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2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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5年振りの戦友>
昨日、5年振りに前職の時の戦友(と言うと失礼だが)S氏と会った。氏は、約10年ほど前、軽度の脳梗塞を発症し半身の痺れ・痛みにより、止むなく・・・現役を引退された。
 
技術・開発立企業の中心であった氏の抜けた穴はあまりにも大きかった。本人は脂の乗り切っていた年代(確か54~5歳の頃)で、取引先の一流企業の技術屋諸氏からも厚い信頼・評価を受けていて、正に会社の看板であった。本人にとっては、志半ばでの突然の発症ということで、その悔しさは計り知れない。
 
発症から数年は、ともかくリハビリに専念するしかなかったのだと思う。
研 究熱心・向学心の塊のような彼は、その間に少しづつ色々なことを始めたらしい。前回(5年前)お会いした時に聞いた話では、料理を研究している話があり、 私にもやるべきだと勧める程であった。確か、畑もやっている話もあったように思う。そして、その後気象予報士の資格も取って、いま漢字検定にもチャレンジ しているという。先日は、見事、漢検準1級に合格した。
 
彼との出会いは、1997年 の春。IPOを目指しその推進役を仰せつかった私は、色々と会社の改善に着手したが、そんなある日、私が提案した意見に対して、『あなたの意見は大企業の 理論だ!・・ここは中小企業である』と喝破されたことがある。私も負けずに「これから会社を発展させ、大企業を目指そうとしているのではないか」と反論し たことがある。どちらもある部分正論と思われるが、今だったら、「業種・業態、会社の規模・諸事情に合わせた体制づくりが肝心」というところになる。当時 の私は説明不足だったと反省している。
 
また、『自分はIPOは反対である。上場したら色々と大変な ことが多くなるが、みんな覚悟はできているのか』という発言もあった。時々、上司・部下に関係なく歯に衣着せぬズバリの発言が彼の持ち味であるが、そうし たことから損な面もあったようである。しかしそんな彼の性格は抜きにして、冷静に考えると、彼の意見はいつもオーソドックスで、核心をついていた。ある時 期から私は彼とのコミュニケーションをよく取るようにし、相互理解を深めるように努めた。彼の生き方は、いつでも真っ向直球(頭脳)勝負であった。直球に 威力のない(頭の切れが悪い)私は、変化球に頼ることがしばしば。そんな私に、『あんた達(事務屋)の仕事は虚業だ!。自分達は10(イチ・ゼロ)の世界・実業である』と叱られた
 
一 見、厳しくて気むずかし屋に見えるが、内面は繊細で気配りも十分すぎるほど出来ている人である。この日でも、私との会食の前に、私の会社のことやブログの ことなどしっかり見てきたという。『それぐらいは(会う人のことを)事前に知っておくべきだと思うから・・・』という。ここまでやる人はあまりいない。つ くづくいい人に巡り合えたと思う。
 
やっと上場を果たしたのが20001220日である。余り感慨はなかったが、彼から、『よくやってくれた。これからは協力するよ」と一言あったことが何より嬉しかった。
 
この日は、18時藤沢にて会食。ヘビースモーカーの氏はすっかり影を潜め、スマートになって健康そのもの。話すほどに酒が進む。
私 事で、「他社からの業務支援(兼務)依頼があって悩んでいる」との話には、一も二もなく『乞われているならやるべきだ」とハッパ掛けられたり、別の戦友か ら「海外旅行に一緒に行って欲しいとの話がある」とのことでも、『奥さんを亡くした人は大変寂しさを感じていると思うので、是非行ってあげるべき』とこれ も後押しする。
かれこれ、中ジョッキ各1+日本酒2合×8本、付き出し、刺し身盛り合わせ・おでん盛り合わせ・湯豆腐、おにぎり4個。
よく飲み、よく食べ、よく駄弁りの4時間余りを過ごした。
帰り際に、5年毎では長過ぎる、今度からは3カ月毎位にしないか?との話もあって、その折にはもう一人・戦友が増えそうな気配である。
 
