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「テレワークどうですか?」・・・経験者1000人に聞いてみた

(資料:朝日新聞 2021.1.13 夕刊より)

その前に「テレワーク」とは、【ICT(情報通信技術)を活用し、時間や場所を有効に活用できる柔軟な働き方】だという。インターネットなどのICTを利用することで、本来勤務する場所から離れ、自宅などで仕事をすることができる。

tele=離れた所 と work=働く を合わせた造語。

在宅勤務、モバイルワーク、リモートワーク、フレキシブルワークプレイスとも呼ばれる(ウイキぺディア)

 

☆  これは「新型コロナ下で広がったテレワークで、日本人の働き方は変わるのか。経験者1000人を対象にしたインターネット調査と回答者のインタビューからのニュース」という。

☆  ネット調査から、

「テレワークで仕事と私生活のバランスが変化したか?」

  「私生活重視に」が   39%

  「仕事重視に」は     5%

  「変わらない」が    56%

  「通勤時間が不要になり心にゆとりができた」 : 全体で62%

   (東京+3県だと  7割に達する)

 ☆インタビュー・・・その1

   <こんな人間らしい暮らしがあったんだ!>

   都内の証券会社で働く神奈川県の男性(41歳)は話す。

   独身で独り暮らし。毎朝7時半の会議に出るため、6時過ぎに出て電車を乗り継い

で出勤していた。2,3台のパソコンを持ち歩くこともあり、通勤は苦痛そのものだ

った。帰宅は夜10時を回り、夕食の買い物もできなかった。

   それが在宅勤務となって一変した。仕事が終わった瞬間にふろにもベッドにも入れ

る毎日。心の余裕も生まれた。同時に「会社にいるからこその無駄」も改めて実感し

た。職場では、作業の店舗が同僚と合わないとき、仕事中を装って意味なくパソコン

をいじる時間があった。いまは自分のノルマをひたすら急ぎ、後で調整するやり方に

変わった。画面越しの会議は、無駄な発言も減って効率的になったと思う。

 

「非効率」「顔合わせの意味痛感」

 ・テレワークで「会議の時間」は、     減った  39% > 増えた17%

 ・仕事の「やりがい」は、         減った  26% > 増えた 6%

 ・効率は、                減った  28% > 増えた15%

 

 

☆インタビュー・・・その2

<仕事の質への満足度は下がった!>

・鉄道会社に勤める名古屋市の男性(27歳)は、テレワークは想像以上に非効率と感じている。「必要なデータがほしいとき、会社なら上司や同僚の様子を見て、すぐに頼める。テレワークだと、メールで依頼して返事を待たなければいけない」。導入前は、自由度の高い働き方と期待していたが、「今は会社で顔を合わせる意味を痛感している」

     

   ・システム関連会社に勤める都内の男性(57歳)は、若手の成長に影響が及ばさな

いかと心配する。自分が新人の頃、先輩が取引先に丁寧に事情を説明してくれたこと

で、トラブルを回避できたことがある。「プログラムは家でも書けるし、効率もいい。

でも人との交渉ごとは、先輩の背中から学ばないと習得できない」と話す。

 

 

☆ インタビュー・・・その3

  <在宅勤務者にイヤミ・・・上司の意識が課題>

・「在宅の○○さーん」

 都内の建設会社に勤める女性(42歳)は、オンライン会議での部長の呼び掛けに、

とげを感じた。部長は毎日出社している。部員の間でも「イヤミだ」と話題になり、

以後、女性は会議のある日は出社することにした。

会社は「可能な範囲で在宅勤務を推奨している」が、部長の本音が違うのは、態度

でわかる。「自宅では、5歳の娘が近づいてきて集中できない」と相談した時も、「そ

んなに大変?会社にいる人のほうが大変だと思うけど」と言われて絶句した。

部内で毎日のように出社しているのは部長も含めて50代のベテラン男性ばかり。

「つい来ちゃうんだ」と冗談交じりに言われ、笑うに笑えなかった。「会社に来るのが

仕事と思っている」

 

  ・都内の不動産会社で経理課長を務める女性(47歳)は、社内のデジタル化の壁にぶ

つかっている。関係書類の持ち出しは禁止なので、会社の資料庫に取りに行かなけれ

ばならない。伝票にハンコを押すためだけに出社することも。在宅勤務は週2回より

増やせないでいる。システム担当の同僚に聞くと、「ある程度お金をかければ、改良で

きるんだけど、会社が・・・〕と言われた。女性は「工夫次第なのに、テレワーク環

境を整備しようという意識が上層部に薄い」と話す。

 

 

 

☆ (再び)ネット調査から、

集中できる場所・・・3人に1人なし

  在宅勤務の環境についても聞いた。3人に1人(34%)が自宅にテレワークに集中できる場所が「ない」と答えた。子育て世代と重なるからか、30代が「ない」46%と高かった。自宅以外でテレワークしたことのある人は全体の22%。

場所を選択肢の中から複数回答で選んでもらうと、

  「喫茶店やファミレス」が・・・・・・・86人と最も多く

  「マイカー」             78人

  「実家や知人の家」          67人

  「ネットカフェ」           58人

年代で違いがあり、

  「20代~30代」は、・・・・・・・「実家や知人の家」

  「50代」は・・・・・・・・・・・「マイカー」

が、それぞれ最も多かった。       

 

★ 私の体験記

 ・年齢が年齢だから(傘寿?)、同年代の情報があまりない。同職種仲間&関連職種人達

との情報交換・はなし等・・・。

 ◆ 昨年の例であるが、在宅勤務と言われて2か月余り家に閉じこもっていたら、

   足が動かなくなり、驚いて医者に飛び込んだら、こういうのを“エコノミック

症候群”といい、バイアスピリン(血液サラサラの薬)を処方された、と言う。

(70代後半の上場会社監査役の例)

   ◆ 同じ時期で、初めての「緊急事態宣言」が発出されたころ、朝から晩までコロ

ナ関連ニュースのオンパレードで、毎日がうんざりの日々が・・・続いた。そ

んな時期に、なぜか血圧が上昇し続けた。2か月くらい原因不明の高血圧が続き、

主治医に、やや強めの降圧剤を処方してもらったが、依然高いレベル(150前後

の指標)が続いた。“すわ! コロナ感染か?”・・・少々焦った!

そんなある日、仕事柄時々接触のある産業医の先生から、「それは、コロナのプ

レッシャーのせいだよ」と言われた。「知らず知らずのうちにプレッシャーとな

り、血圧が上がったんですよ。心配ないよ」

その言葉により、ほっとした私は、その晩から、血圧がストンと下がって元通

りとなった。

   ◆ 会社では、業種柄(WEB コンテンツマーケテング)一部の職種を除き、かなり

の部分・社員は在宅ワークが可能である。現在(2021年1月)も、概ねフルリ

モートワークで稼働中である。私は、週1,2日の出勤で対応中である。

   ◆ 在宅ワークでは、現物確認等を除き、通信網が完備され、情報共有されており、

ほぼ、通常業務が流れている。パソコン処理できるものは自宅で処理可能だが、

私の場合は、半日は、図書館又はカフェでの作業している。残り半日では、資

料の整理や、情報収集(読書、ネットサービス等)を行っている。

   ◆ 通勤時間の節約(1日約3時間)や旅費の節約があるが、外部情報が通信に限ら

れるのが、ちょっと気分的に不満・物足りなさを感じるときがある。

まるで非常勤役員の役割だが、この程度でよければ、もう少し(数年?)社会

貢献を続けたいと思っているが・・・。

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