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2007年7月発足以来続いている一期一会の飲み仲間
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世界で一番人気がある国[日本]・・・その2
 
<頂きます>(いただきます)
 ―『ミシュランガイド』が東京を絶賛する理由
 
 『ミシュランガイド東京2008』が発売されると大きな話題となった。
 発売日に9万部売れたのは、ミシュランの歴史上初の快挙だったという。東京版の発売で最も衝撃が走ったのは欧州だった。なぜなら、星(☆)付の店の数は2008年版東京が150軒で、同年版パリの74軒の2倍以上に上り~中略~。(因みに、2010年版東京は197軒、同パリは77軒である)
 
 『ミシュランガイド』第6代社長ジャン・リュック・ナレ氏がインタビューで東京が高い評価になった理由を次のように述べた。
 「パリを美食家の都市というが、東京は驚くほど素晴らしい飲食店が多かった。多くの人々が料理を楽しんでいるからだ。日本料理はクオリティーも素晴らしい。シェフのレベルもどの都市よりも高く、何よりもシェフ固有の技術が良く伝授されていた。特に私が高く評価したのは専門性だ。~中略~
 私が行った飲食店はほとんど寿司店、刺し身店、焼き鳥店、うどん店など専門店に細分化されていた。こうした特性から日本の飲食店の相当数はだれも追いつけない専門性を確保していた。当然、いい評価につながる」
 
 『ミシュランガイド』は、パリ万博があった1900年にタイヤメーカーミシュラン社が創刊したドライバー向けのガイドブックから始まった。
 レストランに☆をつけて評価する方式が導入され、その調査の匿名性、公正性や妥当性などから、ミシュランの格付けはフランスの美食家たちにとって、最も信頼のおける指標となった。
 フランスでは☆が一つ付くたびに30%ずつ売り上げが上がると言われている。したがって、レストラン経営者にとって、☆が付くかどうか、またいくつ付くかは経営上、重要な要素となる。
 
 
『いただきます』という言葉。
 古来、日本人にとって食事をすること自体が神事だった。食事は神からの賜り物で、料理はいったん神に供え、祈りをささげてから、お下がりとして頂くものだった。食前と食後に、食事に向かって一拝一拍手をするのが日本における食事への感謝の作法である。
 「いただきます」という言葉は、もともと「あなたの命を頂きます」という意味である。人が生きていくためには、動植物の命を摂取し続けなくてはならない。日本人はおそらく縄文時代から、食事をするたびにこのように大自然の恵みに感謝してきた。だから、昔から、米を一粒でも食べ残すと目がつぶれると言って、子供たちに米を大切にする心を教えてきた。日本人の食事に対する意識は異邦人とは全く異なるのである。食事を神と考える日本人の感覚も、日本人が料理を究めた一つの要素ではないだろうか。・・と作者は言う。

<以下、次回に・・・・・2011.7.6記>
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