力・・・応用力がある (2)許容力・・・時代を受け入れる力、他者を許容する 心(養子、ピンチヒッター)を持つ <外国:血族にこだわる、他人を信用し ない=3代以上続かないといわれる> (3)本業力・・・本業の延長線でやる(本業と関 連がある) ≪“老舗”とは、世界に発信できる日本文化である≫ ・多角経営の老舗はダメになる・・・本業を大事に ・3方良し・・・売り手よし、買い手よし、世間よし(世 の中の役に立つ)・・儲けるを優先しない ・伝統は革新の連続・・・伝統は守りではなく、攻め の連続 <著書には、この他に色々有名な“老舗”が登場していました。お勧めの本です。 「千年、働いてきましたー老舗企業大国ニッポン」 著者:野村進 角川新書版> <部下と子供の叱り方>
中国・明代に呂坤(りょこん)という官僚で警世家(世間の人に警告を発する人)がいた。
「その『呻吟語』(しんぎんご)という著書の中に、叱る側が犯してはならない6戒が出てくる」という。
1.その忌むる所を指摘することなかれ。
「本人が嫌がることを、ぐさり、と言ってはなりません」
=プライドを傷つけるような、あるいは能力や努力を否定するような言
い方をしないこと。誰にも誇りがあるし、自分の力を否定されたいと
は思っていないからだ。
2.ことごとくその失う所を数うることなかれ。
「本人の欠点を、洗いざらい数え立てるようなことをしてはいけない」
=こういう上司が時々いる。一つのミスを叱るのに、ついでに、あれも、
これも、と並びたてる。この際だから云ってしまえ、というのは困る。
3.人に対することなかれ。
「他の人と比較して叱るな」
=誰それさんはきちんと出来るのに、どうしてあんたはできないのッ、
とやる。これは世のお母さんがしばしば犯す誤りである。・・覚えるの
が早い子も、遅い子もいます。得手、不得手もあります。親のイメー
ジを勝手に押し付けられては、子供の方が迷惑です。
4.峭直(しょうちょく)なることなかれ
「厳しく叱り過ぎないこと」
=厳しく叱り過ぎると、相手を追い詰めてしまう。それよりは、自分自
身に厳しい父親、あるいは上司の姿を、黙って子供や部下に見せるべきです。
5.長く言うことなかれ
「いつまでもくどくど叱り続けるな」
= これは、ある会社の知人からこぼされたのだが、
あとで 叱 あとでゆっくり叱るためにメモを取る上司がいるという。 その場では叱らないが、叱りどき、と思うとそのメモを 引っ張り出し、おまえは何月何日にこういう事をした、 とや とやり始め、とどまるところがない。 ・・反感を招き、 恨みを買うだけ。叱るなら短く、ピシリ、と。 6.累(かさ)ねて言うことなかれ
「同じことを二度叱るな」
=同じことを二度叱るのも反発を呼びます。
(「読むクスリ」・・上前淳一郎著より)
皆さんは心当たりないですか? <私も少し心当たりがあって・・・反省です・・・7月29日記> ≪肩書はどこに置く≫
郵便番号は7ケタ。
郵便番号を正しく書きさえすれば、
「住所の市区町村名(行政区名)の記載がなくてもお届けします」
と郵便局ではいっている。
たとえば、
東京都渋谷区南平台町16番28号は
、 南平台町16番28号
だけで届くことになる。
ただ、郵便番号を間違えて書くと、どこへ行ってしまうか分からないこともあるので、
「出来るだけ市区町村名(行政区名)から記載していただくことをお勧めします」
と郵便局は念を押している。
*
では、続いて会社名、肩書、名前をどう書くか。
一般的な様式とみなされている書き方が存在する。
①住所の下に1字離して(縦書きでは左側に1字下げて)会社名を書く。
②その下に更に1字離して(縦書きでは左に1字下げて)肩書を書く。
③その下、封筒の中央に、更に1字離して(縦書きでは左側に1字下げて)名前を書く
例えば、
南平台町16番28号
株式会社SF
お客さまサービス部長
鈴木一郎様
*
・相手に肩書が二つある時、たとえば取締役で営業部長だったら、
「取締役を先に、二つとも書く。どちらか一方だけというのは失礼です」