いい戦友に出会えたと思う。
<2013.3.28 藤沢にて戦友と語ら
う>
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<父と娘の会話・・・>
 先日、何年振りかで娘(長女)が訪ねてきた。
「お父さん元気?」と、誰かに似た甲高い声が玄関口で響いて・・・、
「オウ-ッ久し振り、元気かい?」約2年以上会っていないと思う。その間は電話では話しているが、顔を合わせるのは久し振りである。
 
「少し太ったんじゃない? 頬がふっくらとしているみたいだけれど・・・」と私が言うと、
「あら、頬の肉が地球の引力に負けてしまったのかしら?」だって、なかなかしゃれたおとぼけだ。冗談話ではぐらかすのは親譲りのようだ。
 
 そういえば、昨年の今頃だったと思うが、「海外旅行につれてって!」とせがまれたことがあった。結果としては、彼女の仕事の都合で果たせないままになっている。いつか実現してあげたいと思う。
 
 今日(320日)は、彼女の結婚記念日で、母親と食事をした帰りだった。
母から色々もらいものを一杯手に持って、帰り際に、「お父さん体に気をつけてね」と、いつものように言い残して帰って行った。
 
 大した会話のない父・娘だが、言いたいこと・聞きたいことは分かっている。、短い会話と様子からお互いにそれを感じ取る、そんな昨今である。
 今朝、出勤途上で、池尻大橋から見えた目黒川緑道の桜がきれいでした。もう7~8分咲きでしょうか。
 この分だと、週末から日曜日あたりが満開となるでしょう。(素人予報士の予想です)

 私の中学時代の同級会は、毎年この桜の時期に上野公園で行われます。
 2週間ほど前に案内があって、「4月7日(日)に行います」・・・とある。
 それから1週間して、気象庁の開花予想が、東京地区開花は3月17日頃、満開は3月23日頃と出た。

 桜がなくても、十分楽しめる同級会であるが・・・。私の同級生には気象予報士はいないのです。それでも半世紀(55年)前からの同級会です。

 会うのが楽しみです。 


 

「バツイチ」という用語(?)があるようだが、個人的にはあまり好きでありません。
 一般的には、「男性・女性の区別なく一度は結婚したものの離婚・死別して現在独身である状態のこと、一度離婚・死別した経験を持つ人のことをさす俗称」、として使われているようだ。
  
 籍を抜いた際に戸籍原本に記入される大きなバツ(×)印が語源であるとされる。
もっとも、最近では戸籍簿の電算化が自治体により進められている。電算化された戸籍簿では在籍者が死亡又は離婚しても「×」印はつかなくなり、代わりに『除籍』と記載されるようになった。   
 
「結婚情報サービスなどによる結婚パートナー探しやそれによって結婚するカップルが増えており、一度結婚に失敗した人に対して暗いイメージを持たれないように面白い表現で表現しようとしたこと、そして、トレンディドラマで台詞として頻繁に使用されたことから、次第に定着していったものと考えられる。1980年代後半から使用されたとする説もあるが、1991年頃から新聞紙上等で用いられるようになった。1992年9月に離婚した明石家さんまが離婚会見で用いたことから急速に浸透し、『現代用語の基礎知識1993年版にも若者用語として掲載された」とある。(「wikipedia」より)
 私はこの言葉は嫌いである。世の中にはいろんな事情の人がいて、一生懸命生きてきた人が運悪く死別したとか、真面目に努力して生きてきた人達がやむを得ない事情で離婚せざるを得なかったとか気の毒な人もいるし、、お互いに(あるいはどちらかが)不真面目な人生を送って来た為に離婚・・・・色々な事情・ケースがあるでしょう。それを全て「×」イチと表現するのはいかがなものかと思う。
 他人がそういう人を指して「バツイチ」という時には、「蔑む」(さげすむ)あるいは「軽蔑」するように聞こえる。時には、自ら堂々と「私はバツイチです」と言う人がいる。多分に自嘲気味あるいは正直に言われるのでしょうが、あまり感心できない。なんでも正直にいえばいい訳ではなくて、慎み深さもある程度必要です。少なくともあまり積極的に言う筋合いのものではないでしょう。だいいちあの言葉の響きからは、品格が感じられないと思うのだが・・・・どうだろう。
 


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