・ワープロであて名を打つ時には、全体の活字が同じ大きさでもいいが、手書きの時には肩書だけ少し小さく書く。
・宛名を縦書きする時には、これをそのまま縦にする。
・先方の名前を間違えて書くのは論外だが、正式社名(正字)を使う。相手の名前を勝手に略字にしてはいけない。(証券→證券、製鉄→製鐵等)ワープロは、そんな事は知らずに活字を打ち出してくるから、気をつけたい。
≪海外ひろい話・・その1≫
千葉工業大学の教授が、アメリカでの学会に出席するためフロリダのホテルに泊まった時のこと。
手持ちの円をドルに替えようと、若くて明るい感じの美女がいるサービスカウンターに寄った。愛想よく1万円札を受け取った彼女は、デスクの上のファイルを広げて見比べ始めた。
偽札じゃないか、一応チェックするつもりなんだなーー先生は思った。
「ところが、そのうち彼女の顔から微笑が消え、眉間にシワが寄ってきたんです」
見比べるのをやめると電話機を取り、あちこちへ電話しだした。低い声で、真剣な表情になっている。
やがて、きっ、とこちらに向き直った彼女は言った。
「これは偽札です。両替できません」
「え!? この札のどこがおかしいんですか」
驚いて問い返す教授に、彼女は答えた。
「ファイルのカラーコピーにあるこの模様が、あなたの1万円札にはありません」
彼女が指さす“模様”を見た教授は、思わず噴き出した。
そこには漢字で、こうあった。
「見本」
*
さて、
「それは、サンプル、という意味の日本語なんですよ」
と教授から教えられた彼女は、1万円札を持ったままサービスカウンターを走り出て、ロビーの端にある日本人団体客のためのツアーデスクへ行った。
そこで「本物」と太鼓判をもらって帰ってきたときには、こぼれんばかりの笑顔が戻っていた。
「すみません。あたし、このカウンター勤務になったばかりで、1万円札を見るのが初めてだったものですから。怒ってらっしゃらないでしょうね?」
「怒ってなんかいるものですか」
先生はにこやかに応じた。
とさ。
*
≪海外のひろい話・・その2≫
今年の1月に海外研修があって、シアトルに3日ほど滞在した。
帰国前日に、全員(8名)で夕食会を行った。
夕食会の後、ホテルで2次会と相成った。
全員がすっかり打ち解けていい雰囲気の中、その場解散となった。
*
さて、その場の精算は、「ルームナンバー:××、Harenov、S」
と、サインしたはずなのだが・・・。
翌朝、フロントでチェックアウトしたけれど、昨夜の請求がついてない。
慣れない英語で、昨夜のレストランの件を申し出るも「それがすべてである」
と、涼しい顔でこちらを向いている。
それでも日本人の馬鹿正直さ(?)で、もう一度現地案内人を介して再調査を依頼したが取り合わない。
「自分が出した精算書に間違いはない」
こう言って取り合わない自信もいいが、日本的経営・応対ではたいてい「そうですか、では調べますから少々お待ちください」が当たり前ですが・・・。
「ここまで申し出たのにそういうのであれば、このままにしておきましょう」
との現地案内人のすすめにより、その場を失礼した。
*
その1週間後、我々が利用した旅行会社を通じて請求させてほしい旨の連絡があった。
米国でも指折りの品のいい街シアトル。でもホテル&ホテルマンは日本の2流以下のように思えた。
間違いはどこにでも誰にでもある。要は状況判断をいかに行うか、いかに臨機応変に対応するかである。我々がたまたま旅行会社を通じた旅行者であったから、そこを通じて回収できたが、これが一個人宿泊者であったなら、後日回収は難しかったかもしれない。
「だからあのとき請求ありませんかと言ったのに・・」と言ってやりたかった。
あの傲岸なホテルマンは今はもういない・・・・かもしれないが。
*
「リスクはどこにでもあり、どこでも発生する。要は、発生を予測した事前予防コントロールと、発生後の対応と是正をいかに迅速に行うか」である。
米国は内部統制の先進国だが、サービス業については“日本式”の方が優れているように思うがどうか。
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